寒いとき、怖いときなどに無意識にできるブツブツ。毛穴を閉じて熱の放散を防ぎ、体毛を立てて空気の層を作り保温。もともと皮膚に備わっている体を守る機能。

当人们感觉寒冷或害怕时会不自禁地起鸡皮疙瘩,毛孔紧闭防止热量的发散,体毛会竖起来形成可以保温的空气层,这是皮肤本来就具备的一种保护身体的机能。

鳥肌は立毛筋という筋肉の収縮によるもの

鸡皮疙瘩是由“立毛肌”收缩引起的

急な寒さや恐怖に見舞われたとき、腕などに生じる肌のブツブツ。羽毛をむしり取った後の鳥の肌に似ています。

当我们感受到突如而来的寒冷或恐惧时,手腕等处的肌肤会产生一粒粒的凸起,看上去就如同拔掉羽毛的鸟类皮肤一样。

私たちの肌にも体毛が生えており、その1本1本の根元には立毛筋(りつもうきん)という筋肉が付いています。立毛筋は交感神経の支配を受けていて、寒さや恐怖などの刺激を受けると交感神経が緊張するので、立毛筋は自分の意思とは関係なしに反射的に収縮、毛穴は閉じられ、肌に沿って斜めに生えていた体毛が立ち上がります。同時に毛穴の周囲の皮膚が持ち上がるので、鳥の肌のようにブツブツ状態になるのです。

我们人类的皮肤上生长出毛发,而这一根根毛发的根部附着在叫做立毛肌的肌肉组织上。立毛肌会受到交感神经的支配,在受到寒冷或惊吓等刺激后,交感神经兴奋,立毛肌不会随意运动,而是会产生反射性收缩,毛孔闭合,在皮肤上倾斜着生长的体毛就会直立起来,与此同时,直立的毛发又会带起毛孔周围的皮肤,因此就会产生如同鸟类的皮肤一样的一粒粒凸起的状态。

鳥肌の種類ー寒冷刺激、恐怖心、感覚刺激などで現れる

引起鸡皮疙瘩的因素:寒冷刺激、恐怖心理、感官刺激

交感神経を緊張させるのは、先に挙げた寒冷刺激や恐怖、さらには感覚刺激といったことが考えられます。

说到能使交感神经兴奋的因素,首先想到的是寒冷刺激和恐惧感,再来就是感觉刺激了。

●寒冷刺激|寒冷刺激

急に強い寒冷刺激を受けると交感神経が緊張、立毛筋が無意識のうちに収縮して毛穴を閉じ、体の熱が外に放散するのを防ぎます。この立毛筋の収縮は人間に限った現象ではなく、体毛のある動物(哺乳類)や羽毛のある鳥などでみられます。

突如其来强烈的寒冷刺激会使得交感神经兴奋,立毛肌无意识地收缩,毛孔闭合,由此来防止身体的热量向外释放。这个立毛肌收缩的现象并不只存在于人类的身体中,凡是有体毛的动物(哺乳动物),包括有羽毛的鸟类等机体都会产生此现象。

特に体毛や羽毛が発達している動物や鳥では、それらが立ち上がることで皮膚の周りの空間に空気の層ができ、保温の効果を高めます。進化して体毛がきわめて少なくなった人間には、この保温効果は望めそうにありませんが。

特别是对于体毛或羽毛茂密的动物和鸟类,竖立的体毛或羽毛能够在皮肤外围形成空气层,以此来提升保温效果。人类随着不断的进化,体毛越来越少,自然也就不能期望体毛竖立后有什么明显的保温效果了。

●恐怖心|恐怖心理

一方、強い恐怖を感じる場面に出くわしたときにも立毛筋が収縮して体毛が立ち上がり、鳥肌が現れます。鳥肌がよく見られるのは腕のほかに脚など体毛がよく生えている部位ですが、体毛は全身に生えています。「全身に冷や水を浴びせられたようにゾッとした」とか「総毛立(そうけだ)った」などと言う場合が全身鳥肌状態になることを表しています。

另外,突然间遭遇强烈的恐怖场景时,也会出现立毛肌收缩,汗毛会直立,皮肤出现鸡皮疙瘩的现象。虽然鸡皮疙瘩大多会出现在手臂、腿部等体毛生长茂盛的部位,但其实全身各部位都长有汗毛。“像是全身被泼了冷水一样发抖”、“毛骨悚然”等说法就是形容全身起鸡皮疙瘩的状态。

ただし、顔には鳥肌が見られません。これは人間の進化の過程で顔の体毛が退化し立毛筋も退化しているので、実際は鳥肌が立つのだけれど目立たないだけ、といわれています。

但脸部却很少出现鸡皮疙瘩,这是因为人类在进化过程中脸部汗毛和立毛肌都已几乎退化了,虽然也会出现起鸡皮疙瘩的现象,但已很难用肉眼察觉到了。

恐怖に対する立毛筋の反応は、外的に襲われそうなときに鳥や小動物にもよく見られる現象です。これは体毛を立ち上がらせることで自分の体を大きく見せ、敵を威嚇(いかく)しているのだと考えられています。

面对恐怖心理立毛肌出现的这种反应,是鸟类及小动物在遭遇外敌侵袭时会产生的现象,据说是因为动物体毛直立后会使自己的体型显得更强大,以此来达到威吓敌人的目的。

●感覚刺激|感觉刺激

感覚刺激による立毛筋反応とは、例えばこんな場合です。トイレで用を足したくてギリギリまで我慢しながら公衆トイレの人の列に並んでいるけれど、なかなか順番が回ってこないようなとき。あるいは面接試験を前にしてひどく緊張し、武者震いをしたようなとき。このような場合にも鳥肌が立つことがあります。

下面举例介绍在感觉刺激引起的立毛肌反应的例子。比如,突然想上厕所,看见公共厕所外面人们排着长队,而自己快要忍不住了,无法等到轮到自己上厕所的那种感觉。又如,面试、考试之前感到非常紧张以至于颤抖的感觉。这些场景下也会起鸡皮疙瘩。

感動を表す表現としても一般化

作为形容激动的状态的用语而普遍使用

以上ご紹介したような鳥肌が立つ現象は決して病的なものではなく、もともと皮膚に備わっている体を守る機能が正常に働いている証拠といえます。ちなみに、非常に感動したときにも「鳥肌が立つ」という表現が使われることもあります。例えば、スポーツの国際試合で選手が大活躍したときとか、コンサートで素晴らしい演奏を聴かされたときとか。

上面这一系列介绍说明起鸡皮疙瘩的情况绝不是一种疾病,而是皮肤保护身体机能的一种正常生理现象。值得强调的是,在及其激动的状态也会使用“鳥肌が立つ”这个说法来形容。例如体育选手在国际比赛中大显身手的时刻,或是人们聆听到极好的音乐演出的时刻等等。

このような場面で「鳥肌が立つ」と表現することに対して一部では、「誤った使い方ではないのか」という異論があったようです。もともとの使われ方からすると確かにおかしいことになりそうですが、現実には感動の場面で「鳥肌が立った」と表現されても違和感を持つ人は少ないかもしれません。

不过对于在以上场合下使用“鳥肌が立つ”来形容激动的状态这种用法,也有一部分人提出异议,认为这种用法是错误的。从字面原本的意思来理解,确实让人觉得有点奇怪,然而在现实生活中,对激动到起鸡皮疙瘩的状态感到奇怪的人并不多。

言葉は時代とともに使われ方が変化していくものですから、感動したときに「鳥肌が立った」と表現する用法は、もはや一般に認められていると考えてよさそうです。でも、すごく感動した場面で本当に鳥肌が立つかどうか、皆さんも一度確認してみてはいかがでしょう。

随着时代变迁,语言的使用方式也在不断变化着,但用“鳥肌が立った”来形容感动状态的用法早已被大众认可。话说,在特别感动的情况下,身上是否真的会起鸡皮疙瘩呢?这一点就留给大家亲自去确认吧。

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