少子化対策研究のひとつとして結婚に関する研究も行っている立場上、「国際結婚ってどうなっているのでしょうか」という質問を受けることが少なくない。

现在关于少子化对策研究之一的结婚研究正在进行,有不少人问“国际婚姻变得怎么样了呢”?

特にこの質問はいまのところ100%、男性読者からの質問となっている。

特别是提出这个问题的100%都是男性读者。

男性の50歳時点・結婚経験なしの割合が4人に1人まで増加し、男性の未婚化が加速している状況の中、男性読者からの国際結婚への期待議論は当然、あると思う。

现在男性五十岁还没有结过婚的比例增加到每四人中有一人,我想,在男性未婚化加速的背景下,男性读者对国际婚姻的期待议论当然是有的。

そこで本稿では、国のデータから、日本国内で婚姻届が提出されるケースの国際結婚 (日本国内における国際結婚)の推移、ならびに最新状況をお伝えしてみたい。

本稿将从国家的数据出发,给大家介绍一下日本国内所提出的结婚申请中的国际婚姻(日本国内的国际婚姻)的发展、以及最新情况。

意外と少ない国際結婚割合

国际婚姻的比例意外的少

日本は四方を海に囲まれた島国であることから、国境が陸続きであるヨーロッパやアメリカの人々のようには、外国人と出会うことができない。地図上、日本列島の西側には中国・韓国など大陸があまり遠くはない位置にあるが、東側は太平洋が広がっており、海を超えた出会いには限定的な地理条件の国である、といえるだろう。

日本是一个四面环海的岛国,不像国境毗连的欧洲和美国人一样能见到外国人。在地图上,日本列岛西侧的中国、韩国等大陆国家所处的位置离日本并不远,但是日本的东侧是广阔的太平洋,可以说是一个跨海才能有邂逅的具有地理条件限制的国家。

そのような地理的条件からか、この20年間の推移を見てみると、国際結婚の割合はあまり多いとはいえない状況が続いている。

从这样的地理条件来看这20年间的推移,国际婚姻的比例并不多,并以这样的状态持续发展着。

ここ5年間、国際結婚割合は3%台で推移している。10年前に一時的に増加はしたものの、20年前の割合に再びもどって推移していることから、日本における近年の国際結婚割合はほぼ3%台であると見ることが出来るだろう。

最近5年间,国际婚姻约以3%的比例发展。10年前虽然一时增加,但回顾20年前的比例,就可以知道日本近年的国际婚姻比例大约是3%。

国際結婚の上位の組み合わせから見えてくるもの

从国际婚姻的上位组合中所看出的…

図表では単純に20年前と2016年を比較しているだけであるが、ここ5年間の推移をみても、1番多い組み合わせは「日本人夫と中国人妻」であり、全国際結婚のうち30%前後で推移している。フィリピン妻との組み合わせはその半分の15%前後で推移しており、日本人男性の国際結婚についてみると「アジア妻との結婚が約8割で、最も多いのは中国人妻」となっている。

虽然图表上只是单纯比较了20年前和2016年的数据,但是从这5年间的发展来看,最多的组合是“日本丈夫和中国妻子”,维持在占所有国际婚姻的30%左右的状态。和菲律宾妻子的组合是其一半,占15%左右,从日本男性的国际婚姻来看“日本人和亚洲妻子结婚的比例占八成,最多的中国妻子“。

一方、日本人女性の国際結婚の方はどうであろうか。一言で言うならば、多様である。ここ5年間の推移を見ると「その他の国」の夫が最も多い状況が続いている。

另一方面,和日本女性结婚的外国人是怎样的呢?一句话来说那就是多种多样。从这5年的发展来看,来自”其他国家“的丈夫人数为最多的状态始终持续着。

この傾向は10年前の2006年でも見られているが、全国際結婚の割合の中で見ると20年間で6%台から9%台へとその割合を伸ばしている。妻が日本人のパターンの中の割合で見ると、2016年単年では、その他の国の夫の割合が32%、韓国・朝鮮・フィリピン・タイの近隣アジア夫が41%、アメリカ・イギリス夫が21%となっているが、この5年間の傾向で見ても、割合の多様さはあまり変わらない。韓国・朝鮮・フィリピン・タイの近隣アジア夫が約4割、アメリカ・イギリス夫が約2割、その他の国の夫が約3割で固定化している。

这个倾向在10年前的2006年也可以看出,从所有国际婚姻的比例中来看,这20年间从6%左右增长到9%左右。妻子是日本人的情况,只看2016这一年,丈夫来自其他国家的比例是32%,韩国、朝鲜、菲律宾、泰国这些邻近国家的亚洲丈夫有41%、美国、英国丈夫有21%,从这5年的倾向来看,比例的多样性并没有发生什么改变。韩国、朝鲜、菲律宾、泰国这些邻近国家的亚洲丈夫约有4成,美国、英国丈夫约有2成、其它国家的丈夫约有3成,正在逐步固定化。

このことから、アジア妻が8割で固定化している日本人男性の国際結婚に比べて、日本人女性の国際結婚は、かなり多様性をもっている、と分かる。

从这件事可知与日本男性的国际婚姻相比,日本女性的国际婚姻更加具有多样性。

この20年間で見られる大きな変化とは

这20年间可以看到的大变化是

この20年間で見られる日本における国際結婚の大きな変化は、パートナーの国籍の詳細の変化の話ではない。この20年間で全結婚における国際結婚の割合はあまり変わらないものの、その中身において「日本人妻と外国人夫」(日本人女性の国際結婚)の割合が実は着々と増加している、ということである。

从这20年里可以看到,日本在国际婚姻中的大变化并不是配偶国籍的具体变化。在这20年间所有婚姻中国际婚姻的比例都没有怎么改变,但是在这之中“日本妻子和外国丈夫”(日本女性的国际婚姻)的比例实际上是稳步增加。

10年前は国内における日本人男性の国際結婚と日本人女性の国際結婚が8:2であったのに対し、最近では日本人女性の国際結婚が増加傾向にあり、7:3へと変化してきている。少なくともこの5年間を見る限りでは、日本人女性の国内における国際結婚での割合は増加の一途である。

10年前国内的日本男性和日本女性的国际婚姻比例是8:2。与此相对,最近日本女性的国际婚姻正在增加,朝着7:3变化发展。至少从这5年来看,日本女性在国内的国际婚姻比例始终增加。

特に男性の結婚のイメージへの多様化が鍵となるか

今后男性对于结婚想法的多样化或许会成为关键?

本稿での結果も含めると、やはり女性側においては結婚への価値感が、大きく変わってきているのではないか、ということが示されているように思えなくもない。

从本稿的结果来看,果然女性一方对结婚的价值感发生了很大的变化。

「男性が年下だったり、自分の学歴未満の学歴であったり、いろいろな国の国籍の方であったりしても、別にいいのかも」そんな声が聞こえてくるようにも思われる。

也有人认为“即使男性年纪比自己小、没自己学历高,不是日本人,也没什么”。

国勢調査における50歳時点での結婚経験なしの最新状況を見ると、男性が4人に1人、女性が7人に1人である。この未婚化データと照らしあわせて考えるならば、日本の未婚男性が「女性が年上だったり、学歴が上だったり、いろいろな国籍の方だったりしても、とりあえず多様な女性に積極的にあってみよう、チャレンジしてみようかな」という気持ちをもったその先に、もしかすると待ち望んだ運命の人がいる可能性は、低くないのではないだろうか。

从国势调查中50岁还尚未结婚的最新状态来看,男性中每4人中有1人、女性每7人中有1人。参照未婚数据来考虑的话,抱着“即使女性比自己年纪大、学历高,不是日本人也无妨,暂且积极地去邂逅不同的女性,试着挑战一下” 这样心情的日本未婚男性,说不定遇见自己期待的命中人的概率不会低吧。

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