内閣告示の「外来語の表記」では、片仮名は外国の地名・人名、外国語、外来語ならびに擬声(音)語や動物の鳴き声に使うことを原則としています。しかし、出版物などにおいて、アクセントを表記する場合、電報文の表記などこれ以外の場合にも片仮名表記が用いられるのが通例となっています。学術的名称としての動物名や化学物質名の表記にも通常片仮名表記が用いられます(「イヌ科イヌ属」「バラ科サクラ属」など)。

内阁告示的《外来语的标记》中,片假名原则上是用来表示外国的地名、人名、外语、外来语以及拟声词或者动物的叫声的。但出版物等文章中为了强调重点,也会在电报文等以上之外的场合使用片假名的情况,这已经成为惯例。学术性的动物名、化学物质名等通常也用片假名表示。(例如“犬科狗属”、“蔷薇科樱属”等。)

したがって、学術的な細目として動植物を問題にする場合には片仮名表記が用いられます。また、学術的な文脈において動植物について触れている場合にも片仮名表記が用いられる傾向にあるといえます(例えば、旅先で遭遇したものとして表記される場合に「山猫」であるものが、その生態について述べるときには「ヤマネコ」と表記されるということになるでしょう)。

因此,在以动植物为类进行学术上的细分时,则用片假名表示。在学术类文章中涉及到动植物的部分时也有使用片假名表示的习惯。(例如:在记载旅途中偶遇“山猫”时,对其有关生态特征进行记录的时候,则标记为“ヤマネコ”。)

とはいえ、これはあくまでも通例として行われていることですから、拘束力を持つものではありませんし、実際にはこれから外れる表記も目にします。平仮名表記では語の識別支障をきたす(読みにくい)と判断される場合にも、片仮名表記・漢字表記が選ばれることがあるようです(書籍・記事等のタイトルのように、前後に文脈がない場合は別ですが)。

然而,这些表示方法终究是惯例致使,并没有什么约束力,实际上我们也会看到与这些情况都不符合的表示方法。如果用平假名书写有导致语言识别障碍(难读)的情况,这时便会选择用片假名标记、汉字标记(像书籍、记事等的标题,没有上下文的情况下则另当别论)

例えば、犬・猫が平仮名や片仮名で表記されるのに比べ、牛・馬は平仮名で表記されることが少ないかもしれません。実際の傾向は数えてみなければわかりませんが、牛・馬にくらべて犬・猫はわれわれの生活により密接で、さまざまな文脈・見地から問題にされるため、表記のあり方も多様であるということが言えるかもしれません。とはいえ先述の語の識別の問題が考慮されれば平仮名表記は避けられるのではないでしょうか。

例如,与狗、猫等平假名或片假名表示相比,牛、马很少用平假名表示。实际的倾向性不统计的话无从得知,但与牛、马相比,狗、猫与我们的生活联系更密切,根据各种上下文、立场的不同、标记的方法也多种多样。但是如果考虑到前面提到的单词识别问题的话,则会避开使用平假名表示。

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