夏休み期間中とあって、遊園地などでは親子連れが列をなしてジェットコースターなどの絶叫マシンの順番を待っている。ワクワクした様子の子供に対し、親の表情は引き攣っているように見える。「教えて!goo」を見ても「私は絶叫マシンが苦手です」という相談をはじめ、絶叫マシンを楽しめない大人は少なからずいることが伺える。子供の頃は大好きだったはずなのに、どうして?

刚好是暑假期间,在游乐场等地父母带着孩子排队在云霄飞车等尖叫系列游戏设施前等待。相对于兴奋不已的小孩,父母的表情却十分僵硬。在看“告诉我!goo”时也发现有“我不擅长尖叫系游戏设施”这样的咨询,看来无法享受尖叫系游乐设施的成人不在少数。明明孩提时还是超喜欢的,为什么呢?

■子供は恐怖心よりも好奇心が勝る

■孩子的好奇心战胜恐怖心理

まず指摘されるのが、平衡感覚を司る三半規管が衰えたため、という意見だが、それならば乗り物全般に弱くなりそうなものだが、そこで今回は心理面から探ることにした。

首先要指出的是,有人认为掌管平衡感的三半规管衰退是其原因,但这样的话对于所有的乘坐物都会变弱,所以这次就来探寻一下心理层面。

「子供は好奇心が旺盛で、新しい経験を求めて体得しようとする習性があり、絶叫マシンのふわっと浮く感覚などの非日常を求めるのです。恐怖感よりも好奇心が勝るということですね」

“孩子有着好奇心旺盛、追求新的经验想去体会这样的习性,他们会追求尖叫系游乐设施那种漂浮感等非日常感觉。比起恐怖的心理好奇心会战胜一切”

大人になると、そのワクワク感が消えてしまう理由は?

那么成为大人后,兴奋感消失了的理由又是?

「『そろそろ落ちるんだろうな』と予測もできますし、絶叫マシンに真新しさや新鮮味を感じにくいでしょう」と森先生。「新鮮味を失ってしまえば、ただ単に恐怖感や普段の生活では味あわない加速度の不快さしか残らないということもあり得ます」と説明する。

 “能够预测‘差不多要降落了’、很难感受到尖叫系游乐设施的新鲜和新奇了吧”。森老师说明,“如果失去了新鲜感,可能就只留下了恐惧感和平时生活体验不到的加速度带来的不快”

■大人は危険性を重く感じる

■成人会沉重地感受到危险性

大人になると、子供や仕事など守るものや責任が出てくるため、「ここで死んではいけない」という防衛本能が働くことが原因かもしれない。

成为大人后,相继会出现孩子和工作等的需要保护的人事物和责任,所以“不能在这死去”这种防卫本能在运作可能是其中原因。

森先生も「大人のほうが防衛本能が強く働くということは充分に考えられます。守るものがなければ、面白そうと思ったら危険など顧みずに飛び込むことができますが、大人になるとそうはいきません」と同意する。

森老师也同意,“成人会启动强烈的防卫本能,这点是可以充分考虑到的。如果没有要守护的人事物,想着好有趣的样子然后会不顾危险等就跳下去,但成为大人后就不会这么做”。

そして「もちろん実際の絶叫マシンは危険はほぼありませんが」と断った上で、森先生は「本能的な部分では、高い所から落ちるといった危険を感じています」と指摘し、「子供はそれを楽しいと感じますが、守るべきものがある大人は危険性を重く感じてしまうのでしょう」と推測する。

还有,森老师断定,“当然实际的尖叫系游乐设施基本上是没危险的”,并指出,“在本能这一方面,从高的地方落下来的危险性是能感觉到的”,他推测,“孩子觉得那样很快乐,而有守护的人事物的大人却沉重地感受到了危险性”。

■叫べないことで恐怖心が増す

■不喊叫会增加恐惧感

森先生は「子供のように叫べないことも原因として考えられます」とも述べる。「きゃー!!と大きな声で叫ぶのも楽しみのひとつですが、大人は叫ぶことに抵抗を感じてしまいます。無言で乗ると、恐怖感を発散できず、よけいに怖く感じてしまうのです」とのことだ。

森老师说道,“不会像孩子一样大喊大叫也是其中一个原因”。“啊!!大声喊叫也是享受之一,但成人对于喊叫是有抵抗心理的。不声不响地乘坐,无法驱散恐惧感,会更加感到害怕”。

さらに「子供のように絶対的な安心感を持てない」ことも理由に挙げる。「大人は、他人をあまり信じすぎると痛い目に遭うということを経験していますので、『安全バーのロックが外れた事故があったな……』というように、絶対的な安心感のもとで絶叫マシンに自分の命をゆだねるということが難しいのです」(森先生)

而且还举了“没有像孩子一样的安心感”这样的理由。“成人经历过太相信他人而遭遇背叛,所以像‘安全系扣有过掉落的事故……’,要绝对安心地把自己的命交给尖叫系游乐设施是很难的”(森老师)

「絶叫マシンが苦手になるのは、ひとつの成長とも言えますが、寂しいことかもしれませんね」と森先生。「守るべきものや、仕事の疲れ、帰りの電車の混雑など、大人にはいろいろとあるかもしれません。ですが、遊園地に行ったときくらいは子供に戻ったつもりで、はしゃいでもいいのではないでしょうか」とアドバイスする。

森老师说,“不擅长尖叫系游乐设施也可以说是一种成长,但也是一种遗憾”。“应该要守护的、工作的疲惫、回家的电车的混乱等等,成人或许有很多很多(烦心事)。但是,去了游乐场就是想做回小孩子,尽情疯玩有何不可”他是这么建议道。

ところで前半で三半規管について触れたが、「子供は未成熟ですが、一般的には20才頃までには安定してきます」(森先生)とのこと。ただし「睡眠不足や疲れがたまっているなど、ストレスがあると三半規管の調整がうまくいかずに酔いやすくなる」(同)そうだ。

说回前面的三半规管,“(三半规管在)小孩子的时候还没成熟,一般是到20岁左右才会安定下来”(森老师)。不过据说“睡眠不足、连续劳累等等,一有压力三半规管无法好好调整,也容易晕”(同)。

絶叫マシンを楽しむためには普段の体調管理も大切なようだ。

看来为了好好享受尖叫系游乐设施平时的身体调养也是很重要的。

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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