秋の夜長というけれど、ストレスや慢性的な疲労感から睡眠不足に陥りがちな現代人にとって、それは必ずしも快適な時間ではない。いつまでたっても眠りにつけない寝床というのは、なかなか苦痛なものだ。かくいう筆者も寝付きの悪さに悩まされる一人で、毎晩、いかにしてスムーズに入眠するか、頭を悩ませている。

秋天夜长,但对因压力和慢性疲劳感经常睡眠不足的现代人来说,长夜未必让人感觉惬意。很久没有睡意的被窝相当痛苦。这么说的笔者也为难以入眠所烦,每晚都烦恼于如何顺利入睡。

昔から、眠れない時はを数えればいいという。試しに実践してみたものの、途中で数える作業に飽きてしまい、結局いつものように寝床でジリジリ…という有様

之前就听说睡不着的时候可以数羊。也尝试着实践过,但数着数着就烦了,结果还是一如既往心烦气躁地躺在床上…是这么种情况。

数え方が悪かったのか、それともそもそも羊を数えることに効果なんてないのか?臨床心理士の加納ミサ先生に相談してみた。

数法不对还是本来数羊就没什么效果?对此笔者和临床心理士加纳MISA进行了讨论。

「羊を数えることで眠れるかどうかは、状況やその人の性質によります。偶発的に発症した不眠の場合や、暗示にかかりやすい人であれば一定の効果は期待できるかもしれませんが、逆に慢性的な不眠症を患っていたり、性格的に何事もとことんやらなければ気が済まないタイプの人には不向きでしょう」

“数羊是否助眠因情况和人的性情而定。如果是偶发性的失眠,或许可以期待在容易受暗示影响的人身上有一定效果,但相反如果患有慢性失眠症,或者性格上做什么事都要坚持到底的人可能就不适合用这个办法。”

日本でも人気を集めたイギリスのドラマ『Mr.ビーン』に、眠れないビーンが躍起になって羊を数え始め、すべて数え終えたら満足して眠りについた…というコミカルな一幕がある。「そういう、自己暗示の効きやすいタイプには有効な手段になり得るでしょう」と加納先生。

在日本也非常受欢迎的英国电视剧《憨豆先生》中有一幕非常搞笑:睡不着的憨豆跳起来开始数羊,数完之后满足地入睡了…“于自我暗示较强的类型是有效的手段。”加纳医生这么说。

しかも、数え方を工夫することでより高い瞑想効果を得て、眠りに入りやすくすることが可能だという。

并且,在数法上花心思可以进一步促进冥想效果,有助于入睡。

「ポイントは、なるべくリラックスできる心地良いイメージを思い浮かべること。これは一種のイメージ療法で、数を数えることに集中するのではなく、たとえば羊毛のふんわりとしたイメージに身を任せる感覚で、神経をしずめていく練習をするといいでしょう」

“重点是,要尽量想象能让人放松、愉悦的画面。这是一种印象疗法,不要把注意力集中在数数上。比如,可以想象放松地躺在蓬松的羊毛上,进行平静神经的练习。”

数える作業に重点を置くと、どうしても神経を消耗し、むしろ覚醒度が上がってしまう。入眠までのカウントダウンのつもりで羊を数えてみるといいかもしれない。

把重点放在数数上耗神,反而让人更加清醒。把数羊当成入睡前的倒计时可能会比较好。

ちなみに余談ながら、なぜ牛でも馬でもなく、羊を数えるのかというと、これは「sheep(羊)」と「sleep(睡眠)」をかけたイギリスのジョークに端を発しているらしい。そんな、英国紳士とダジャレのミスマッチに思わず吹き出してしまい、またまた覚醒度が高まってしまう今宵である。筆者の場合、羊を数える手法とはあまり相性は良くなさそうだ…。

说个题外话,为什么不数牛不数马而数羊呢?这个可能来源于关于“sheep(羊)”和“sleep(睡眠)”的英国玩笑。想到把英国绅士和拙劣笑话放在一起的不协调不禁笑了出来,今晚清醒度大大提高。笔者貌似不怎么适应数羊法…

声明:双语文章中,中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

小编推荐:
【健康贴士】秋天也会得花粉症,红豆泥?>>>