高視聴率をキープする現在放送中の朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK総合)で、ヒロインの娘の友人である15歳の少年が大人へと成長していく過程を演じている古川雄輝。実年齢は29歳でありながらイノセントな雰囲気を放つ彼は、これまでにも映画『ライチ☆光クラブ』や舞台『イニシュマン島のビリー』などで10代の役を好演してきた。そんないつまでも学生服姿が似合う古川に、初参加となった朝ドラの現場で感じたこと、これまでのイメージの脱却を図るという写真集『unknown』について、さらに30代を目前にした現在の心境を聞いた。

现正在播出的晨间剧《别嫔小姐》(NHK综合)可以说一直保持着高收视率,古川雄辉在剧中饰演了女主人公的朋友从15岁的少年成长为大人的过程。实际上年龄已经29岁的古川雄辉现在依旧给人单纯的感觉,也曾在电影《荔枝☆光俱乐部》或是舞台剧《伊尼什曼岛的瘸子》中多次饰演10代角色。我们对这位无论几岁都十分适合学生服的古川进行了采访,询问他关于首次参演晨间剧的感受和想要改变一直以来给人的印象的写真集《unknown》的想法,以及年至30的心境。

「朝ドラをきっかけにブレイク」は意識していない

没有想要“以晨间剧为契机爆红”

――老若男女が毎朝楽しみにしている朝ドラですが、『べっぴんさん』での初出演が決まったときは特別な感情もありましたか?

——晨间剧可以说是男女老少每天早上都十分期待的作品,当您首次得知要出演《别嫔小姐》的时候有什么特别的情绪吗?

古川雄輝:朝ドラは毎年多くの役者がオーディションを受けているので、そのなかで自分の出演が決まったときは本当に嬉しかったです。ただ、よく言われる「朝ドラをきっかけにブレイク」を意識しているようなところはなくて。とにかく自分に与えられた仕事をきちんとやらなければという気持ちで挑んでいます。というのも、僕はCS放送のドラマ『イタズラなKiss~Love in Tokyo』に出演したのがきっかけで多くの方に知っていただきました。なので、おもしろい作品であれば注目してもらえると思うんです。ふだん僕が出演しているような作品を観る機会がない年齢層の方が、『べっぴんさん』をきっかけに僕のことを知ってくれることが嬉しいです。

古川雄辉:晨间剧每年都会有很多演员接受试镜,在这之中能最终决定由我出演真的十分开心。不过并没有大家经常说的“以晨间剧为契机大火一把”的想法。总之我是抱着好好完成交给我的工作的想法来做的。因为我在CS播放的电视剧《一吻定情Kiss~Love in Tokyo》中的演出让很多人认识和了解了我。所以,我觉得只要是有趣的作品就会被大家认可。如果一些没有看过我作品的年龄层能够以《别嫔小姐》这部作品为契机认识我的话我会十分开心。

――他の現場と同じような意識で朝ドラにも臨んでいらっしゃるということですね。朝ドラだからと力むことなく。

——也就是说您在晨间剧的片场的感觉是和其他作品的片场一样的吧。并没有因为是晨间剧而过分用力。

古川雄輝:作品のなかで自分のツメアトを残そうと考えながら演じるのは、僕にとって余計なことというか……。作品は監督のものだと思っているので、観る人にどう映るかよりも、監督が求めるものをしっかりと表現していくことに集中しています。それが結果として、いい作品、いい演技として世の中に出るので、自分本位の余計な考えは持たない方がいいと思うんです。

古川雄辉:在表演时想着在作品中留下我自己的印记对我来说是很多余的....。我认为作品本身是属于导演的,比起想给观众留下怎样的印象,我更倾向于集中精力将导演要求的内容好好表现出来。这样的话就可以将好的作品和好的演技展现给大家,所以我觉得不要有太多自己的想法会比较好。

――古川さんが演じている村田健太郎くんは登場時15歳でしたが、成長して大人になっていきます。ひとりの人物の成長過程を演じてみていかがですか?

——古川先生饰演的村田健太郎登场的时候年仅15岁,后来渐渐成长为大人。在饰演一个角色成长过程之后感受如何呢?

古川雄輝:健太郎という役を、僕がひとつの型に作り込んでしまったことで、その良い面と悪い面の両方が見えて悩んでいたときに、演出の方が「連続テレビ小説はどんどん人が成長していく物語だから、成長するにつれて演じるキャラクターの性格が変わっても問題ない」と言ってくださったんです。その言葉のおかげでお芝居の構成を変えながら演じることができて、それからは楽しかったです。途中でキャラクターの方向性を変えていいなんてことはなかなかないですから。若い頃の健太郎は徹底的に内気なキャラクターを表現していますが、大人になるにつれて少しずつ堂々と見えるように変えていきました。

古川雄辉:健太郎这个角色对我来说是一个提升自我的角色,在为他的好的面和不好的一面而烦恼的时候导演说“连续剧就是人物的成长故事,随着你的成长饰演的角色性格有些变化也并无大碍。”托这句话的福,我能够一边变化演技的构成一边饰演角色,在那之后真的十分开心。因为从中途改变角色方向性的经历很少。在表现小时候的健太郎的时候完全是一个腼腆羞涩的人,长成大人后就变得越来越坦荡和谨慎。

――ほかにも朝ドラの現場だからこそ経験できたことはありますか?

——还有其他正是因为晨间剧才能经历的事情吗?

古川雄輝:すごくいいなと思ったのは、役者の芝居優先で撮ってくださること。はじめはカメラ位置や自分の動作の映り方を気にしていたんですけど、スタッフの方が「そんなこと考えずに役の気持ちだけで動いていい」と言ってくださって。映画の現場に近いというか、ドラマではそういう現場をあまり経験したことがなかったので、すごくありがたいです。

古川雄辉:让我觉得很棒的是在拍摄时是以演员的演技优先的。一开始表演的时候会在意摄像机的位置或者是自己动作的拍摄效果等等,但是工作人员却说“不用考虑这些事情只需要按照角色的心情去行动就好”。应该说是和电影的拍摄方法相近还是怎样,总之觉得不是电视剧的拍摄片场,我很少有这种经历,真的很荣幸。

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