芥川賞と直木賞は、毎年1月と8月に発表される文学賞です。芥川賞は、純文学の新人作家に対し、直木賞は大衆文学のベテラン作家に与えられることが多いです。候補作が前月に発表され、ちまたでは、誰が受賞するかといったことで話題になることもあります。そもそもこの2つの文学賞はなぜ1月と8月に行われるのでしょうか。年に1度ではなく2度あるのはなぜなのでしょうか。

芥川奖和直木奖,是每年一月和八月公布结果的文学奖。芥川奖的对象是纯文学的新人作家,直木奖大多是授予了大众文学的知名作家。候选作品在前一个月公开,在社会舆论中谁最终会获奖会成为热门话题。说起来,这两个文学奖为什么在一月和八月进行呢?又为什么都一年有两次呢?

本が売れない時期?

书不畅销的时期?

芥川賞と直木賞は文藝春秋社内におかれている日本文学振興会によって候補作が選ばれる賞です。実質的に文藝春秋による文学賞といってよいでしょう。この文学賞は、同社の社長であった作家の菊池寛によって作られました。当初の目的は、本が売れないとされる2月と8月に、受賞作を掲載した雑誌『文藝春秋』を売るために作られたといわれています。

芥川奖和直木奖是由文艺春秋社内的日本文学振兴会来选出候选作品的奖项。其实也可以叫做文艺春秋的文学奖。这个文学奖项是社长、也同时是个作家的菊池宽设立的。据说当时的目的是,为了在通常书籍不畅销的二月和八月,卖出刊载了获奖作品的杂志《文艺春秋》而设立的奖项。

ニッパチ対策

淡季对策

2月と8月は、ニッパチと呼ばれ商売には不向きな月といわれています。諸説ありますが、2月は寒すぎ、かつ8月は暑すぎるため、人の足がにぶるため消費が落ち込むともいわれています。昔は本は書店で買うしかありませんでしたから、確かに売上に影響があったのかもしれません。いまは芥川賞や直木賞が何か権威ある賞のようになっていますが、もともとは出版社が本を売るために作った賞なのです。

二月和八月是被称为淡季的、商品不易出售的月份。原因有很多说法,也有二月太冷了,而八月又太热了,所以人们不爱出门导致消费指数底下。以前书是只能在书店买的,所以也许的确营业额会受到这个的影响。但是现在芥川奖和直木奖已经成为了有了些权威的家乡了,虽然说原来不过是出版社为了卖书而设立的奖项呢。

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