次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

私のクラスは九人だった。席は決まっていなくて、好きなところに座ってよかった。そして、朝学校に行くと、一日にやる時間割の全部の科目の問題が黒板に書いてあって、好きなのからやってよかった。だから、結果的には自習であり、分からなくなると先生とのところに行って聞くので、だいたい( ① )。先生にとっても、一人一人の生徒がどんなことに興味を持っているのかとか、どんなことが苦手かとか、子供の性格についても細かく知ることができたに違いない。ポリオ*とか、障害を持っている子が何人もいたけれど、校長先生はいつも「手を貸してあげなさい」とか「助けてあげなさい」とはおっしゃらなくて「一緒だよ、みんな一緒にやるんだよ」としか言わなかった。
だから私たちは何でも一緒にやったから、当然②いじめなんか、なかった。そして校長先生は、後で分かったことだけど、どの子にも自信をつけるような言葉をかけていた。私には一日に何度も「君は本当はいい子なんだよ」といい続けてくださった。私はいい子なんだと思っていたけど、大人になって思い出したら、「本当は」というのがついていたことに気がついた。でも、③先生のこの言葉は私の一生を決定してくれたくらい、私にはありがたい言葉だった。私はこの言葉で、勝手にいい子だと思い、先生を信頼し自身を持って大人になれた。

ポリオ*:神経が働かなくなることによって、運動ができなくなる病気の一種。幼児期に発症することが多い。

問1( ① )に入る適当なものはどれか。
1. 先生に毎日質問ばかりされていた。
2. 私は友達の勉強をてづたって上げていた。
3. 私たちは良く話し合っていた。
4. 先生と一対一で勉強することになった。

問2筆者の学校で、「②いじめなんか、なかった」のはなぜか。
1. 生徒それぞれが、自分の好きな科目をべんきょうできたから
2. 毎日必ず生徒が先生と一対一で話すことができたから
3. 病気の生徒がいても、みんなで一緒に何でもやったから
4. 先生が、生徒のいい点をほめる言葉をかけていたから

問3「③先生のこの言葉は私の一生を決定してくれた」とはどのような意味か。
1. 先生が自分の話を聞いてくれなかったら性格が変ったかもしれないこと
2. 先生がほめてくれたから大人になって子供を助ける仕事をするようになったこと
3. 先生が自分を見ていてくれたので、戦争の時代を生きぬことができたということ
4. 先生がいい子だと何度もいってくれたから、自信を持って成長できたということ

答案:434
参考翻译:我的班里有九个人,没有规定座位,坐在自己喜欢的地方就可以了。于是,早上一到学校,就把一天里所要做的全部科目的问题写在黑板上,做喜欢做的题目就可以了。正因如此,结果就成了自习,因为要到不熟悉的老师那去问问题,所以老师每天都会被提问。对于老师来说,每个学生对怎样的事情感兴趣,对怎样的事情不擅长,关于孩子的性格一定能够很详细的了解。虽然班里有小儿麻痹和有残障的孩子,但是校长总是不讲[请多帮忙]呀[请多帮助]的话,而是说[一起来,大家一起做]。
所以无论做什么,我们都是一起做。当然没有欺负之类的事情了。然后校长虽然是后来解到的事情但是还是写上了哪个孩子有自信的话。我在一天里,不断地说着[你真是个好孩子]虽然我想是好孩子,可是长大了一回忆,才发现附加了[真正的]这个词。可是,老师的这个词决定了我的一生,我是一句难得的话。我就因这个词,认为自己是好孩子,把老师的信任寄予自身而成为了大人。

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