• 2017笹川杯作文大赛三等奖作品赏析:「私と日本 森屋先生」

    三等奖 「私と日本 森屋先生」 王俊天(吉林大学) 「人生はサヨナラだけだ。」 森屋先生は最後の授業で黒板にこう書いた。その時、私は少し泣きそうになった。 「毎日会える仲間なら、別れの時にジャネとよく言うが、サヨナラの場合は永久に会えない可能性があるので、使えない。」と先生はかつて私の間違いを指摘した。 そんなことを思い出して、突然涙が溢れ、私は黒板に書いてある字をまじまじと見つめ、「サヨナラなんか、いやだよ」と小さい声で独り言を言った。その時、ちょうど一年の授業が終わった。 三年前、どうして日本語学科を選んだのか。私はうまく言えないけど、小学校からずっと大好きだった日本の歌の歌詞を読めるよ

  • 2017笹川杯作文大赛优秀奖作品赏析:「わたしと日本」

    ためもっとも大切な技だよ。」とアドバイスをくれました。 それからは、どうやれば空気を読めるようになるのかということを繰り返し考えました。けれども理屈がわからない私は担当者の指示に従うのが精一杯でした。担当者が何を指示しているのか、どうしてその指示を出すのか、徐々に、いつ何をすべきなのか、頭では理解できていなくても、体が覚えていきました。三週後、再び事務所へ呼ばれました。「最近うまくやっているね!」支配人がそう言いました。「私はただ指示通りにやるべきことをやっているだけなんです。」と言うと、「それでいいんだよ。充分だ。空気を読むこと、いまの君なら、もう覚えただろう。」と言われました。 空気を読む

  • 2017笹川杯作文大赛三等奖作品赏析:「未来の中日関係に向けて」

    三等奖 「未来の中日関係に向けて」 王紫玉(大连民族大学) 日本と中国は2000年の交流があります。この2000年の間に平和時代もあり、戦争時代もあります。でも、もとも重要なのは、未来の中日関係です。 先日、あるニュースが入りました。アリペイは日本に導入しました。1000余り店でアリペイが使えます。このニュースを見た後、私はとてもショックを受けました。よく調べてみると、日本ではコンビニから空港まで多くの店がアリペイで支払うことができます。そうすると、中国の旅客と中国留学生にたいしてとても便利だと思います。中国の支払う方法が海外に導入することは中国に対しても有利なことでしょう、中国と日本の絆も

  • 2017笹川杯作文大赛二等奖作品赏析:「私と日本—文学で結ぶ絆」

    二等奖 「私と日本—文学で結ぶ絆」 呉伊甸(華南師範大学) 日本文学との素敵な出会いから、日本の全てが繋がってくるのだと感じている。 私は小学校1年生の時から本を読み始め、余裕が出るにつれて本を読むのが少年時代の大きな楽しみとなった。読めば読むほど、各国の文化の魅力にどんどんと引き込まれていった。中3の時、友達に薦められたのが村上春樹と東野圭吾の作品であった。しかし、当時の私は「どうして中国にも日本文学の愛読者がいるのだろうか」と不思議に思ったのである。 高校時代に漠然とやりたい事を探していたが、言葉では表現できない戸惑いに悩んでいた自分に苛立ちが抑えられなかった。高2の冬のある日、ふと現実

  • 2017笹川杯作文大赛优秀奖作品赏析:「私と日本」

    优秀奖 「私と日本」 李靖(山東大学) 正直に言うと、私と日本との間に緊密なつながりがなかったとてっきり思った。あたかも冬と夏のように、到底交差できない平行線のような関係だと言っても過言ではない。 しかし、本当に、冬と夏との間に何のつながりもないのか?ある偶然な機会において、私は、両者の中に、実は、「赤い糸(いと)」が存在していることに気がついた。一年中、季節は移り変わっているのは誰も知るであろう。春、夏、秋、冬。では、まさか厳冬が過ごした後、直接夏が訪れてくるわけではない。その中で、春はさながら「調停(ちょうてい)仲裁者(ちゅうさいしゃ)」のように、こっそりと訪れてきて、また、こっそりと橋

  • 2014笹川杯作文大赛得奖作品赏析:优胜奖-01-公共マナーと中国人

    人民中国雑誌社、日本科学協会共催の第7回「笹川杯作文コンクール20

  • 2016笹川杯作文大赛优秀奖作品赏析:「中日友好—若者の視点から—」

    」ということだけである。実は、私だけではなく、多くの中国の若者にとっても、日本といえば一番先に思い出したのはやはり「アニメ」である。それは私達が小さい頃から、日本のアニメをたくさん見ていたからである。『ドラゴンボール』とか、『ナルト』とか、『スラムダンク』とか、『ワンピース』とか数え切れないほど挙げられる。特に、ウルトラマンというキャラクターは中国で知らない人はいないといっても過言ではない。日本のアニメは私たちの生活に染み込んでいて、私たちの子供時代、青春時代にも大きな影響を与えている。中学時代、私が好きなアニメは『テニスの王子様』だった。好きなキャラクターの頑張りが、自分の励みとなり、自分の

  • 2016笹川杯作文大赛优秀奖作品赏析:「中日友好—若者の視点から—」

    优秀奖 「中日友好—若者の視点から—」 叶璐(温州医科大学) ある日、日本から一通の手紙が届きました。「なんだか中国に親戚ができたみたいです」。 これはこの手紙の中の一節ですが、わずか18字で、夏の思い出がよみがえってきました。 それは一年ほど前のことです。学校のサマープログラムで私は初めて日本に行き、1か月ほど過ごしました。 初めての日本に対して、どんな国だろうか、日本人は親切だろうか、また和食になじむことができるだろうかなど、不安でいっぱいでした。 一方、サマープログラムには「日本人の家で家族と一緒に生活する」というホームステイの項目があり、不安を感じながらもとても楽しみにしていました

  • 2016笹川杯作文大赛优胜奖作品赏析:「中日友好—若者の視点から—」

    优胜奖 「中日友好—若者の視点から—」 馮心鶴 (北京外国語大

  • 2016笹川杯作文大赛优秀奖作品赏析:「会えない仲間」

    く自然なことだ。 やがて大学生になった私は日本語科を選んだ。そのことを周りの祖父や祖母などの年配者に話すと、疑問を持つ人がかなりいる。さらに、ある人から「日本人が嫌いだから、日本人とは友達にならない」と言われたこともある。そのたびに、私はいつでも真剣に相手に説明してあげた。例を挙げて、学校で日本語を教える日本人の先生たち、ネットで知り合った日本人の友達がいかにやさしくて親切な人かを教えてきた。私の話を聞いた後、彼らもだんだん落ち着いて日本のことをもっと理解できるようになった。例えば、テレビで日本に関するニュースが出たとき、祖父は以前とは違った新しい目で両国の協力と共栄を評価できるようになった