過去最多のメダルラッシュに沸く東京五輪で、一躍ニューヒロインになった選手といえば、競泳女子の大橋悠依(25才)の名が上がるだろう。五輪史上初の1大会2つの金メダルを獲得した日本女子選手。しかも「クイーン・オブ・スイマー」と呼ばれる個人メドレーの400メートルと200メートルでの快挙。1928年アムステルダム大会で、陸上の人見絹枝が夏季五輪に日本人女子として初出場してから93年。

今年的东京奥运会上,日本取得的奖牌数量突破了历史新高,其中最值得瞩目的女性选手就是游泳运动员大桥悠依(25岁)。她是奥运会历史上首位一届奥运获得两枚金牌的日本女性运动员。而且还是在被称作“游泳王后”之争的400米个人混合泳和200米个人混合泳中获得冠军。如今,距离1928年阿姆斯特丹奥运会上田径运动员人见娟枝作为首位日本女性运动员参加夏季奥运会已经过去了93年。

「女子で2つの金メダルは初めてなのでうれしい。夢みたいで、本当に自分がやったことなのかなという感じです」

“这是日本女运动员首次在一届奥运会中获得两枚金牌,我很激动。真的像做梦一样,甚至怀疑这真的是自己做到的吗”。

試合後の記者会見で、1個目では「自分が金メダルを獲れるなんて全然思っていなかった」と号泣していた大橋が、2つ目では満面の笑みで振り返った。

在赛后的记者招待会上,获得第一枚金牌时还在哭着说“完全没想到自己能获得金牌”的大桥在获得第二枚金牌后已然满面笑容。

そんな大快挙を、我がことのように喜んだ1人は、大橋の所属先・イトマン東進(株式会社イトマンスイミングスクール)及び、親会社の株式会社ナガセの永瀬昭幸社長(72才)だ。

获得如此成绩后十分开心的还有一人,就是大桥所属的Itoman东进(Itoman Swimming School)及其母公司——NAGASE有限公司的社长永濑昭幸(72岁)。

1972年に設立された同スクールは日本水泳界の発展に寄与し、これまでも千葉すずや寺川綾、入江陵介らを輩出している名門だが、不思議と金メダリストだけは出せずにいた。しかも、創業49年目での悲願は、まさかのダブル金。その喜びたるや、計り知れなかった。

Itoman Swimming School设立于1972年,该校一直寄希望于日本游泳事业,曾培育出千叶铃(音译)、寺川绫、入江陵介等众多健将,然而他们却一直没能获得金牌。而学校创立49年的夙愿居然是双金牌,这份喜悦想必已经无法言喻。

あるイトマンスイミングスクール関係者は「社長が、選手らに金一封を渡すことを決めました。大橋選手個人へのボーナスだけではなく、所属全選手と同スイミングスクール約320人の全社員に、一律10万円のボーナスが支給されたのです。ざっと3200万円の大盤振る舞いですね」と明かした。

某位Itoman Swimming School相关人员称:“社长已经决定给选手们一笔奖励金。这笔奖励金不仅包括大桥选手个人的奖金,而且是发放给学校中所有选手和学校中共320位员工的,全员发放10万日元的奖金。一下子就是3200万日元的大手笔”。

同社広報担当は、取材に対して「たしかに激励金の形で、急きょ支払われました。今回の10万円は、社長と会社の悲願でしたので、全社員の努力に報いるためです。前例のないことだと思います」と認めた。さらに「もちろん大橋選手には、所属する際の契約に則り、五輪のメダルの色と枚数分のプラスアルファの報奨が支払われます」と続けた。

该公司宣传负责人在面对采访时承认:“的确突然给我们发放了一笔奖励金。因为(金牌)是社长和整个公司的夙愿,所以这次的10万日元也是堆全体员工努力的报答。这也是史无前例的”,还说“当然,大桥选手在和我们公司签署合同时就有规定,根据奥运奖牌的金银铜和数量,也会相应地增加奖金”。

一般的に五輪の報奨金といえば、JOC(日本オリンピック委員会)からメダリスト個人に支払われるものが有名だろう。ちなみに東京五輪では、金が500万円、銀が200万円、銅が100万円とされている。それとは別に競技の統括団体(連盟)や、スポンサー所属企業が独自に報奨金を出すこともある。

一般来说,奥运会的奖金都是由JOC(日本奥林匹克委员会)向获奖选手个人发放的。东京奥运会中,金牌获得者奖励500万日元、银牌获奖者奖励200万日元、铜牌获奖者奖励100万日元。除此之外,其它竞技团体(联盟)和赞助商所属企业也会单独发放奖励金。

例えば、前回の2016年リオデジャネイロ五輪の時は、競泳や柔道など7競技で計16人を出場させたアパレルのミキハウスは、例えば競泳は「金は5000万円、銀は2000万円、銅は500万円」を用意した。2018年平昌冬季五輪では、精密機械モーター企業の日本電産が、スピードスケート女子で金メダルの高木菜那に4000万円。2004年アテネ五輪の女子柔道・谷亮子の金には、トヨタ自動車が1億円を払って、話題を呼んだ。

比如,2016年的里约奥运会中,服装品牌MIKI HOUSE所属的16位运动员参加了游泳、柔道等七个项目的比赛,它们为游泳选手定下的奖金就是“金牌5000万日元、银牌2000万日元、铜牌500万日元”。2018年平昌冬季奥运会中,日本电产(精密器械马达产业)就给速滑女子金牌获得者高木菜那发放了4000万日元的奖金。2004年雅典奥运会中,丰田汽车给女子柔道金牌获得者谷亮子发放了1亿日元的奖励金,在当时引起了巨大话题。

ただし、全社員へのボーナスは異例の出来事。前出のイトマン関係者は「もちろんボーナスに全員大喜びですよ。大橋選手は感動だけじゃなく、お金までもたらしてくれました」と喜んだ。

但是,给全体员工发奖金还是特例。上文中的Itoman相关人员对此也很高兴地说“大家对于发奖金当然还是非常开心的。大桥选手的夺冠给我们带来的不仅是感动,还有奖金”。

スポーツライター・小林信也氏が言う。

体育记者小林信也说:

「昔の企業所属選手は仕事もこなしていましたが、今は競技の練習に専念できる形が普通です。だからこそ、今回のように所属選手が結果を出したことで、周囲の従業員にまで還元されると、従業員たちの選手や支援競技への理解も深まるので、良いことだと思います」

“过去的公司运动员(除了日常训练之外)还要工作,如今他们只专注于体育训练。像这次一样,公司所属选手取得好成绩后让身边的员工也得到奖励,才能让员工们对选手训练和支援竞技加深理解,我认为是一件很好的事情。”

手厚いバックアップとともに大橋の記録も伸びていくか。

有了强大的后援,大桥能否再次突破记录呢?

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