ソニーは6日、「バイオ」ブランドで展開してきたパソコン事業を投資ファンド「日本産業パートナーズ(JIP)」(東京)に売却し、今年春モデルを最後に同事業から撤退することを発表した。また、赤字が続くテレビ事業を7月をめどに分社化する方針も発表。両事業などの人員約5000人(国内1500人、海外3500人)を来年3月末までに削減する。両事業のリストラ費を積み増すことなどから、2014年3月期の連結最終(当期)損益を、昨年10月時点の300億円の黒字から1100億円の赤字に下方修正。ソニーの苦境が鮮明になった。

ソニーは、スマートフォンやタブレット端末の急速な普及でパソコン事業が営業赤字に陥っており、3月末までにJIPと売却を正式契約する方針。JIPが95%、ソニーが5%を出資して新会社を設立し、バイオブランドのパソコン事業を引き継ぐ。

新会社設立に伴い、ソニーは今春、国内外のパソコンの開発、製造、販売から撤退する。ただ、顧客へのアフターサービスは続ける。平井一夫社長はパソコン事業の撤退について「(スマホなどの)モバイル機器の急成長による市場変化を踏まえ、スマホとタブレット端末に集中すべきだと判断した」と説明した。

9年連続で赤字が続いてきたテレビ事業も、14年3月期に営業黒字化する目標を掲げていたが、250億円の赤字になる見通し。このため、テレビ事業を分社化して経営判断のスピードアップや効率化を図る。同日、東京都内のソニー本社で記者会見した平井社長は「テレビ事業の赤字幅は年々縮小しており、分社化で15年3月期の黒字化を目指す」と語った。

14年3月期の連結売上高の予想は、前期比13.2%増の7兆7000億円に据え置いた。しかし、パソコン事業の撤退に伴う生産設備の損失処理など約500億円を計上するほか、テレビ事業などの構造改革費用200億円を積み増したため、営業利益は予想比52.9%減の800億円、最終損益赤字にそれぞれ下方修正した。

テレビやパソコンの不振が響き、ソニーの電機分野は14年3月期で3期連続の赤字となる見通し。ソニーは今後、スマートフォンやゲーム機などに注力し、業績の立て直しを急ぐ。平井社長は業績低迷の責任について「電機分野を再生し、グループ全体の成長に寄与することが使命」と述べた。

相关中文资讯(转载自南方日报):

过去一年扭亏初见成效的索尼,马年伊始再挥调整大刀。昨日索尼宣布,将向日本投资基金Japan Industrial Partners(JIP)出售个人电脑业务连同VAIO品牌,此外,索尼常年亏损的电视机业务也将拆分为独立子公司。

索尼公司称,当天已与JIP达成意向书,计划在今年3月前签署正式协议,并预计在今年7月底之前完成交易,不过索尼并未公布交易金额。

根据公布的信息,JIP的新公司最初将专注于在日本国内出售VAIO品牌电脑,并计划为该公司招聘250到300名索尼员工。索尼将在该新公司占股5%。而索尼将停止规划、设计及开发个人电脑产品。对于已经售出的索尼笔记本电脑,索尼公司承诺将继续承担售后服务。

出售笔记本电脑业务是索尼调整经营战略的重要一步。据悉,索尼于1996年发布首款VAIO品牌笔记本电脑,该业务一度是索尼利润的主要来源。2010财年,VAIO创下870万台销售纪录。不过,近年来受平板电脑和竞争品牌冲击,VAIO销量锐减,在全球笔记本电脑市场的份额也降至不到2%。

索尼同一天还宣布将长期拖累业绩的电视机部门进行拆分,在今年7月前成立专注于电视机业务的子公司,并加快开发4K超高清电视机等高附加值产品,力争在2014财年实现电视机业务扭亏为盈。

索尼昨日公布的财报数据显示,受个人电脑和电视机销售低迷以及个人电脑业务合理化改造等因素影响,预计截至今年3月的本财年最终受益将出现1100亿日元(约11亿美元)赤字,这将是索尼连续两年出现经营赤字。

此外,索尼还计划在2015年3月之前裁员5000人,其中日本国内1500人,海外3500人,借此每年节省1000亿日元(约合9.88亿美元)的固定运营成本。

今年1月,评级机构穆迪将索尼信用评级降至属于“垃圾级”的“Ba1”。