中国四川省はマグニチュード(M)7級の直下型地震を起こす活断層の密集地帯として知られる。今回の地震は、2008年の四川大地震(M8・0)と同じ断層帯で発生したと専門家は分析している。

四川盆地の西側には、全長約500キロに及ぶ巨大な活断層「竜門山断層帯」が延びている。北西-南東方向に地盤が圧縮される逆断層で、四川大地震では同断層帯の一部が動いた。

今回の地震は四川大地震の震源地の南西で発生しており、東大地震研究所の加藤照之教授(測地学)は「竜門山断層帯の南西の端で起きた地震だ。メカニズムも08年と同じ逆断層型で、一連の活動と考えられる」と指摘する。

この断層活動は地球規模の地殻変動と関係がある。中国大陸を乗せたユーラシアプレート(岩板)には、北上するインド・オーストラリアプレートが衝突しており、この影響で内陸のチベット高原など中国西部の地殻は、東へ押し出されるように動いている。

しかし、中国東部の地殻は非常に強固なため、東西の境目に位置する四川省付近で地殻を押し返す力が生じ、ひずみが蓄積。多くの活断層で地震が繰り返し起きている。

竜門山断層帯は活動度の低い断層で、08年の大地震までは注目されていなかった。付近にはより活発な活断層もあるという。

加藤教授は「今後はM6程度の余震が起きる可能性があり、注意する必要がある」と話している。

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日本地震专家指出,20日中国四川省雅安市芦山县发生的7级地震应该属于2008年汶川8级大地震的余震,并认为今后这一地区还将会有6级余震发生。

东京大学地震研究所教授加藤照之(测地学)表示,雅安地震发生于龙门山断层带西南端,与2008年发生的8级大地震属于同一种逆断层型,应该属于08年大地震的余震。

加藤教授称,龙门山断层带属于活动不频繁的断层,因此在2008年大地震发生前一直不被人注意,而在其附近确有比较活跃的活断层。

加藤教授还指出,这一地区今后还有可能发生6级规模的余震,必须予以注意。

本条中文资讯转载自国际在线

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