加速するアイドル声優ブーム!改めて声優人気の変遷を整理してみた!【女性声優編】

偶像声优热潮加速袭来!声优人气的变迁史!【女性声优篇】

■2000年代以前のアイドル声優事情

2000年以前的偶像声优

2000年代に入り、急速にアイドル化が進んだ女性声優業界。テレビの登場以降、外画の吹き替えやアニメのアフレコで裏方として業界を支えてきた声優たちであったが、80年代に入るとオタクと呼ばれるコアなアニメファンが登場し、本来は裏方であったはずの声優にも注目が集まるようになる。

进入新千年之后,业界的女性声优偶像化急剧加速。自电视发明之后,声优一直以幕后工作人员的身份进行外国电影以及本地动画的配音的工作。然而,进入80年代后,被称为“宅”的核心粉丝群出现,本来作为幕后人员的声优们走上台前,获得了极大的关注。

アイドルから声優に転向し、アニメ『タッチ』の浅倉南役で一躍スターとなった日高のり子や、アニメ系イベントでのコスプレで素人時代からアイドル的な人気を博していた川村万梨阿など、アイドルとしての素養を持つ女性声優が台頭する中、アニメ雑誌などにアフレコ現場の写真などが掲載されることも増え、女性声優のルックスも注目されるようになる。

因为饰演了《棒球英豪》的浅仓南而一炮而红的元偶像日高法子,以及在Cosplay流行的早期动画相关活动中就获得了偶像般人气的川村万梨阿,都是因为本身具有偶像的素质而成功从声优转变成了偶像,在这些人出现的同时,在动画杂志里配音现场的照片也越来越多的流出,人们开始关注起了女性声优的颜值。

1994年には、女性声優のアイドル化を受けて声優専門誌の『声優グランプリ』『ボイスアニメージュ』が創刊。それぞれの表紙を、当時人気を二分した椎名へきる國府田マリ子が彩り、演技やトーク、歌だけでなく、雑誌グラビアを中心としたアイドル活動をおこなう、現在のアイドル声優ブームのフォーマットが完成する。

1999年,在女性声优偶像化的影响下,声优专门杂志《声优大赏》《voice animage》创刊。这两本杂志的封面人物,分别是当时平分业界人气的椎名碧流国府田麻理子,除了演技、说话还有唱歌之外,更以杂志的写真模特进行各种各样的偶像活动,奠定了现在偶像声优大热的格局。

アイドル声優ブームが盛り上がる中、林原めぐみは歌手として、「Give a reason」で声優のソロ曲として史上初のオリコン週間ランキングトップ10(第9位)にランクイン。「集結の園へ」はレコチョクにて声優本人のソロ曲として初となる着うたフル25万ダウンロードと数多くの記録を樹立し、声優ブームが世間一般に認知されるきっかけを作った。

在偶像声优热潮中,林原惠美作为歌手,其曲目《Give a reason》作为声优个人单曲史上第一次登上了“ORICON一周排行榜的TOP10(第九位)”。她的另外一首歌曲《集结的园》作为声优个人单曲在RecoChoku第一次达到了创纪录的25万下载量,以此为契机,普通大众也开始感受到了这股声优的热潮。

■2000年代の声優事情の変化

2000年以后声优业界的变化

2000年代に入るとアイドル声優ブームはさらに加速する。深夜アニメの増加に伴う声優需要の拡大を受け、それまで以上に数多くのアイドル声優が活躍するようになる。

进入2000年以后,声优的偶像化热潮更是加速前进。随着深夜动画的增加,声优的需求也逐渐变大,越来越多的偶像声优开始活跃起来。

90年代中盤に文化放送のラジオ番組で椎名へきるの妹分的な存在として登場したアーツビジョン系の田村ゆかり堀江由衣。林原めぐみを歌手としてスターダムへと押し上げたキングレコードが、次なるアーティスト系声優としてプロデュースした水樹奈々など、現在も第一線で活躍するアイドル声優が業界を席巻する中、一方で80年代のアイドルブームと同様に、アイドル声優ブームも「乱立による消費の加速」という負の一面も見え始める。

90年代中期在文化放送的广播节目里,ARTSVISION所属的田村由加莉堀江由衣作为椎名碧流的妹妹系角色登场。将林原惠美作为歌手推上星坛的KING RECORD,接着推出了艺人系声优水树奈奈,她们现在仍然活跃在偶像声优业界的第一线。另一方面,与80年代偶像热潮类似,偶像声优热潮也因为杂乱而导致消费加速,这种不利的因素开始显现。

アニメバラエティ番組の制作をおこなっていた株式会社ラムズは、自社の制作番組に出演していた野川さくらを所属声優として以降、積極的にオーディションを開催し、アイドル声優ユニット「クローバー」のプロデュースや、劇団の設立など、後発ながらアイドル声優ブームを牽引してきたが、業績の悪化により2013年6月に倒産している。

制作了动画综艺节目的RAMS公司,收纳了在自家节目中出演的野川樱作为所属声优之后,还积极举办选拔比赛,组成了声优组合“幸运草”以及设立了剧团,虽然是后发公司但引领了这次的声优偶像化热潮,不过因为业绩不佳于2013年6月破产了。

「消費の加速」による明暗が見え隠れする中、水樹奈々が『魔法少女リリカルなのはA's』の主題歌「ETERNAL BLAZE」でオリコンデイリーランキング2位という快挙を成し遂げ、NHKの紅白歌合戦への出場も果たすと、2匹目のドジョウを狙った新規事務所の設立や芸能系プロダクションの声優部門開設などが相次ぎ、アイドル声優ブームは新たな時代を迎えることとなる。

在“消费加速”带来的明暗忽隐忽现之中,水树奈奈演唱的《魔法少女奈叶A's》的主题曲“ETERNAL BLAZE”在“ORICON排行榜”中令人欣喜地拿到了第二位的好成绩,她也因此得以在NHK的红白歌会上出场。怀着要复制其成功的想法,许多新的事务所成立了,接着许多演艺界的公司开始开设声优部门,声优偶像化迎来了一个全新的时代。