患者:

70代男性。小学4年生の時に教師に叱られたことが、今になっても気になって仕方ありません。

その教師は、私がいたずらをやめなかったことに怒り、多くの児童のいる前に立たせました。教師はそこで私の拳を握らせ、それでこめかみのところをたたくように言いました。私は言われるままにたたき続けました。苦痛で立っているのが精いっぱいでしたが、その後も教室に立たされ続けました。あまりに恐ろしくて学校から逃げるように帰りました。

それから60年以上たちますが、忘れられないままです。最近のクラス会で、私が叱られた話を同級生がしたので、さらにショックを受けました。

その教師の住所はわかるので、健在ならば自宅に行ってひと言言いたい気持ちです。どうすればいいでしょうか。恥ずかしい話ですが、ご助言をお願いします。(神奈川・M男)

医者からの勧め:

今の学校にはこんな怖い先生はいないかとは思いますが、子供の時に学校で叱られた記憶というのは案外残るものなんですよね。しかし、それにしても60年余り前の恨みをいまだに引きずるというのもつらいことです。やはり何とか解消できないものかと思います。

でも先生の住居に行って苦情を言うのは無駄かと……。もしご健在だったとしても、先生はもうあなたを折檻せっかんしたことを覚えてないでしょうから、あなたがいくら当時の恨みをぶつけても、「はあ?そんなことあったかなー」と言うだけでしょう。まあここ60年間先生に恨みを言うチャンスはあり続けたわけで、それでもあなたは行かなかった。今さら行くとはちょっと思えませんし。

これはむしろ、この体験を自慢材料にしてはどうかと思いますね。「こんなひどい目にあったが、それでも乗り越え、今日の自分がある」という自慢話にするのです。次にクラス会があった時にも、「オレはあの仕打ちにも耐えた」「今となっては懐かしい思い出さ。ウワッハッハッハ」と余裕を見せるのです。それは60年前の記憶にオドオドするよりはカッコよいポーズだと思いますがね。

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