★「ラーフル」、「さし」、「とりのこ用紙」って何?

「ラーフル」、「さし」、「とりのこ用紙」是什么?

さらに、学校で使う「もの」に関して通じなかった方言も多く寄せられました。

还有很多和校园使用物品相关的方言。

例えば

黒板消し 
→ ラーフル(宮崎/鹿児島など、南九州地方)
定規 
→ さし(広島/愛媛/兵庫/大阪など、中四国関西地方)
→ 線引き(静岡/愛知など、東海地方)
模造紙 
→ とりのこ用紙(愛媛)
→ 大洋紙(新潟)
→ ビー紙(三重/愛知)
などです。

例如

黑板擦  
→ラーフル(宫崎/鹿儿岛等,南九州地区)
尺子  
→さし(广岛/爱媛/兵库/大阪等,中国关西地区)
→線引き(静冈/爱知等,东海地区)
仿造纸
→  とりのこ用紙(爱媛)
→  大洋紙(新泻)
→  ビー紙(三重/爱知)

そのほか、愛知では「休み時間」のことを「放課」、栃木や千葉など関東地方では「うしろ」のことを「裏」、山形の内陸部では「上履き」のことを「内ズック」と言うのだとか。…

另外,爱知把“休息时间”叫做「放課」,枥木和千叶一些关东地区把“后面”叫做「裏」,山形内陆地区把“拖鞋”叫做「内ズック」。

使用例として「放課に職員室に来ること」、「教室の裏に座って」、「内ズックを忘れないように」などがあげられています。

可以举出如下用例:「放課に職員室に来ること」(休息时来下办公室)、「教室の裏に座って」(坐教室后面去)、「内ズックを忘れないように」(不要忘记拖鞋)

また、給食時間のあいさつとして、長野では「ごちそうさまでした」を「いただきました」と言うそう。

另外,长野县人吃完饭时用「いただきました」表示“我吃好了”,而不是「ごちそうさまでした」。

これらの方言を「標準語」だと思ってしまったのは、「学校で使われている=全国共通のはず!」という思い込みがあるのかもしれません。

之所以这些方言会被当成“标准语”,大概是缘于错在把“在学校使用”等同于“全国通用”。

おなか太った?―飲み会で通じなかった方言

★おなか太った?(肚子胖了?)——酒会上不通用的方言

次に多く寄せられたのが、食事や飲み会で使って通じなかった方言の数々です。

仅次校园方言其后的是吃饭、酒会时使用的各种“不通”方言。

例えば、
「おなかいっぱいになった?」と聞いたつもりで「おなか太った?」と言ったら、相手が不機嫌になってしまった、と言うのは広島出身の方。

比如:
某位广岛出身的人提起,(饭席上)本打算寒暄下“おなか太った?|吃饱了?”,却惹得对方一脸不高兴。(恐怕是对方误解了「おなか太った?」的含义)

満腹」を意味する方言はほかの地方にもあるようで、香川では「おなか起きた」、和歌山など関西では「おなかおっきい」、新潟では「はらくっちゃい」、石川では「くっつり」、三重では「ずつない」と言うそうです。

貌似其他地方也有表示“肚子饱了”的方言,香川会说「おなか起きた」、和歌山等关西地区则说「おなかおっきい」,而新泻、石川、三重的说法分别是「ずつない」、「くっつり」和「はらくっちゃい」。

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