「就職先を選ぶときに重視するものは何か?」この問題は、その時々の時代背景に大きな影響を受けていると言われています。日本でも価値観が大きく変わりつつある今、海外の人たちは、どのような基準で仕事を選んでいるのでしょうか?

“选择工作时你看重的是什么?”这一问题会受到当下时代背景的很大影响。日本人的价值观也已大变样的现今,国外的人们是按照什么样的标准来选择工作的呢?

「職場に求めるもの」は時代を投影している?

“对职场的要求”是一个时代的投影?

みなさんは、はじめて仕事を決めるとき、もしくは転職をするとき、どのような基準で就職先を選択しましたか?

大家在决定第一份工作,或者跳槽的时候,是以什么样的标准来选择工作的呢?

人が仕事を探すとき、職場に求めるものは、その時の時代背景が投影されている、と言われています。

据说人们在寻找工作的时候,对职场的要求,其实能投影出当下的时代背景。

朝日新聞デジタルの記事によると、日本の学生の価値観は、ここ数年で変化しているとのこと。

朝日新闻电子版的文章中介绍,日本学生的价值观这几年有所变化。

この10年で、「プライドの持てる仕事」や「夢のため」に働くと答える自己実現志向の学生が減少傾向にあるほか、中小企業に目を向けるよう学生に指導する動きが大学側に広がり、景気回復を見込んでの「大企業志向」は、これまでのようには増えないのでは、との見方があるようです。

这10年,回答“有尊严的工作”或“为了梦想”而工作这种有着自我价值实现志向的学生在减少,除此之外,大学方面更多地指导学生把目光投向中小型企业,而期待经济复苏的“大企业意向”仍旧和目前为止一样没有增加,现在这样的立场已经形成。

就職情報サイト「キャリタス」が5月に発表した、新卒学生の就職感調査では「自分が共感できる企業」、「福利厚生が充実している企業」が、就職先を選ぶ上での基準のトップとしてランクインしています。

就职信息网站“career-tasu”在5月发表,新毕业生的就职调查中“和自己有共鸣的企业”、“福利不错的企业”是选择工作标准中的前几位。

仕事だけではなく、プライベートの充実も望み、転勤や転職はできれば控えたいという志向も、特徴として表れているとのこと。

不仅仅是工作,希望生活也充实起来、尽可能地控制跳槽或转行的意向,也作为特征体现了出来。

海外の人々が職場に求めるものは?

国外的人们对职场的要求是?

リクルートがアジア8カ国、各国で500人前後を対象に行った調査によると、日本を除くすべての国で「高い賃金、充実した福利厚生」が「仕事をする上で大切だと思うもの」のトップとなりました。

Recruit以亚洲8个国家中各国500左右的人为对象进行调查,根据结果,除去日本外,其他国家都是以“高收入、好福利”、“工作内容最重要”为先。

一方で、日本は「職場の良好な人間関係」や、「自分の希望する仕事内容」がトップに。

另一方面,日本是“职场中良好的人际关系”、“自己希望做的工作内容”排名在前。

The Economic Timesが5月4日に掲載した記事では、688人の中堅レベルのインド人社員を対象に調査を行ったところ、「スキルの向上が見込めるかどうか」を最も重視する傾向にあり、その後に「給与」、「職場環境」が続いたと発表されています。

The Economic Times在5月4日刊登的文章中,以688名印度骨干职员为对象进行调查,结果表明他们最重视“技能是否能够提高”,之后是“收入”、“职场环境”。

インドは国内での経済格差も大きいため、統計の解釈もなかなか難しいのですが、アジア地域でも、今後発展が進むにつれて日本のように給与以外のポイントが重視されていく可能性がありますね。

印度国内经济差距很大,所以对统计结果进行说明也很难,但是在亚洲地区,随着今后的发展,和日本一样重视收入以外的方面也是很有可能的。

また、世界80カ国で人材サービスを提供しているマンパワー・グループが、オーストラリア、中国、メキシコ、アメリカ、イギリスの約4,500人を対象に類似する調査を行ったところ、56%が「仕事内容を重視」すると回答。

另外,在世界80个国家提供人才服务的Man Power Group以澳大利亚、中国、墨西哥、美国、英国的4500人为对象进行了类似的调查,56%的人回答“重视工作内容”。

続く2位は「給与」。

接着的第2位是“收入”。

しかし、国別に「転職時の基準」を調査すると、イギリスとオーストラリアを除き、「給与」が転職をする上で最も要視されているという結果が出ました。

但是,在调查不同国家的“跳槽标准”时,结果表明,除去英国和澳大利亚,“收入”是跳槽时最最看重的。

その他、福利厚生(44%)、オフィスの場所(39%)、昇進の可能性(35%)、スケジュールの柔軟(31%)、会社のブランドと評価(20%)と続きました。

其他方面是,福利(44%)、办公的地点(39%)、晋升的可能性(35%)、工作有弹性(31%)、公司的品牌和评价(20%)。

メキシコでは、「給与」に続き「会社のブランドと評価」が2位となり。

在墨西哥,在“收入”后“公司的品牌和评价”,成为第2。

終身雇用制度が揺らぎ始め、転職が珍しくなくなってきた日本。

终身雇佣制开始岌岌可危,在日本,跳槽也变得不再少见。

これからは、海外の人たちがどのような考え方や方法でキャリアパスを描いているのかを参考にしてみるのも良いかもしれませんね。

此后,参考国外的人们是怎么思考,采用什么方法去描绘职业发展道路也是可行的。

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