NHK放送文化研究所が実施した、テレビに関するアンケート調査の結果が話題になっています。テレビをまったく見ない人がここ5年で増加し、テレビの位置付けが大きく変化しました。一方で、テレビの接触頻度は他のメディアに比べて断トツに高く、依然としてテレビは国民に対して大きな影響力を持っているようです。

NHK广播文化研究所实施的关于电视的问卷调查结果近日来被热议。近五年来,完全不看电视的人数增加,电视的地位发生了巨大的变化。另一方面,跟其他的媒体相比较,电视的接触频率还是明显更高,看起来电视对国民的影响力依然存在。

この調査は、テレビの位置付けについて時系列で把握することを目的に1985年から5年ごとに行われています。1日何時間テレビを見るのかという項目では、この5年間で「テレビをほとんど、まったく見ない」という人が4%から6%に増加しました。

这个调查是以把握电视在不同时期的定位为目的,在1985年开始每五年进行一次。在有关一天之内在看电视上花掉多少时间的项目里,在这五年的时间里,几乎完全不看电视的人从4%增加到6%。

また長時間(4時間以上)視聴する人の割合は40%から37%に減少し、短時間(2時間以内)しか見ない人の割合は35%から38%に増加しています。全体として視聴時間の短時間化が進んでいるといえます。

而且,长时间(4小时以上)看电视的人的比例从40%减少到了37%,短时间(2小时以内)看电视的人的比例从35%增加到38%。总体来看看电视的时间正在朝着短时间化发展。

基本的に年齢層が上がるほどテレビを見るという傾向は以前から顕著でしたから、時間が経過するにしたがって、若年層の視聴時間が減ってくるのは自然な流れといえます。

基本上跟从前相比,由于看电视的人的年龄层显著上升,随着时间的推移,年轻人看电视的时间自然而然会减少。

長時間視聴は50代から急増していますので、番組が高齢者向けのものばかりになるのも当然です。

长时间看电视的人群从50岁开始极速增长,所以面向老年人的电视节目泛滥也不足为奇了。

もっとも、メディアの接触頻度という点では、年齢層を問わずテレビの地位は圧倒的です。

但是,有关对媒体的接触频率这一点,不管在什么年龄层,电视的地位都是压倒性的。

「毎日のようにテレビを見る」という人は79%にのぼっており、5年間でそれほど減少していません(2010年は84%)、一方、メールを除いてインターネットを毎日見るという人は38%しかおらず、新聞(58%)を下回っています。

回答说“每天都一如往常地看电视”的人是79%,5年来都没有怎么减少(2014年的频率是84%),另一方面,除了发邮件以外每天都上网的人占35%,仅次于看报纸的人的比例(58%)

高齢者中心とはいえ、やはりテレビの影響力は大きいと考えてよいでしょう。

虽然说以老年人为中心人群,但是电视的影响力果然还是很大的。

テレビの必要性についても高い数値が出ています。年齢層に関係なく、8割以上の人がテレビを必要なものと認識しており、5年間でこの傾向はあまり変わっていません。日本人にとってテレビはやはり必要なもののようです。

有关电视的必要性的数值也相当高。不管哪个年龄层,八成以上的人都认为电视是必不可少的东西,5年间这种倾向都没什么改变。对日本人来说,果然电视还是十分需要的东西。

テレビ離れの原因をまとめてみた
让我们来看看人们逐渐远离电视的原因吧

2000年代に入ると、コンテンツの選択肢が圧倒的に増え、テレビが数ある選択肢の中の一つの存在に成り下がったとされる

进入2000年以后,各种不同的科技产品的选择如排山倒海之势而来,电视作为其中一个选项存在感大大降低

「実際、パソコン(PC)があればテレビは不要」という若者が多いのは事実です

“实际上,只要有电脑,没有电视也没问题这样想的年轻人现在也很多

インターネットの普及及び利用時間の増加が、若者のテレビ離れを促進させているという結果があります。

网络的普及和使用时间的增加,也加快导致了年轻人远离电视这一结果。

10代、20代のテレビ離れが深刻視されているがその年齢に達する前、幼児や小中学生が見る番組が少ないのだから、離れていくのは当たり前だろう。

十几二十几岁的人群远离电视的问题虽然很严重,但这一年龄层之前,能够给幼儿以及小学生看的电视节目非常少,所以远离电视也是理所当然的

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