高考在即 保重身体

大学受験のときのことが大人になってからもときどき夢に出てきて、うなされるという人がいる。根が忘れっぽくできているのか、幸いそういう経験はない

高考那阵子的事,即便成年之后有人仍时不时地梦到,甚至惊叫着被吓醒。也不知道是不是事由的根源容易忘记的缘故,所幸的是我还不曾有过这样的体会。

高校時代、合格体験記の類いをいくつか読んだ。勉強法を盗んでやろうというのではない。いまの自分と同じ立場にあった先輩の苦労をのぞいてみたかった。興味本位だが、みんな大変だったんだと知れば、不安や焦りが何となく和らぐ気がした

高中时代,我曾看过一些诸如及第体验之类的文章。倒不是为了盗取他人的学习方法,而是特别想看看与当前的自己处境相同的学长们所付出的辛苦。尽管完全是出于兴趣,可当得悉大家都饱受煎熬的实情之后,不知不觉之中忧虑及焦躁的情绪都平和了许多。

大学入試センター試験が目前である。本紙デジタル版の特集ページに「がんばれ!受験生」というコーナーがある。各界の著名人が10代の頃を振り返りながら、今年の受験生に助言をしている。それぞれの悩みや迷いの経験、そして失敗談に励まされる生徒もいるだろう

大学入学考试中心的考试已经迫在眼前,本报电子版特集页面还因此而特设了“加油!考生们”的专栏版块。各界名人回首他们10多岁时的往事,并且向今年的考生们献计献策提供帮助。想必一定会有考生从这些形形色色的烦恼及迷茫的经历,甚至失败中深受鼓舞。

作家の綿矢(わたや)りささんは受験前夜、ホテルの部屋で眠れなくなり、気がついたら空の浴槽に横たわっていた。慣れないベッドのせいと思い込み奇行に及んでしまったらしい。母親にみつかり、「あんた、何してんの」と一喝されて我に返ったという

作家绵矢莉莎女士回忆道,高考前夜她在饭店的房间里辗转反侧难以入睡,等到清醒时发现自己正在空荡荡的澡盆里躺着呢。看来她坚信完全是因为那张床睡不惯的床才使得她做出了如此奇怪的举动。据说是被母亲察觉后并大喝一声“你,在干嘛呢!”,这才回过神来的。

「もう、大学なんか行く必要ないですよ」。元ライブドア社長の堀江貴文(たかふみ)さんが大胆にいう。故郷はつまらない。脱出したい。受験の最大の動機だった。いまはネットで誰とでもつながれるし、勉強もできる。生まれた場所は関係ない。いまの若い子がうらやましい、と

“如今已到了不必上大学的时候啦”,活门(livedoor)公司董事长堀江贵文大胆地说。考生最大的动机是觉得留在故乡没前途,想外出闯一闯。如今通过网络,不仅能够与任何人取得联系,而且还能够学习提高。与你的出生地已经没啥关系了。如今的年轻学子真叫人羡慕。

考えは人それぞれだし、受験生にもそれぞれの思いがあろう。もはやこの時期、かけるべき言葉は多くはない。くれぐれも風邪など引かぬよう。

想法因人而异各色各样,考生恐怕也会有各自不同的打算。到了目前这阶段,该叮嘱的话语已经不多了,希望他们保重身体吧,千万不要感冒了。

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