宽容心态 需要培养

だれかの人柄を言いあらわすときに、リベラルという言葉を使う場合がある。あの人はリベラルだ、というように。具体的にどんな人かは必ずしも一様ではない。自由を大切にする人、穏やかで公平な人……

当我们谈到某个人品性时,往往会用到豁达开朗奔放这些个词汇,比如,那个人很开朗。当然,具体怎么样程度倒也不一定完全相同,不过,总而言之他一定是一个重视自由、稳重,而且公平的人······

政治の世界でもある種のシンボルとして使われてきた。保守陣営の向こうを張るリベラル勢力の結集を、といった具合だが、その中身についての腑に落ちる説明はなかなか聞けない。言葉の意味を定めかねるうち立ち消えになってしまう

在政治世界里,这些词汇也被当作某种象征来使用。诸如这样,对待警惕着对方保守阵营的自由势力集团如何如何。可即便如此,却感觉不到关于其中具体内容的解释来。结果,往往在尚且闹不清楚词语意思的阶段便不了了之了。

それが何であるかは言いにくくても、何でないかなら言える場合がある。在日の人々に向けられるヘイトスピーチ(憎悪表現)がリベラルな考えに相反することは明らかだろう。あの敵意と排外主義はおよそ人々の自由の尊重から遠い

纵然很难说清楚这是什么,可这不是什么的话,有时却还能够说得清楚。矛头指向居住在日本的其他种族人们的hate speech(憎恨演说)想必与豁达开朗奔放的自由式想法就完全相反,这一点是再明白不过的了。某种敌意和排外主义大概与尊重人的自由相去甚远。

もう憎しみをあおるのはやめよう。そんなデモがおととい、行われた。「差別撤廃 東京大行進」である。むき出しの民族蔑視に反対する約1200人が新宿の街を歩いた。性的少数者や障害者らへの差別もなくしていこうと訴えた

煽动仇恨可以休矣!前天举行了旨在此意的示威游行,名为“废除歧视 东京大游行”。明确表示反对民族蔑视的1200人走在这新宿的街头,他们诉求消除对性少数及性障碍者的歧视。

自分とは異質な存在を受け入れ、尊ぶ。寛容こそ、リベラルの核心のひとつだろう。日本は単一民族社会でもなければ一億一心の国でもない。〈我々はもう既に一緒に生きている〉。大行進が掲げたテーマに、その通りだとうなずく

接受并尊重与自己性质不同者的存在,宽容,恐怕正是自由的核心之一。日本,既不是一个单一民族的社会,也并非是一个一亿人一条心的国家。〈我们已经生活在一起〉,对于游行打出的这个旗号,我表示颔首赞同。

思想史家の武田清子さんによれば、リベラルは〈生活感情や心情としても日常生活のふところの深みに育てられていなくてはならない〉。言葉遊びでなく、実践を通じてわがものにしたい。

据思想史学家武田清子女士称,豁达开朗奔放〈即便是作为一种生活情感及思想情绪也必须扎根并成长于日常生活的内心深处〉。希望这不是一种语言游戏,而是通过实践化为自身的一部分。

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