問題

「話のさわり」の使い方が適切なのはどちらでしょう?

ア.話のさわりに、当時の時代背景から申し上げましょう。

イ.いよいよ話のさわりだというときに、邪魔されて憤慨した。

问题

下列句子中“話のさわり”使用正确的一项是?

A.作为“話のさわり”,我先讲一下当时的时代背景吧。

B.总算说到“話のさわり”的时候,被人打断让我很气愤。

解説

解说

「話のさわり」というときの「さわり」は、浄瑠璃用語で「 曲中で最も聞きどころ、聞かせどころとされている部分」を指します。

それが転じて、「話の中心となる部分、聞かせどころ」、「演劇、映画などの名場面、見どころ」を意味するようになりました。

よく、「物話の導入部、最初の部分」という意味で用いられますがそれは本来の意味ではありません。

“話のさわり”中的“さわり”在净琉璃用语里指的是“曲中最值得欣赏的地方,最高潮的部分”。

由此引申出了“话的中心部分,最希望对方听到的部分”、“戏剧或电影中的名场景、看点”的意思。

经常会被当作“故事的引子,最初的部分”的意思来使用,但那并不是正确的意思。

ただ、文化庁が実施した「国語に関する世論調査」によると、6割以上の人が「さわり」の意味を「話の最初の部分」であると回答したそうです。

よって、人から、「あの映画、僕も今度、彼女と観にいこうと思っているんだよね。ちょっと、さわりの部分だけ教えてくれない?」

とたずねられたときに、「さわり」を本来の意味で使って、クライマックスの部分を教えてしまうと、下手すればその人との関係性が断たれてしまう可能性があります。

不过,根据文化厅进行的“国语知识社会调查”的结果来看,6成以上的人将“さわり”的意思回答成了“一段话最开始的部分”。

所以,要是有人问你:“我下次也想跟女朋友一起去看那部电影,你能跟我讲讲‘さわり’的部分吗?”

这种时候,如果你认为是“さわり”原本的意思,把高潮部分告诉了他,搞不好对方会跟你绝交的。

まさに変化の真っ最中という言葉ですので、取扱いには注意が必要でしょうね。とりあえず、「さわり」の本来の意味は「聞かせどころ、見どころ」であると押さえておいてください。

ということで正解は、イ「いよいよ話のさわりだというときに、邪魔されて憤慨した」でした。

这可谓是处在变化的风口浪尖上的一个词,如何使用还需多加注意。总之还是请您知晓,“高潮部分,看点”才是“さわり”原本的意思。

所以正确答案是B.“总算说到“話のさわり”的时候,被人打断让我很气愤”。

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