数詞の読みがゆれている。結論から言えば、和語系の「ひと・ふた・み…」が衰退し、漢語系の「イチ・二・サン…」が増えてきている。例えば、表題にあげた「3皿」を「みさら」を発音する人が減ってきているのである。

日语中数词的读法在变化。先说结论,即和式读法“ひと・ふた・み”衰退,而汉语读法“イチ・ニ・サン”在增加。举例说,标题的“3皿”读成“みさら”的人在减少。

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和語系の発音をする数詞は、後ろに来る助数詞によって決まるが、慣用が強いと思われていたことばにも変化が見られる。その代表的な助数詞を一部あげると「桁・皿・品・粒・坪・通り・部屋・箱・鉢・棟」などがある。いずれも「1~・2~」は「イチ~・二~」とは言わず、「ひと~・ふた~」といっているはずである。ところが、「3」になると、「み~」か「サン~」かで揺れてきている。特に若い人たちに多いのだが、「み~」と言うと、古風な言い方と感じるのだろうか「サン~」と言うようである。

和式发音的数词因接续的量词而定,在部分约定俗成的用法中也出现了变化。其中比较典型的量词有“桁、皿、品、粒、坪、通り、部屋、箱、鉢、棟(位数、盘、份、粒、坪、种、间、箱、盆、栋)”等,这些量词前的数词“1、2”都不念“イチ、二”,而念“ひと、ふた”。但到了“3”,就不确定是念“み”还是“サン”了。尤其是年轻人大多觉得说“み”老土,而说“サン”。

NHKの放送では、「現代の日常会話で使われている発音を尊重し、2通りの発音がある場合には、2通りの発音を認める」と、『ことばのハンドブック』(NHK放送文化研究所編)に明記している。この「現代の日常会話で使われている発音を尊重し~」の部分が、今問題になっているのである。

NHK播音指南《语言手册》(NHK广播文化研究所编)明确记载,“尊重现代日常用语的发音,若有两种发音的,即承认该两种发音”。这种“尊重日常用语的发音”的说法现在成了问题。

前述した助数詞の中でも、すでに日常生活の中で「サン~」が優勢だと判断して、「サン~」を原則に変え。「み~」を2番目の許容の発音にした助数詞に「粒・坪・棟」がある。漢語系の数詞の発音が優勢になってきているなか、職場の若い人たちに聞いたところ、『ことばのハンドブック』で「サン~」を2番目の許容として認めている「桁・通り」についても、「サン~」と言う人が圧倒的に多かった。

上述量词中,“粒、坪、棟”等量词在日常生活中已经是“サン~”的读法占优势,改“サン~”为原则读法,而以“み~”为可接受的第二种读法。在数词的汉语读法占优势的今天,询问职场年轻人关于《语言手册》中对“桁、通り”的“サン”作为允许的第二种读法,会读“サン”的人占压倒性多数。

さらに、「品・部屋・鉢」については、『ことばのハンドブック』では「サン~」という言い方はまだ許容されていないが、若い人の間では優勢になってきていることがうかがえた。

另外《语言手册》还没认可“品、部屋、鉢”的数词读“サン”,不过在年轻人中已经能看到这种说法占优势了。

ところで、「み~」という数詞の読みが廃れていくのは時代の流れかもしれないが、先日ある放送局で短歌の「三十一文字」のことを「サンジューイチモジ」と言っているのを耳にした。単なる誤読であろうが、「みそひともじ」くらいは呼んでくれないと、あのアナウンサーは放送局から「三行半」「サンギョーハン?」を突きつけられるかもしれない。

话说回来,数词废除“み”的读法是时代的潮流,前几日听到某广播把短歌的“三十一文字”说成“サンジュウイチモジ”。这可能只是纯粹误读吧,如果连“みそひともじ”的说法都不知道,那播音员怕是会收到广播局的“三行半(休书)”吧!(沪江小编注:江户时代,日本江户时代平民的休妻书的俗称,一般均写成三行半。丈夫将其交给妻子或妻子的父兄即可离婚,因此日语中“三行半”是表示休书。)

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