ヒント:

书名和作者的名字也需要听写。


構う

〜ねえ

煩い

胡散臭い

日蔭者

付き纏う

ごまかす


书写方式参考:【听写规范】日语听写酷听写规范(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の画学生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と内縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に届くものがあるだろう。禅、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文学と言える。

「頼む!もう1箱。勘定は月末にきっと払いますから」
「勘定なんて、いつでも構いませんけど、警察のほうが、煩いのでねえ」
ああ、いつでも自分の周囲には、何やら、濁って暗く、胡散臭い日蔭者の気配が付き纏うのです。
「そこをなんとか、ごまかして、頼むよ、奥さん。キスしてあげよう」
奥さんは、顔を赤らめます。
自分は、いよいよ付け込み、
「薬がないと仕事がちっとも、捗らないんだよ。僕には、あれは強精剤みたいなものなんだ」
「それじゃ、いっそ、ホルモン注射がいいでしょう」
「ばかにしちゃいけません。お酒か、そうでなければ、あの薬か、どっちかでなければ仕事ができないんだ」

> 烨伊 译 
“求你了!再给我一盒。月底我一定把账付清。”
“帐什么时候付都可以,但若被警察知道就麻烦了。”
唉,不知为何,我周遭总是充斥着一些阴森污浊、形迹可疑之人。
“警察那里就拜托您了。老板娘,我吻您一下吧!”
老板娘涨红了脸。
我趁机央求:“没有药,我的工作就一筹莫展。于我而言,它就像是壮阳药。”
“这样的话,你干脆用荷尔蒙注射剂好了。”
“请您不要戏弄我。要么酒,要么就是那种药。缺了它们我就无法工作。”
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> 陆求实 译
“求求你,再给我一盒!月底我一定会付钱的。”
“钱嘛,什么时候付倒都没有关系,只是警察管得很紧呢。”
哦,原来我四周始终围裹着某种浑浊而灰暗的、见不得人的可疑气氛。
“那就请你无论如何帮我搪塞过去,求求你,夫人。让我吻你一下!”
老板娘顿时羞红了脸。
我赶紧趁势央求:“假如没有这药的话,我就完全没法像摸像样地工作了。对我来说,那就像是强精提欲的激素一样。”
“那还不如直接注射荷尔蒙好了。”
“你别拿我寻开心了。反正我要么借助酒,没酒的话就得靠那种药,否则我真的没法工作。”

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