《秒速5厘米》真实场景

如果,樱花掉落的速度是每秒5厘米,那么两颗心需要多久才能靠近? 

【故事简介】

少年时,贵树和明理是形影不离的好朋友,可很快,一道巨大的鸿沟便横亘在两人中间:明理转学,贵树也随着父母工作的调动搬到遥远的鹿儿岛。在搬家前,贵树乘坐新干线千里迢迢和明理相会,在漫长的等待后,茫茫大雪中,两人在枯萎的樱花树下深情相拥,并献出彼此的first kiss,约定着下一次再一起来看樱花。 

时光荏苒,两人竟再没见过,虽然在人海中一直搜寻彼此的身影,但似乎总是徒然。再后来,他们分别有了各自的生活,只是还偶尔会梦到13岁时的这段青涩而美好的感情,才明白当年怎么也说不出口的那个字就是爱。

《秒速5厘米》真实场景

声明:双语文章中,中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

明里 『ねぇ、秒速5センチなんだって』呐,听说是秒速五厘米哦。
貴樹 『え、なに?』 恩?你说什么? 
明里 『桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル』樱花飘落的速度是每秒5厘米。

《秒速5厘米》真实场景

遠野貴樹サマへ!

たいへんご無沙汰しております。
こちらの夏も暑いけれど、東京にくらべればずっと過ごしやすいです。
でも今にして思えば、私は東京のあの蒸し暑い夏も好きでした。
溶けてしまいそうに熱いアスファルトも、陽炎のむこうの高層ビルも、
デパートや地下鉄の寒いくらいの冷房も。
私たちが最後に会ったのは小学校の卒業式でしたから、あれからもう半年です。
ねぇ、貴樹クン。
私のこと覚えていますか?

远野贵树敬启:

许久未曾与你联络,
虽然我们这里的夏天也很炎热, 
但跟东京比起来感觉舒服多了。
不过现在想想,
我也很喜欢东京闷热的夏季。
好似要溶化了一般的柏油路,
透过闷热空气望见的高楼大厦, 
还有像便利店和地铁站里凉到发冷的冷气。
我们最后见面是在小学的毕业典礼上吧。
如今已经过去了半年。
喂,贵树同学,
你还记得我吗?

《秒速5厘米》真实场景

前略、貴樹クンへ。

お返事ありがとう、うれしかったです。
もうすっかり秋ですね。
こちらは紅葉が綺麗です。
今年最初のセーターを、おととい私は出しました。
セーラーの上に着るクリーム色のセーターはかわいくてあたたかいです。
私の大好きなかっこうです。
貴樹クンの学生服姿、どんなふうなんでしょうね。
きっと大人っぽく見えるんだろうな。
最近は部活で朝が早いのでいまこの手紙は電車で書いています。
この前、髪を切りました。
耳が出るくらい短くしちゃったから、もし会っても私ってわからないかもしれませんね。

前略 致贵树同学:

感谢你的回信,我很开心。
已是深秋,
这里的枫叶很美。
前天,我把今年先要穿的毛衣拿出来了。
最近有社团活动,早上都起得很早。
这封信是在电车里写的。
前阵子把头发剪了,
短到露出了耳朵,
要是见面了,你也许都认不出我了。

《秒速5厘米》真实场景

拝啓。

寒い日が続きますが、お元気ですか?
こちらはもう、何度か雪が降りました。
私はそのたびに、ものすごい重装備で学校に通っています。
東京は、雪はまだだよね。
引っ越してきてからもついで、東京の分の天気予報まで見てしまいます。

敬启

最近一直很冷,你还好吗?
我们这里都下了好几场雪了。
拜它所赐,我上学几乎是重装上阵。
东京还没下雪吧? 
虽然搬了家,但习惯还改不了,
总会不知不觉地看东京的天气预告。

《秒速5厘米》真实场景

今度は貴樹クンの転校が決まったということ、驚きました。
お互いに昔から転校にはなれいるわけですが、それにしても鹿児島だなんて、今度はちょっと遠いよね。
いざという時に、電車に乗って会いにいけるような距離ではなくなってしまうのは、やっぱり、少し、ちょっとさびしいです。
どうかどうか、貴樹クンが元気でいますように。

这次听说你要转学,让我很吃惊。
难道是我们早就习惯了转学吗?
不过话说回来,这次居然是转到鹿儿岛。
似乎走得远了点。
以前还能找机会搭电车去找你,但以后的距离就……
果然,有点寂寞了呢,
总之保佑贵树同学身体健康。

《秒速5厘米》真实场景

前略。貴樹クンへ。

3月4日の約束、とてもうれしいです。
会うのはもう一年ぶりですね。
なんだか緊張してしまいます。
うちの近くに大きな桜の木があって、春にはそこでも多分、花びらが秒速5センチで地上に降っています。
貴樹クンと一緒に、春もやってきてくれればいいのにって思います。

前略 贵树同学 

能在3月4日的见面,我真的很开心。
已经1年多没有见面了呢。
总觉得很紧张。
我家附近有一棵很大的樱花树,
到了春天,那边的樱花大概,
也会以每秒五厘米的速度飘落吧。 
我想要是春天能和贵树同学一起赏花就好了。

《秒速5厘米》真实场景

僕と明里は、精神的にどこかよく似ていたと思う。
僕が東京に転校してきた一年後に、明里が同じクラスに転校してきた。
まだ身体が小さく病気がちだった僕らは、グランドよりは図書館が好きで。
だから僕たちは、ごく自然に仲良くなりそのせいで、クラスメイトからからかわれることもあったけれど、
でも、お互いがいれば不思議にそういうことは、あまり怖くはなかった。
僕たちはいずれ同じ中学に通い、この先もずっと一緒だと、どうしてだろうそう思っていた。

我和明里在身心上有很多相似的地方。
我转学到东京的一年后。
明里也转学到相同的班级来。
还是矮小体弱的我们,
比起操场,更喜欢图书馆。
所以我们自然而然地成了好朋友。
也因为如此,
我们时常被同学们拿来开玩笑,但是……
只要两人在一起,不可思议地,
我们也不再畏惧那样的事。
总觉得,我们两人有一天会上同一所初中,
今后彼此形影不离,
不知为何,我一直这么相信着。

《秒速5厘米》真实场景

乗り換えのターミナル駅は帰宅を始めた人々で込み合っていて、誰の靴も雪の水を吸ってぐっしょりと濡れていて、空気は雪の日の都市独特の匂いに満ちて冷たかった。

中转的终点站里满是回家的乘客,每个人的鞋子上都粘有雪水,空气很冷,透着下雪天里都市独有的味道。

《秒速5厘米》真实场景

今振り返れば、きっとあの人振り返るふりかえると強く感じた。

我强烈地感觉到,现在回头的话,对方也一定会转过身来。

《秒速5厘米》真实场景

あなたのことは今でも好きですと、三年間付き合つきあ った女性はそうメールに書いていた。でも私たちはきっと、1000回もメールをやりとりして、多分心は1センチくらいしか近づけませんでした。

“我现在依然喜欢着你”,交往了三年的女性发给我的短信里这样写道。可是就算我们通一千次短信, 我们各自的心大概也只会互相靠近一厘米吧

《秒速5厘米》真实场景

ただ生活をしているだけで、哀しみはそこここに積もる。

只要活在这个世上,就会不断沉淀悲伤。

《秒速5厘米》真实场景

どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。

我要用什么样的速度活着,才能和你再次相遇。

声明:双语文章中,中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。