現代は、体の健康だけでなく心の健康、つまり「メンタルヘルス」を大切に考える時代です。そんな現代人の心の健康に深く関わっているのが「臨床心理士」という職業。今回はその「臨床心理士」とは何か、その仕事内容から給与まで解説します。

现代,是不仅重视身体的健康,还重视心的健康,也就是心理健康的时代。和现代人的心的健康关系很深的职业,就是临床心理士这个职业。这次就介绍一下“临床心理士”是什么,和它的工作内容以及工资。

そもそも「臨床心理士」とはどんな資格

到底“临床心理士”是什么资格

まず「臨床心理士」は『公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会』が認定する民間資格。この資格を有する人を「臨床心理士」と呼びます。この資格は1988年に初めて認定が開始されました。

首先,“临床心理士”是公益财团法人日本临床心理士资格认定协会认定的民间资格。拥有这个资格的人叫做“临床心理士”。这个资格是1988年开始认定的。

日本臨床心理士資格認定協会によれば、臨床心理士とは「臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ"の問題にアプローチする“心の専門家"です」としています。

また臨床心理士に求められる専門行為については、

根据日本临床心理士资格认定协会,临床心理士是用临床心理学的知识和技术,解决人类心理问题的“心灵专家”。另外,关于临床心理士要求的专门行为如下。

1.種々の心理テスト等を用いての心理査定技法や面接査定に精通していること。

2.一定の水準で臨床心理学的にかかわる面接援助技法を適用して、その的確な対応・処置能力を持っていること。

3.地域の心の健康活動にかかわる人的援助システムのコーディネーティングやコンサルテーションにかかわる能力を保持していること。

4.自らの援助技法や査定技法を含めた多様な心理臨床実践に関する研究・調査とその発表等についての資質の涵養(かんよう)が要請されること。

1.精通使用各种心理测试的心理查定技法和面试查定。

2.适用一定水准的关于临床心理学的面试援助技法,拥有准确的应对、处理能力。

3.拥有和地域心理健康活动相关的人类援助系统的协调、咨询相关能力。

4.拥有对包括自己的援助技法、查定技法在内的多样的心理临床实践相关内容进行研究、调查和发表相关的资质、涵养。

とされています。これらの専門知識を有しているかが試験で問われるわけですね。

是否有这些专门知识在考试的时候会问到。

臨床心理士の仕事内容とは

临床心理士的工作内容

では臨床心理士の仕事とはどんな内容なのでしょうか?日本臨床心理士資格認定協会では、

那么临床心理士的工作是什么内容呢?日本临床心理士资格认定协会是这样规定的:

1.臨床心理査定

2.臨床心理面接

3.臨床心理的地域援助

4.1~3に関する調査・研究

1.临床心理査定

2.临床心理面试

3.临床心理地域援助

4.1~3相关调查研究

としています。平たく言えば、各種心理テストや面接を行って、その人の心理面における問題点や特徴を査定し、その人が自分の所属するコミュニティーで心の健康を保てるようにコンサルティングを行います。医師ではないので「診断」ではなくあくまでも「査定」で、「治療」ではなく「コンサルティング」であることがポイントです。

简单地说,就是进行各种心理测试和面试,查定那个人心理的问题和特征,让那个人在自己所属的团体里进行咨询来保持心理健康。因为不是医生,所以不是诊断只是查定,不是治疗只是咨询,这是关键。

具体的には、学校のスクールカウンセラー、市町村の保険センターでのコンサルティング・カウンセリング業務といったものが臨床心理士の仕事です。珍しいところでは、裁判所や刑務所における心理テストの実施といったものも臨床心理士の職域なのです。

また公務員で「心理職系」といわれる仕事があります。

具体来说,学校的校园咨询、市町村的保险中心的咨询辅导业务也是临床心理士的工作。稀奇的地方是,在裁判所、刑务所等地方实施心理测试也是临床心理士的职业范围。

另外,公务员也有“心理职系”这样的工作。

国家公務員

法務省矯正局の「法務技官」、法務省保護局の「保護観察官」、警察庁科学警察研究所の「警察庁技官」など

国家公务员

法务省矫正局的“法务技官”、法务省保护局的“保护观察官”、警察厅科学警察研究所的“警察厅技官”等等

地方公務員

身体障害者更生相談所などの「心理判定員」、児童相談所の「児童心理司」(この呼称は2005年から)など

地方公务员

身体障碍者更生咨询处的“心理判定员”,儿童咨询处的“儿童心理司”(从2005年开始使用的称呼)等等

これらになるにはそれぞれ該当する公務員試験を受けて合格しなければなりませんが、心理学を学んだ人にとっては挑戦しがいのあるものでしょう。臨床心理士の資格を持っていないと受からないわけではありませんが、資格を取得するために勉強したことが仕事に役立つことはたしかです。

要成为这些人,必须参加对应的公务员考试并合格,但是对于学过心理学的人来说是可以挑战的。也不是没有临床心理士的资格就不能参加考试,但是为取得资格进行的学习会对工作有帮助,这是肯定的。

⇒データ引用元:『公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会』公式サイト

⇒数据来源:公益财团法人 日本临床心理士资格认定协会官方网站

臨床心理士の平均年収は

临床心理士的平均年收是

臨床心理士の年収はいくらぐらいなのか気になるところですが、これはなかなか難しいのです。というのは、ひと口に「臨床心理士」といっても仕事のスタイルや勤務形態によって年収は全く違ってくるからです。

临床心理士的年收是多少,这是很让人在意的地方,但是这是个很难的问题。总的来说叫“临床心理士”但是根据工作的类型和勤务形态的不同年收也完全不同。

例えば、スクールカウンセラーといっても常勤とは限りません。必要なときだけ勤務してもらうといったアルバイトのような勤務スタイルもあります。このような場合には、例えば時給1,000-1,200円といった収入となることもあります。

比如,虽说是校园咨询,也不一定是常勤。也有只在必要时工作的打工形式的工作类型。这种时候,也有时薪1000~1200日元的情况。

また、医師が臨床心理士の資格を取得し、日々の医療業務の中で臨床心理士の技術を用いるといった場合もあります。このようなケースでは、医師の収入であって臨床心理士としての収入とはいえませんね。

另外,也有医生取得临床心理士的资格,在日常的医疗业务中使用临床心理士的技术的情况。这种例子里,医生的收入不能说是临床心理士的收入。

上記で紹介した、法務省専門職員(人間科学)採用試験 矯正心理専門職区分により採用され、例えば法務技官(心理)として少年鑑別所などに勤務することになると、

「一般の国家公務員に適用される行政職俸給表(一)に比べ、12%程度給与水準の高い公安職俸給表(二)(平成28年度現在、東京都特別区内に勤務する場合の初任給の例は、243,000円)が適用されます」(※下記サイトより引用)

となっています。ただし、これも臨床心理士というよりも公務員としての給与ですね。

按上面介绍的,如果由法务省专门职员(人类科学)录取考试矫正心理专门职区分录用,比如在少年鉴别所等地方作为法务技官(心理)工作的话,“比起一般国家公务员适用的行政职薪资表,更适用高12%的高水准公安职薪水表(平成28年,东京特别区内工作的情况初任工资是243000日元)”(※引用自下面网站)。但是,这与其说临床心理士不如说是公务员的工 资啊。

残念ながら「臨床心理士の平均年収がいくらぐらいなのか」という政府機関が取ったデータは見当たりません。筆者が聞き取り調査をした範囲では「200-350万円」と幅のあるものでした。社会的なニーズはあるのですが、臨床心理士というだけで高給取りになるのはなかなか難しいようです。

遗憾的是,没有找到“临床心理士的平均年收是多少”这样的政府机关调查数据。笔者询问调查的范围是200~350万日元这样一个范围。虽然有社会需求,但是只凭临床心理士就拿高薪好像很难。

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