◆夜食症候群とは

◆什么是夜食症候群?

私たちの身体の中では、さまざまなホルモンが機能しています。このようなホルモン のひとつに「レプチン」があります。 
レプチンは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質(アディポサイトカイン)で、脳の視床下部に作用して食欲を抑える、エネルギー代謝を促して体重を適正に保つ 、といった働きをしています。そのため、レプチンは、「満腹ホルモン」や「食欲抑制 ホルモン」などとも呼ばれています。

在我们体内,有各种激素在发挥作用。其中,“瘦蛋白”即众多激素之一。瘦蛋白是从脂肪细胞中分泌出的生理活性物质。它的功能是作用于大脑的丘脑下方,抑制人的食欲。促进新陈代谢,保证体重在合理范围。因此,瘦蛋白也常被人称为“饱腹感激素”、“抑制食欲激素”等。

このように、適正な食欲や体重維持に重要な役割を担う レプチンですが、夜遅い食事や夜食が常態

化すると、その機能が低下し血糖値や中性脂肪が増えることがわかっています。これを「夜食症候群(Night-Eating Syndrome、NES)」といいます。

如上所说,瘦蛋白主要承担调整食欲和维持适当体重的重要职能。如果晚上很晚吃饭,或者经常吃夜宵的话,就会导致瘦蛋白的功能降低,血糖增高和中性脂肪的增加。这种情况下我们就称为“夜食症候群”。

 夜食症候群になると、高血糖や高血圧、脂質機能異常などが起こりやすく、メタボリックシンドローム のリスクにもなりますから、注意が必要です。

 如果得了夜食症候群,就会容易导致高血糖、高血压、脂肪功能异常,患代谢综合征的风险也会增加。这应该引起我们的注意。

 ◆夜遅くの食事がレプチンに与える影響

◆晚间较晚用餐对瘦蛋白的影响

夜遅い食事はレプチン の機能を低下させます。その理由として、大きく次の2つが考えられます。

较晚吃晚餐会使瘦蛋白的功能下降, 其原因大体上表现在以下两个方面。

 ・脂肪細胞の肥大化と内臓脂肪の増加により、脂肪細胞の機能異常が起こる

由于脂肪细胞的肥大化和内脏脂肪的增加,引起脂肪细胞的功能异常

先に述べたように、レプチンは脂肪細胞から分泌されています。そのため、脂肪細胞が機能異常に陥ると、レプチンの作用も異常をきたしてしまいます。

如上所述,瘦蛋白是从脂肪细胞分泌出的。因此,一旦脂肪细胞的功能陷入异常,瘦蛋白的功能也会引起异常。

脂肪細胞の機能異常が起こる理由として、脂肪細胞の肥大化=肥満が挙げられます。夜遅い食事が続き太りやすくなると、脂肪細胞が肥大化し、それに比例してレプチンの分泌量が増加します。しかし、肥満状態では、視床下部でのレプチン受容体の感受性が著しく低下し、レプチンが作用しにくくなります。

在这里,列出引起脂肪细胞功能异常的原因,主要是脂肪细胞的肥大化,即肥胖。如果持续晚上很晚吃饭,就会容易变胖,造成脂肪细胞肥大化,与此成正比,瘦蛋白的分泌量也会增加。但是,在肥胖状态下,位于丘脑下方的瘦蛋白容纳体的感受性也会显著减低。在这种情况下,导致瘦蛋白难以起作用。

また、肥満によって内臓脂肪が蓄積 されると、身体に悪い影響をもたらす悪玉 のアディポサイトカイン(PAI-1、TNF-α、レジスチンなど)が増加し、善玉アディポサイトカインであるレプチンの作用が妨げられることもわかっています。

再加上由于肥胖引起内脏脂肪堆积,对身体造成恶劣影响的有害物质脂肪细胞因子增加,阻碍对有益脂肪细胞因子的瘦蛋白发挥其作用。

 ・睡眠中に消化活動が行われることから、睡眠不足を招く

睡眠时身体进行消化活动,导致睡眠不足

睡眠不足になると、血液中のレプチン濃度が減少することがわかっています。 夜遅くに食事をすると、睡眠中に消化活動が行われますから、睡眠を妨げて睡眠不足を招き ます。その結果、レプチンの血中濃度が減少し、夜食症候群を引き起こすと考えられています。

睡眠不足时,血液中的瘦蛋白浓度就会减少。晚间较晚用餐的话,睡眠时身体进行消化活动,会妨碍睡眠,导致睡眠不足。结果导致瘦蛋白的血中浓度减少,引起夜食症候群。

◆夜食症候群にならないための工夫 

  预防夜食症候群的窍门

夜遅い食事が続いている方は、食生活を見直した方がよいでしょう。とはいえ、仕事などの都合で夕食が遅くなってしまうことはままありますよね。そのようなときは、たとえば、夕方にエネルギー源となる炭水化物を摂り、帰宅後に摂る夕食はおかずだけにするなど、食事の仕方を工夫してみましょう。こうした工夫が、肥満や夜食症候群の予防につながります。

习惯较晚用餐的人,最好调整饮食生活。然而,由于工作等原因也会造成很晚才吃饭的情况。这个时候,可以选择在傍晚时摄取一些补充能量的碳水化合物,回家后只需吃一些小菜,请试着在饮食方法上下点功夫。这样的努力,可以有效预防肥胖和夜食症候群。

また、ストレスを上手に解消 することも必要です。

另外,也需要在消除压力方面努力。

政策研究大学院大学の鈴木眞理教授によると、夜食症候群が疑われる人は、そうではない人よりも仕事量が多い、集中力を必要とする仕事である、自分の仕事の量や質を決める権限がない、などの特徴があるとわかったそうです。

根据政策研究大学院大学的铃木真理教授的研究,疑似患有夜食症候群的人,相比没有患病的人来说,有以下这些特点:工作量更大,都是从事一些需要集中注意力的工作。他们没有权限决定自己工作的数量和品质等。

このことから、鈴木教授は、仕事のストレスを夜間の食欲によって解消しているのではないか、と指摘しています。ですから、夜食症候群を予防する ためにも、自分なりのストレス発散 方法を見つけてみましょう。

铃木教授指出,由此可知,这些人喜欢通过晚上的食欲来消除工作上的压力。因此,为了预防夜食症候群,希望大家可以试着寻找到适合自己的消除压力的方法。

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