「今のうちに食べておこう」と、寿司屋でふんぱつしてトロを注文した人って結構いたのでは? クロマグロが禁輸になるかもしれない――と、さんざんあおられた挙げ句、蓋を開けてみれば、ワシントン条約締約国会議で大西洋産クロマグロの禁輸案は否決された。で、これでマグロ騒ぎは収まるのか。そもそもクロマグロってどんなマグロ?

“趁现在快点吃吧”,前段时间寿司屋是不是很多人豁出钱点金枪鱼呢?黑种金枪鱼有可能被禁止输入——各种谣传之后,结果在华盛顿条约国会议上,大西洋产黑色金枪鱼的禁输案被否决了。但有关金枪鱼的骚动会因此平熄吗?黑种金枪鱼原本是指什么样的金枪鱼?

「マグロが食べられなくなる。。。(涙)」

“要吃不到金枪鱼了…(泪奔)”

質問者も、禁輸騒ぎでマグロが食べられなくなると心配した1人。ところでスーパーで売っているのは今話題のクロマグロなの? と疑問を持ったという。

提问者也是1个担心因为禁输纷争而再吃不到金枪鱼的人。他的疑问是:超市卖的是当下成为话题的黑色金枪鱼吗?

そもそもマグロにはどんな種類があるのか。水産庁によると、主な種類は今回の騒ぎの的になったクロマグロのほか、ミナミマグロ、メバチ、キハダ、ビンナガ(ビンチョウ)などがある(ちなみに、メバチマグロは目が大きくぱっちりしているのでメバチというそうだ…話がそれた)。この中でもとりわけ高級なのがクロマグロ、別名本マグロ。回答の中にはこのマグロについて、こんな解説があった。

金枪鱼原本都有哪些种类呢?据水产厅,主要的种类除这次引起骚动的黑金枪鱼,还有南金枪鱼、云赏金枪鱼、黄肌金枪鱼、大青花鱼等(顺便说下,据说云裳金枪鱼因为眼睛很大很水灵而叫云裳…扯远了)。其中最为高级的是黑金枪鱼,别名本金枪鱼。回答中关于这种金枪鱼有这样的解说。

「回っていないお寿司屋さんにいって、ウニやトロを頼むような人じゃないと、あんまり関係ないと思いますよ。ツナサラダのツナや、スーパーで安売りしてるのや、お寿司屋さんで200円以下で回っているマグロの中に、本マグロ(クロマグロ)はなかなかいないと思いますので」(potachieさん)

“我想如果去没非回转寿司店,不是点海胆和金枪鱼腩就没什么太大的关系哦。因为金枪鱼沙拉里的金枪鱼和超市里卖得很偏宜的金枪鱼,以及寿司店里200日元以下的金枪鱼中,很难会有本金枪鱼(黑金枪鱼)。” (potachie)

ではスーパーで売っているのは何かというと、

那么超市卖的是什么呢?

「あれは主として『キハダマグロ』です。ピンク色のは『カジキ』です。カジキマグロという名前で売っています。ほとんどが缶詰用ですがたまに刺身用で出てくるのがメカジキです。これらは店ではマグロの部類に入れています」(debukuroさん)

“主要是‘黄肌金枪鱼’。粉色的是‘旗鱼’。以旗鱼金枪鱼的名字来卖。旗鱼基本上都用来做罐头,偶尔做生鱼片。这些在店里都归类在金枪鱼里面。” (debukuro)

と「経験者」は言う。実際にはマグロとカジキは実はまったく別の魚だけれど、「大型で刺身や鮨ネタに向くので、料理屋さんなどが同じように扱い、カジキマグロという名前がつけられたのかもしれません」(東京都島しょ農林水産総合センター)とのこと。「マグロ」と呼んでいるものがこれほどいろいろあったとは……。

“经验者”的解说如上。实际上金枪鱼和旗鱼是完全不同的两种鱼,但“或许因为旗鱼也是比较大,适合做生鱼片和寿司原料,所以料理店里将其和金枪鱼一样经营,命名为旗鱼金枪鱼。”(东京都岛屿农历水产综合中心)。真没想到被叫做“金枪鱼”的鱼有这么多花样…

■クジラとは違う?

■和鲸鱼不同?

さて、クロマグロの取引規制をめぐっては、「なぜクロマグロがだめなのか」という質問もあった。

关于黑色金枪鱼的贸易限制,也有这样的问题提出:为什么黑色金枪鱼不行?

回答者からは時節柄、「鯨やイルカと同じように、環境保護団体が資金集めの手段として使おうとしている」(papa3rさん)と反発する声がある一方、「この事を反捕鯨運動と同じように取らえるのは間違っています。マグロの中でもクロマグロはもともと個体数が少ない魚です。環境保護機関が正確な調査を行っているかに関してはかなり怪しいものですが、需要増で高く売れるため乱獲が行われていることも事実です」(id_systemさん)

鉴于目前形势,有人发出反对声音,认为“鲸和海豚一样,都是环境保护团体筹集资金的手段” (papa3r)。但也有人表示“把这件事和反捕鲸运动相提并论是错误的。金枪鱼中黑色金枪鱼本来个体就少。虽然环境保护机构是否在进行正确的调查令人质疑,但因需求增加导致的乱捕行为确有其事。”(id_system)

「クロマグロ禁輸措置案に至ったのは、絶滅が危惧されてるというよりも、密漁があまりに多く、そしてそれを取り締まるのが難しいからという理由が大きい。日本側が輸入量を厳しく管理すべきだったのに、漁獲枠規制を有名無実化したまま放置したためこの有様。自業自得とも言える結果なんだよ」(milestone2001さん)という見方も強い。

“事情发展到黑色金枪鱼禁输案出现,与其说是害怕灭绝,还是因为非法捕猎太多,而且取缔行动很难实现。日本本应严格管理进口量,但事实是渔猎限制有名无实。造成现在这种局面可以说是自作自受。” (milestone2001)——这种观点也很站得住脚。

こうした現実を踏まえて農相も、「日本が責任を持って資源管理をしっかりやらなければいけない」と言ったそうだ。もちろん禁輸を主張していた国も、これであきらめたワケじゃないらしい。ということで、禁輸否決バンザイ、マグロ安泰、とノーテンキに受け止められる状況じゃなさそう。

据说农林水产相爷依据实际情况表示“日本必须承担责任做好资源管理工作”。当然,主张禁输的国建现在貌似没准备放弃。因此,现在好像也不是能高呼禁输否决万岁、金枪鱼安泰,满不在乎地接受的情况。

とりあえずは自分が食べようとしている「マグロ」が一体何なのか、どこからどんな風に来たものなのか、ちょっと考えてみようと思った。

我觉得还是先想下自己想吃的“金枪鱼”到底是什么,从哪儿、怎么来的吧。

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