【日本民间故事】惩戒贪心富翁的仁王
作者:小尾巴译
来源:福娘故事集
2011-02-26 06:00
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むかしむかし、田の又(たのまた)というところに板東長者(ばんどうちょうじゃ)と呼ばれるお金持ちが住んでいました。
很久很久以前,在田之又住着一位人称板东长者的有钱人。
でもだんだんと貧乏になって家が傾き始めたので、長者は家を立て直そうと使用人たちを牛馬(ぎゅうば)の様にこき使いました。
但是,因为渐渐地变得贫困了,所以家业面临倒闭,富翁为了能重振家业,把佣人当牛马般使用。
その為に使用人は一人減り、二人減りと、とうとうみんな止めてしまいました。
因此,佣人一个接一个地少了,最终没有人再为他工作了。
そうなると働く者がいないので、家はますます貧乏になっていきます。
这样,因为没有干活的人了,所以变得越发贫困了。
有一天,来了个非常强壮的彪形大汉,拜托富翁说「我会很认真工作的,所以无论如何请让我留在这里工作吧。」
そこで長者が試しに大男を使ってみると、大男は朝早くから夜遅くまで、それはとても真面目に働きました。
于是,富翁试用了那个彪形大汉,那男子从早到晚都很认真地工作。
感心した長者は、大男に言いました。「お前は本当に良く働くな。さてそろそろ、お前の給金(きゅうきん→給料)を決めようと思うが、何か望みはないのか?」
富翁对大汉很是赞赏,对他说道「你真的干得很不错。是时候决定你的工资了,你有什么要求吗?」
すると大男は、長者にこう言いました。「取り入れが終わったら、イネをひとかつぎ頂くだけで結構です。」
大汉对富翁说道「收割结束后,只要给我一担稻子就可以了。」
「おお、たったひとかつぎでいいのか。よし、約束しよう。」
「哦,只要一担就够了吗。那么,就这么定了。」
さて、その年の秋は、大男のおかげで大豊作(だいほうさく)となりました。「では、約束のひとかつぎを頂きます。」
在这一年秋天,托大汉的福,获得了大丰收。「那么,按照约定,我要拿一担稻子。」
大男はそう言うと、刈り取ったイネを全部ひとまとめに縛り、小山の様に大きくなったイネの束を、軽々と背負って行きました。
大汉说完之后,就把收割来的稻子全捆成一担,很轻松地背着如小山般大的稻子走了。
それを見て、長者はびっくりです。「おっ、おい、ちょっと待ってくれ!」
看到这一幕的富翁大吃一惊。「喂,喂,等一下!」
長者が後を追いかけると、大男は法福寺(ほうふくじ)の仁王門(におうもん)の前でパッと姿を消しました。「どっ、どこへ消えたんだ?!」
富翁紧追其后,可是那大汉来到法福寺的仁王门前面就不见踪影了。「去,去哪里了啦?!」
長者が仁王門にやって来ると、何と門前に泥まみれのワラジがかけてあったのです。
富翁来到仁王门前,看到门前挂着一双沾满泥巴的草鞋。
そのワラジは、長者が大男に与えたワラジでした。
那草鞋,是富翁给大汉的草鞋。
「も、もしや」長者がそばにある仁王像の足元を見てみると、その仁王像の足は泥だらけでした。「そうか、そうだったのか・・・」
「莫,莫非」富翁看了一下身边的仁王像的脚,发现那仁王像的脚上沾满了泥巴。「是这样,原来是这么一回事啊・・・」
長者は、自分の欲深い心をいましめる為に、仁王さまが姿を変えて現れた事に気づきました。
富翁这才意识到为了惩戒自己的贪欲,仁王才变身出现的。
そしてその日から心を入れ替えた長者は、出て行った使用人たちを呼び戻すと使用人たちと一緒に真面目に働き、傾いていた家を今まで以上に栄えさせたという事です。
自从那天之后,富翁就洗心革面,把离去的佣人又找回来,并且和佣人们一起认真工作,使倒闭的家业比以前更加繁荣了。
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