中国人口宣伝教育センター全国青少年健康人格プロジェクトチームはこのほど、北京エリアの学生133人を対象とした個別聞き取り調査を行った。調査結果によると、中?小学生の性格的?心理的な問題はそれほど深刻ではなかった。高校生になると問題が多発するが、それらの問題は大学入試によって一時的に覆い隠され、大学生になった段階で表面化してくる。調査対象大学生のうち、「将来に対するはっきりした計画がない」学生が半数いた。また、3割は「親とのコミュニケーションがない」、4分の1は「両親との諍いが生じて初めて話し合う」と答えた。半数近くが、「対人関係において『安全感』が感じられない」、半数が「生活に対する満足感がない」と考えており、約2割が現実の生活に対して、空虚感や不安感を抱いていた。大学生の6割が「孤独感を感じる」、8割が「社会は不平等だと思う」と答えた。中には、これが怒りの感情に発展している学生もいた。

由中国人口宣传教育中心全国青少年健康人格工程课题组,对北京地区133名学生进行的一对一的访谈调查结果显示:中小学生的人格心理问题并不严重;高中虽是问题高发阶段,但因高考被掩盖,而进入大学则表现明显:被调查的大学生中有一半对未来没有明确规划;三成与父母不沟通,有四分之一与父母出现矛盾才主动沟通;近一半在社会交往中缺乏安全感;有一半对生活不满意;约两成对现实生活感到空虚不安;六成大学生觉得孤独;有八成认为社会不平等,他们中还有的已发展成愤怒情绪。

調査に関わった専門家は、これらの問題は、大学生の健全な人格形成にマイナス影響を及ぼすと同時に、青少年の心理的健康レベルの低下、インターネット依存、自殺などを引き起こす要素も生み出していると指摘する。

参与调查的专家指出,这些问题对大学生人格健全已产生负面影响,也是造成青少年心理健康水平在下降、网瘾和自杀的重要因素。

統計データによると、中国の17歳以下の青少年のうち、少なくとも3千万人以上は、情緒的障害や行動問題について悩んでおり、このうち大学生の心理的な障害は16%から25.4%を占めている。1992年から2005年の間に、青少年が抱える「焦慮感」は約8%、「鬱憤」は約7%、「敵対心」は約8%それぞれ増加した。一方、自尊心などポジティブな心理状態は、1997年から2007年までに11%減少した。

统计标明:中国17岁以下青少年中至少有3000万人受到情绪障碍和行为问题困扰,其中大学生心理障碍占16%到25.4%。从1992年到2005年青少年焦虑增加约8%,抑郁增加约7%,敌对心理增加近8%,而自尊等积极心理特从1997年到2007年下降了11%。


【词汇学习】

人格【じんかく】:人的性格,人的品格。
多発【たはつ】:多发生,频发。
空虚【くうきょ】:空虚。
マイナス:不利,不好。
焦慮【しょうりょ】:焦虑,焦急。
鬱憤【うっぷん】:积愤,长期积累的愤怒。不满。