反応が「重かった」
“太沉重了”的反响

「すでにシナリオも絵コンテも完成していましたし、ものすごく丁寧に作っている。『マイマイ新子』とシンクロして、すごいモノができると思いました。当時の営業トークとしては、とにかく中身がよいことをアピールしたけれど、どうセールスしていったらいいのかが難しかった。配給会社に打診しても、反応が重いんです。監督の前作はコケていて知名度もないし、上映時間2時間半で制作費4億円となると、そうとう大きなマーケットでやらないといけない。その責任は配給会社にあるという考え方を、彼らはするんですね」(真木氏)

“脚本和分镜头剧本早已完成,绝对是诚意之作。和《空想新子和千年的魔法》一样,是部特别棒的作品。虽然决定以精彩的内容作为卖点,但如何进行宣传仍是一大难点。即使向配给公司打探,反应也十分迟缓。因为导演上一个作品的不卖座,又不得不创造一个与时长2个半小时花费4亿日元相称的市场出来。他们有让配给公司也担起其职责的想法。”

片渕監督の前作『マイマイ新子と千年の魔法』は、2009年11月21日から松竹配給で全国38スクリーンにて公開されるも、興行収入は2873万8500円と惨憺たる結果。作品評価こそ高かったものの、商品としては失敗。ファーストラン終了後、一部のミニシアターや名画座でセカンドランが行われたり、上映会が開催されたりしたが、現在までの累計興収は4805万4600円にすぎない。配給会社が二の足を踏むのも無理はない。そこで真木は戦略を変更し、映像配信という先鋭的なメディアに対してアプローチを開始する。

片渊导演的上一部作品《空想新子和千年魔法》自2009年11月21日在全国38家影院上映,最后却以票房收入仅为2873万8500日元惨淡收场。虽然作品评价很高,但是作为商品却是失败之作。虽然在首映结束后,在一部分小电影院和名画座(主要以放映旧电影为主的电影院)进行了二次放映,也举办了放映会,但是现在为止的累计收入也不过4805万4600日元。配给公司会犹豫不决也不是没有道理。因此,真木决定改变战略,开始用影像下载这一先进的媒体手段打破壁垒

能年玲奈的复出亦是本片的看点之一

「2014年。配信の時代に入ったことから、連続配信ドラマにしようとしました。10分×数話で、最後の部分を劇場で上映する。2015年が終戦70周年ですので、8月15日には終戦のシーンを配信することを狙ってソフトバンク、AU、ドコモにプレゼンをしたのですが、彼らは製作費を出さない。配信の権利を優先的に買えればいいという考え。それだとアウトプットはあっても、事業の主体にはなりえない。このあたりから焦り始めました」(真木氏)

“自2014年进入配信时代,出现了可连续配信的电视剧。10分钟x几集,最后一部分于影院上映。因为2015年是战争结束70周年,瞄准了8月15日战争结束场景下载的softbank、AU、docomo都有进行宣传,但是他们并不会出制作费用。考虑到能够优先买到下载权比较好。但那样的话即使有输出也不能成为主要事业。大概是从这儿开始焦虑的。”(真木)

映像配信という可能性も閉ざされたものの、真木は資金調達の手段として、もうひとつ考えていた策があった。
虽然影像配信行不通,但真木又想到了筹集资金的方法。

「それと前後して、クラウドファンディングの研究をしていたんです。僕の後輩の女性が『ハーブ&ドロシー』という作品をクラウドファンディングで資金調達をしていて、その話を彼女から聞きました。それからクラウドファンディングの研究をしている清田さんとディスカッションをした結果、この手法を導入することに決めました」(真木氏)

“那之后便开始了众筹的研究。我从一个女性后辈那里听说了她用作品《香草&Dorothy》进行了大众资金筹措。之后就大众筹措资金与清田先生商谈后,决定导入这种手法”(真木)

そしてこの試みは、思わぬ成果をもたらすことになる。

这次尝试带来了意想不到的结果

クラウドファンディングの目的はパブリシティ

大众资金筹措是为了广告宣传

時折『この世界の片隅に』を指して、「クラウドファンディングで制作費を調達した作品」と書かれた記事を目にするが、これは間違いで、真木がクラウドファンディングで資金を集めたのは、パイロット・フィルムを作成するためである。『この世界の片隅に』のクラウドファンディングでは、当初の目標金額2000万円を超えて3921万1920円を記録するが、それでも片渕監督と丸山が想定した制作費4億円にはほど遠い額である。真木にとってクラウドファンディングをどう位置づけるかは、はっきりしていた。

偶尔会看到《在这世界的角落》是‘通过大众筹措制作费用而诞生的作品’的报道,但其实不是这样的,真木通过大众筹集的资金是为了制作样片。虽然这部电影的大众筹措资金超过了最初2000万日元的目标,达到了3921万1920日元的记录,但是与片渊导演和丸山预想的4亿日元制作费用相比,不过是杯水车薪。对于真木来说,已经对大众资金筹措这一手法有了准确的定位。

ラウドファンディングを導入するにあたり、資金調達パブリシティか、どちらが重要か?ということになり、僕はパブリシティのほうが重要だと答えました。その段階で製作委員会を組もうとしたのですが、製作委員会の組成には時間がかかるので、当社がクラウド導入以前に出資しました。同時に製作費を40%カットして2.5億円に。上映時間も110~120分を目標にしました。当然、片渕監督は“出来上がったコンテをすべて映像にすることで完結するわけだから”と抵抗しましたが、“カットしても中身は伝わる。あなたならできる”と説得しました」(真木氏)

在导入大众资金筹措这一手法时,筹集资金和广告宣传,哪个更重要?我会认为广告宣传更重要在这个阶段,已经组织好了制作委员会,但因为组成制作委员会需要时间,所以我们公司在进行大众资金筹措之前就已经出资了。同时削减了40%的制作费用,变成了2.5亿日元。电影时长也定在了110~120分钟。当然,片渊导演拒绝“只是将分镜剧本变成影像”的做法,我以“你的话即使削减时长也能很好的传达作品内容。”的言辞说服了他。

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