《仁医》台词节选:

「あなたの子かどうかわからないのは承知の上です。なんとか!」

「頼むぜよ!」頭を下げて頼む仁と龍馬。黙って見つめる恭太郎。

「400両ねー。そんな大金ここいらに転がってるとでも?」
重箱をひっくり返す田之助。小判の山が畳みに広がる。

「おや。あった。」

「お願いします!400両、貸してください!」と仁。

「こういうがはどうじゃ。新しき薬には、おまんの名を付けるがじゃ。名づけて、名薬田之助、薬は田之助、助かる田之助、たまーるが田之助!こういたら、田之助の名はますます上がるがじゃき。どうぜよ?悪い話ではないろ?」

「名前ね・・・。」突然着物の襟をただし、小判を踏みつける田之助。

「そんなことせずとも、わたしゃ芸だけで名を上げてみせるさ。悪いけどね、この小判はこの田之助の、汗と、血さ。肉さ。一両たりともやる事などできゃしないよ。」

足で散らばった小判をかき集めながら田之助が言う。

「・・・」

「何が血だ。肉じゃ。所詮は己を体よく見世物にしただけのあぶく銭ではないか!」と恭太郎。

「恭太郎さん!」と仁。

「ふふ。お侍さん、初音を買っただろ。」刀を手に取り立ち上がる恭太郎。

「役者の身分にも関わらず、禁をヤブっての登楼!斬られたとて文句は言えぬはずじゃ!!」

「落ち着け、橘殿!」龍馬が必死に止める。

「初音は、うわ言でもお主の名を呼んでおる!身を売る女が、お主のことだけは本気で慕っておるのじゃ!哀れと思わぬのか!!」

「私だって身を売ってやってきたんだ。」

「・・・」

 「小さい頃は坊主相手に。年を取りゃ暇と金を持て余したご婦人相手に。女郎と同じことをしながら、血を吐くような思いで芸を磨き、やっと手にした。これはそういう金なんだ。」

「・・・」

 「どうしても初音を助けたいなら、テメーがまず身を切るのが筋だろうぜ。旗本株でも売ってから出直してきやがれ!」

「・・・」

相关日语知识点讲解:

●そんな大金ここいらに転がってるとでも?

「ここら」に同じ。近称の指示代名詞。
和ここら相同,指示代词;

話し手に近い場所を漠然とさしていう。この辺。このあたり。ここいら。
指的是离说话人近的地方,这儿,这里;如:たしかここいらに置いたはずだ/ 确实是放这儿的啊。

●役者の身分にも関わらず、禁をヤブっての登楼!

田舎の巫医(ふい)。一つの術にしか通じていない者のこと。物知らずで学行の劣っている禅の修行者にたとえてもいう。
指乡村里的巫医,就是精通巫术的那种;另外也指无知的、修行低劣的修行者。

テメーがまず身を切るのが筋だろうぜ。

テメー、自分という意味。
テメー,就是指自己;如:テメーの事はテメーでやんな。/ 自己的事自己做。

身を切る【みをきる】

1、つらさや寒さが厳しく、からだを切るように感じられる。
如切肤般感受严寒或者痛苦;如:身を切るような寒さ/ 寒冷刺骨

2、自分の金で払う。身銭を切る。
自己掏钱,自己掏腰包;

在这指自己掏钱替别人赎身;

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