增重20公斤：松山健一的角色塑造
作者：ウサギ译
来源：spotlight-media
2016-11-08 06:30
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定番の役どころやイメージはなく、様々な役になれることから「カメレオン俳優」「憑依型俳優」と言われている松山ケンイチさん。作品ごとに演技や外見を柔軟に転換させるその役作りについては、たびたび話題にも上ります。
被称为“变色龙演员”“依附型演员”的松山健一，给人留下的角色印象并非一成不变的，而是各有千秋。他根据每部作品来调整自己的演技及外表的灵活性，也常常成为话题。
そして今年初めには、松山さんの姿が世間で"激太り"と騒がれたこともありました。しかし、それは激太りなどではなく、11月19日に公開される映画「聖の青春」の主演を演じるために行った、壮絶な役作りだったことが判明。
今年初，松山“突然发胖”的样子成为话题。不过，这可并不是他真的发胖了，而是为了饰演11月19日即将公映的电影《圣之青春》中的角色，而做出了牺牲性的角色塑造。
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■憑依型俳優・松山ケンイチの役作り
■依附型演员松山健一的角色塑造
NHK大河ドラマ「平清盛」
NHK大河剧《平清盛》
NHK大河ドラマ「平清盛」で清盛役を演じた松山さんは、ストーリー中盤の出家シーンに際して、かつらを使わず実際に頭を剃った。
在NHK大河剧《平清盛》中饰演清盛一角的松山，在故事中段有出家的镜头，他竟然不使用假发，真的剃了个光头。
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映画「NANA」
电影《NANA》
映画「NANA」に出演する際にはベースを一晩で一通り弾きこなせるよう練習して撮影に望んだ。
在电影《NANA》中出演时，通宵练习完贝斯再去拍摄。
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映画「GANTZ」
电影《GANTZ》
映画「GANTZ」に出演の際には役作りで体重を7kg増量。
在出演电影《GANTZ》时，为了塑造角色而增重7kg。
そして今回。11月19日公開の映画ではさらに体重を増量させて、役に挑んだことが話題となっています。
而这次，在11月19日公映的片子中为了塑造角色更是增重了不少成了大热话题。
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■映画「聖の青春」で行った役作り
■为电影《圣之青春》而进行的角色塑造
11月19日に公開を控えた映画「聖の青春」。この作品は大崎善生氏による同名のノンフィクション小説が原作で、難病と闘いながら将棋に全人生を賭け、29歳という若さで亡くなった実在の天才棋士・村山聖氏の壮絶な一生を描いた物語。
11月19日即将公映的电影《圣之青春》，是由大崎善生的同名记录文学小说的原作改编而成的 ，描写了与疑难病症斗争、将人生全部赌在将棋上、29岁就英年早逝的天才棋手村山圣波澜壮阔的一生。
1969年に広島で生まれた村山（松山ケンイチ）は、幼少期よりネフローゼを患い、入退院を繰り返す中で将棋と出合う。森信雄（リリー・フランキー）に弟子入りし、病気を抱えながら名人位のタイトルを目指して同世代の天才棋士らと激闘を繰り広げ、ついに最大のライバル・羽生善治（東出昌大）との対局に挑む。
1969年出生于广岛的村山（松山健一饰演），幼儿时期就患上了糖尿病性肾硬变，在住院出院的反复中与将棋邂逅。并拜森信雄为师，怀着病体竞争排名头衔，和同年龄的天才棋手们争锋相对，最终挑战对局最大的敌手羽生善治（东出昌大饰演）。
名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、そして現在も活躍している仲間たちとの友情を通して描きます。
这部剧通过师弟爱、家庭爱、以及和现在活跃着的同伴之间的友情来描写了他追逐名人梦的“怪童”一生。
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“将棋に全身全霊を捧げた伝説の棋士役”を演じるプレッシャー
饰演“全身心奉献给将棋的传说中的棋手角色”的压力
松山さんは"将棋に全身全霊を捧げた伝説の棋士役"を演じるにあたり、将棋会館に通い詰め、師匠の森信雄さんや、広島に住む村山さんの両親のもとを訪ねるなど、ゆかりの地を巡ったといいます。
松山为了饰演“全身心奉献给将棋的传说中的棋手角色”，勤于来往将棋会馆，并拜访了大师森信雄及住在广岛的村山父母，遍访了相关之处。
そして、壮絶な肉体改造を敢行。精神面、肉体面ともにこれまでにない壮絶な役作りを行いました。
而且，他还进行了牺牲性的肉体改造，从精神面和肉体面都进行了前所未有的角色塑造。
東出昌大「松山さんがすごく体形を変えられたことは、事前に知らされていました。体を気遣うプロデューサーが忠告しても、松山さんは胃薬を飲みながらたくさんのスナック菓子や炭酸飲料を摂り、命を削って役に挑んでいると聞いていた」
东出昌大说，“我事先是知道松山极大程度上改变了自己的体型，就算制片人告诫他要小心身体，他还是吃着胃药再吃点心、喝碳酸饮料，真是拼了命在塑造角色。”
森義隆監督「松山君の場合はビジュアルだけでなく、彼自身の中の体感で村山に近づけていこうと。とにかく本人の入れ込みようが凄くて、鬼気迫るものがありましたね。松山君は撮影当時30歳で、ほぼ村山が死んだ年齢と重なります。本当に肉体と精神の変化を通して魂が乗り移っていたような迫力を感じました」
森义隆导演说，“松山不仅在外表上接近原型，内在的感受也和村山靠近了。总而言之，他本人真的很拼，对自己咄咄逼人。松山拍摄时正是30岁，几乎和村山去世时同年龄。真正能感受到他通过肉体和精神上的变化来塑造角色灵魂的真实感。”
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その結果、体重を20kg増量させることに成功
而结果，就是松山成功增重20kg
そのプレッシャーに打ち勝ち、壮絶な肉体改造を乗り越えて体重を20kg増量させることに成功。松山さんは体形や風貌も大きく変えて村山聖役に挑みました。
在压力重重下，他成功改造了肉体，并增重20kg。松山挑战了体型、外貌都和自己本身迥然不同的村上圣这一角色。
「原作を読んだ時に、村山聖という人間の生き方に心を揺さぶられた。この人のためだったら、すべてを捨てられるという思いがあったから、ここに来ることができた。苦しい部分もあったけれど、好きという気持ちは、全部を超えてしまう。それが実感できた現場でした」
“阅读原作时，我感动于村山圣这一人物的生存方式。如果为了这个人，觉得可以舍弃一切，才走到了这一步。虽然其中艰辛自不必说，但喜爱的心情超越了一切。这就是我在现场的实际感受。”
公開を前に行われた完成披露試写会の舞台挨拶では、壮絶な肉体改造に苦しんだことも明かしつつ「村山さんへの愛があったからこそ過酷な現場を乗り切れた」と語った松山さん。
在进行公映前试映会的舞台招待时，松山坦言自己改造肉体的艰苦，也说出了“对村山的爱，让自己跨越了这道残酷的坎儿。”
大崎善生「はじめて松山ケンイチさんとお会いしたとき（※撮影が始まったころ）、村山聖さんに似ているのに驚いた。右手の爪は村山を真似て長く伸びていた。意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた」
大崎善生说，“初次会见松山时（※拍摄开始时），对于他和村山圣的相似程度吓了一跳。右手的指甲也和村山一样留得长长的，意志坚定的眼神，从内在散发出来的自然的幽默感，以及对他人的好奇心和温柔。仿佛遇到了17年未见的村山。”
原作者の大崎善生氏は、まさに「17年ぶりに村山くんがいた」と、完璧な役作りをして撮影に望んだ松山さんに驚き、絶賛しました。
原作者大崎善生说出仿佛“遇见了17年未见的村山”，对松山完美的角色塑造赞口不绝。
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さらに驚くのはゲスト登壇した佐藤天彦名人が語ったこの話
更令人震惊的，是作为嘉宾上台的佐藤天彦名人所说的话
「松山さんは体重を20キロくらい増量されて、もうすでに戻っているらしいという話は聞いていた。ここまでスッキリされているとは思わなかったので、プロってすごいなと思った」
“松山增重了20kg，但听说他已经恢复了原来的样子。真没想到会如此顺利，不愧是专业的。”
佐藤名人曰く、すでにもう戻っているうえに、さらに予想よりもスッキリしていたとのこと。村山さんを近くで見ていた方達が絶賛するほどの役者魂を見せつけた松山さん。この映画について「自分にとって一生に一本の作品になると思う」と語るほど素晴らしい作品となったようです。
据说佐藤名人所说的已经全部恢复，比预料中的更顺利。近观村山的各位都对松山的演员之魂赞叹不已。松山也说，这部电影“对自己来说，是一生仅有一次的作品。”真的是一部很棒的作品吧。
松山さんの役作りについては世間でも有名
松山的角色塑造在业界很出名
「デスノート」については、松山ケンイチさん演じる「L」が最高との評価が圧倒的。
《死亡笔记》中，松山健一饰演的“L”被誉为是最好的。
すでに映画を観た方は皆さん絶賛。
看过电影的观众都赞口不绝
10月29日に公開された映画『デスノート Light up the NEW world』では8年ぶりにLを演じたことも話題に。どちらも観たい！
在10月29日公映的电影《死亡笔记 Light up the NEW world》中，他阔别八年饰演L也成了大热话题。这两部电影都想看！
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「俳優の仕事に勝ち負けがあるとすれば、自分自身に対してでしょうね。今回も村山聖という役を演じることはひとつの挑戦だった。自分自身に勝たないと役というものがつかめないんです。負けると役をこっちに（自分自身の方へ）引き寄せて演じてしまう。もちろんそういう役も時にはあるのですが、今回はそうではなく、役にいかに近づけられるかが大事だった。だから自分に負けたくないと思ったんです」
“如果说演员工作有成败之分的话，那也是对自己而言的吧。这次饰演村山圣这个角色，是一种挑战。要是不战胜自己，是没办法抓住这个角色的。要是输了，角色反而会变得更像自己。当然也有过这样的情况，但这次不同，如何更接近角色才是最重要的。所以我不想输给自己。”
壮絶な役作りを乗り越えて「村山聖」の生き様を体現した憑依型俳優・松山ケンイチ。いつも真正面から作品と向き合うからこそ、どんな役も自在に演じられるのでしょう。
依附型演员松山健一，跨越了巨大的角色塑造障碍，成功再现了“村山圣”栩栩如生的样子，只有一直正对作品的演员，才能自由自在地演绎出任何角色吧。
次は一体どんな役を演じるのか。今後もその活躍に注目です！
之后他还会扮演什么样的角色，真是令人非常期待他的活跃表现！
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