世の中には、「三大祭」「三大名園」「三大名所」のように、「三大○○」と呼ばれるものがたくさんあります。

在世上有很多像“三大祭”“三大名园”“三大名胜”这样被叫做“三大oo”的说法。

その一方で、「四天王」「四神」のように、「四○○」というものもあります。

另一方面,也有像“四大天王”“四大神”这样“四大oo”的说法。

「三」にせよ、「四」にせよ、収まりが良い数字なんですね。これに関して、ふと思いつきました。
「三」=東日本に多い?=キリスト教由来?
「四」=西日本に多い?=仏教由来?
ではないかと。

不管是三还是四,都是很有平衡感的数字。关于这个,我突然想起来一点:

三=在东日本更多=从基督教传来?

四=在西日本更多=从佛教传来?

特に根拠はありませんが、キリスト教で「三」と言うと、「三位一体」を思い浮かべます。「四」の「四神(しじん)」というのは、「玄武・白虎・朱雀・青竜」で、「色=方角=季節」をも表しますね。中国由来。

也没有特别的理由,在基督教中说起“三”,就会想起“三位一体”。而“四”的“四神”所说的则是“玄武,白虎,朱雀,青龙”,也表示颜色、方位、季节。这是由中国传来的。

そして、キリスト教=西洋=「三」というと、「ワルツ」、そしてこの「三拍子のリズム」は、「騎馬民族(?)由来」ともよく言われます。それに対して、「四拍子」は、「農耕民族由来」というのも聞いたことがあります。

而且基督教=西洋=三,说起三拍的华尔兹,经常说是从骑马民族传来的。与此相对,也听说过“四拍子”是从农耕民族传来的。

本当かどうかはわかりませんが。以前「日本の唱歌」を調べたことがあって、その際に、「三拍子の曲が少ない」というのが分かったことがありました。

不知道是不是真的,以前我调查过《日本的唱歌》,在过程中明白了“三拍的曲子很少”这一点。

それによると、『日本語研究所』(城生佰太郎=じょうお はくたろう、日本実業出版社刊)という本の中で城生先生は、「日本語のリズムは基本的に四拍子からなっています」と書いていて、私はそれを裏付けるべく、家の本棚にあった「日本の唱歌(上)明治篇・金田一春彦・安西愛子編(講談社文庫)」に載っていた163曲について調べてみたのです。

在《日语研究所》(城生佰太郎,日本实业出版社)一书中,城生老师写道:“日语的节奏基本是四拍”。为了证实这个说法,我翻阅了家里书架上的《日本的唱歌(上)明治篇·金田一春彦·安西爱子编(讲谈社文库)》中记载的163曲。

そうすると、163曲中、ほとんどは「4分の4拍子」か「8分の4拍子」、あるいは「4分の2拍子」で、それ以外の「4分の3拍子」か「8分の6拍子」という"3拍子系"のものは、わずかに20曲しかありませんでした。また、そのうち外国の曲(民謡や外国人が作曲したもの)が12曲。作曲者未詳のものが2曲で、日本人が作曲したものはたったの6曲だけだったのです。(その6曲の曲名は「港」(吉田信太作曲)、「美しき天然」(田中穂積)、「妙義山」(田村虎蔵)、「二宮尊徳」(田村虎蔵)、「敦盛と忠度」(田村虎蔵)、「昼」(弘田竜太郎)です。)

在163曲中,大部分是“四分之四拍”、“八分之四拍”或者“四分之二拍”,除这些之外的“四分之三拍”、“八分之六拍”之类的三拍子系列的只有20曲。而且其中外国的曲子(民谣或者外国人作的曲)有12首,作曲者不详的有2首,由日本人作曲的只有6首(六首的曲名为《港》吉田信太作曲,《美丽的天然》田中穗积作曲,《妙义山》田村虎藏作曲,《二宫尊德》田村虎藏作曲,《敦盛和忠度》田村虎藏作曲,《昼》弘田龙太郎作曲)

そして、私はこう締めくくっています。「よく、欧米は3拍子=ワルツができるのは狩猟民族で馬に乗っていたから(パカパッ、パカパッ)、日本人は農耕民族で畑を耕す動きは「ヨイショ、ヨイショ。」と2拍子なので、頭の拍が強い2拍子が得意。ヤーレン、ソーランソーラン、ソーラン、ハイ、ハイ!となるのだ・・・などといわれますが、確かにそうなのかもしれません」

我是这样总结的:欧美经常以3拍的华尔兹,是因为狩猎民族经常骑马(哒哒哒……)。日本人是农耕民族,耕田劳作的时候是“哎哟、哎哟”的拍子,所以擅长开头强烈的2拍。说不定真的是因为这样,才变成了《拉网小调》。(译者注,《拉网小调》为北海道的民谣)

やっぱり「四拍子」なんですよね。そしてそれは、農業の作業のリズム・鍬で畑を耕すリズムではないかと。明治維新前までは「四(拍子)」で、明治維新以降、欧米の文化が入って来て「三(拍子)」が増えたのではないか?と思うのです。そういう目で見ると、なんか、「三」と「四」に関しても傾向があるのかもしれません。ちょっと今後、気にして、見てみることにします。

果然日语是4拍子,而且是干农活、耕田时的节奏。明治维新之前是“四”,是不是明治维新之后,随着欧美文化传入“三”才增加的呢?这样一看,“三”和“四”可能有这样的趋势,今后我会留心观察的。

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