近年急速な成長を遂げ、国内総生産(GDP)では米国に次いで世界第2位になった中国だが、これまで中国経済を支えてきた国有企業が生産能力の過剰などで苦しんでいる。中国メディアの微頭条はこのほど、日本と中国の企業には根本的な違いがあると指摘し、老舗の多い日本企業から学べる点について論じた。

近年来中国经济取得急剧成长、国内生产总值(GDP)仅次美国排在世界第二位,但到今天为止,一直支撑着中国经济的国有企业却因为生产能力过剩等原因苦不堪言。一个名为微头条的中国媒体近来,指出日本与中国企业之间存在根本性的区别,并从老字号较多的日本企业能学到的要点进行了讨论。

日本には創業150年以上の企業が2万社以上もあるのに対し、中国にはたったの数社しかない。企業の平均寿命も、中国の中小企業はわずか2-3年程度と日本に比べて圧倒的に短い。それだけ中国では競争が厳しく、新陳代謝も活発という見方もできるが、中国で老舗企業が少なく、企業の寿命が短いのは果たしてなぜなのだろうか。

在日本成立150年以上的企业有2万多家,与此相比中国仅有几家。在企业的平均寿命方面也是,中国的中小企业仅有的2-3年的程度与日本相比,也是压倒性的短。单看这点,中国竞争激烈残酷、新陈代谢较为活跃的看法也有存在,但究竟为什么中国老字号稀少、企业寿命短呢?

記事は、日本と中国の企業には根本的な違いが4つあると分析。まず1つ目は「追求するもの」が異なると指摘し、日本企業は製品そのものの完成度を追求するのに対して、中国企業が追求するのはあくまでもカネであると指摘。そのため、儲かればすぐに多角化経営に走ると指摘し、1つの分野だけを愚直に追求する日本企業を称賛した。

报道分析认为日本和中国企业之间根本上的区别有四点。首先第1点“追求的东西”有所差异,它指出日本企业追求产品本身的完成度,相比起来,中国企业追求的始终都是金钱。为此,文章中还提到能赚钱的话就立刻走多元化经营的道路,并且对只对一个专业愚忠到底的日本企业进行了称赞。

さらに「技術に対する理解」の違いを挙げ、中国人は設備さえ整えれば一流の製品を造ることができると勘違いしていると指摘。日本企業は設備よりも、技術そのものを重視しており、そうした考え方の違いが職人の有無につながっていると言えよう。また、「速度に対する理解」も日中では大きく異る点だ。中国人は効率と速度を重視する傾向があり、功利を焦る気持ちが強いが、日本企業は時間をかけてブランドイメージを築き、質の高さを保障するという前提でのスピードを追求する。

还举出了“对技术的理解”的差异,报道指出中国人存在一种只要设备完整的话就能制造出一流的产品这种误区。日本企业比起设备,更加重视技术本身,可以说这种思考方式的差异与工人有无这种思想之间存在千丝万缕的联系。中国人也有重视效率与速度的倾向、功利心很强,而日本企业则是花时间在打造品牌印象、保障高质量的前提下追求速度。

そのほか記事は、「規則に対する理解」についても日中では異なると指摘している。中国に「上に政策があれば、下に対策がある」という言葉があるとおり、中国人はそもそもルールについて「守るべきもの」とは考えていない節がある。ルールの抜け穴を探すのも中国人は上手だが、日本人はあくまでも「ルールは守るべきもの」と考えるだろう。規則を守ることで効率的な経営や運営が可能になるのだが、中国企業が真の意味で日本企業に倣うようになれば、中国経済も本当の意味で日本を追い抜く時が来るかもしれない。

其他的报道指出了关于“对规则的理解”中日之间的不同。中有句俗话叫“上有政策,下有对策”,说起来中国人认为规则不是“应该遵守的东西”。中国人十分擅长钻规则的空子,但日本人却始终认为规则就是“应该遵守的东西”。遵守规则能使有效地经营、运营成为可能,但中国企业一旦在真正意义上变得开始模仿日本企业的话,那么中国经济在真正意义上追上日本的时代也可能将会来临。

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