日本の武士道精神を代表する「切腹」。日本独特の価値観のように思えるが、その起源は中国にあるとの仮説がある。

代表着日本武士精神的“切腹”行为,本来以为是因为日本人独特的价值观所致,不过也有这种行为起源于中国的假说。

切腹の起源は中国の春秋戦国時代(BC770~BC221年)にあるという。「荘子(外篇)」には、周の霊王・尊敬王付きの政治家だった萇弘(ちょうこう)が、謀略にはまって無実の罪で古蜀へ流された際、自身の潔白を証明するために腹を切って果てたとの記述がある。同じく戦国時代の聶政(じょうせい)も、恩人を失脚させた韓の大臣に敵討ち試み、最後に切腹して果てたと伝えられる。

切腹的起源据说在中国的春秋战国时期(BC770~BC221年)。《庄子(外篇)》中记录有:追随着周景王、周敬王的政治家苌弘,在陷入他人所设下的圈套中被降于莫须有的罪名而将要被流放到古蜀国的时候,为了证明自身的清白而切腹自杀。在同一时期战国时代的聂政,尝试向令自己恩人失去立足之地的韩国的大臣报仇,结果最终以切腹自杀收尾。

このような故事が遣唐使らによって日本に伝わり、土着の「怨霊退散」などの観念と結びついたのではないか―記事ではこのような仮説を立てている。古代の日本では、恨みを抱えたまま死ぬとその恨みは人の腹部にとどまるとされており、腹部を切り開くことによってそれを解放するという考えが生まれた。

文章设立了这样的一个假设:像这样的故事由遣唐使传入日本,切腹行为会不会是与当地的“怨灵退散”等概念结合起来的产物呢?在古代的日本,通常认为一个人如果怀抱着怨恨死去,那么他的怨恨就会聚集在腹部,于是产生了通过将腹部剖开来解放这些积累的怨气的想法。

日本語に「腹を決める」「腹が据わる」などの表現が多いことからもわかる通り、日本人は腹部をたいへんに重要視している。そこは魂や精神の居場所と考えられており、自身の潔白を証明するために腹を切り開いてその中身を見せるといった発想が生まれたようだ。中国ではこのような自決の方法はすたれていったが、日本ではのちのちまで残っていったのである。

从日本语中有很多“腹を決める(下定决心)”“腹が据わる(沉着)”等词汇表现,也说明了日本人非常重视腹部。认为这里是灵魂、精神的居住地,于是产生了想要证明自己的清白就要将腹部划开,将本质的东西展示出来的想法。在中国这种自杀的方式并没有流传下来,不过在将来的日本却有所残留。

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