中国で昨年9月に発生した汚染粉ミルク事件は、今も消費者の心理に大きな影を落としている。国産粉ミルクが敬遠され、高価な外国製品の需要が急速に伸びており、深刻な打撃を受けた国内の業界からは政府に支援を求める声が出始めている。

中国去年9月所发生的毒奶粉事件,至今仍在消费者心中留下巨大阴影。人们对国产奶粉敬而远之,使贵价的外国产奶粉需求激增,深受打击的国内乳业界开始要求政府伸出援手。

中国乳製品協会の統計によると、今年の第1四半期に輸入された外国製粉ミルクは6.6万トンにのぼり、昨年同期より83%も伸びた。外国製粉ミルクの市販価格は国産品の2倍を超えることが多いが、乳幼児を抱える(身边有)多くの保護者は「安さ」よりも「安心感」を重視していることがうかがえる。こうした傾向は中国の中でも比較的豊かな沿海部でより顕著にみられる。

据中国乳制品协会统计所得,今年第一季度共进口外国制奶粉6.6万吨,比去年同期增长了83%。虽然外国产奶粉的市面零售价格是国产奶粉的2倍多,但许多婴孩的家长都认为“安心”比“便宜”更重要。这一情况在中国比较富裕的沿海地区尤为明显。

一方、国産粉ミルクは在庫が急増し、全国ですでに30万トンを超えたという。河北省や新疆ウイグル自治区などで多くの中小乳製品メーカーが生産停止に追い込まれ、牛乳を捨てたり、乳牛を処分したりして自主廃業する酪農家も現れている。中国メディアは「国産品の中からその後、有害物質は検出されていない」と伝えているが、消費者の不安解消には至っていないようだ。

另一方面,国产奶粉库存量激增,据称全国已囤积共30万吨的奶粉。在河北省和新疆维吾尔自治区等地,许多中小乳制品厂家被迫停止生产(奶粉),甚至出现有些奶农倒掉牛奶、处置奶牛,自动歇业的情况。即使中国的传媒报道“(毒奶粉事件后)并未在国产制奶粉中查出有毒物质”,但仍无法消除消费者的不安情绪。

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