聞き合わせ」に注意

留心“问询”

例えば誰かに贈り物をする時、贈る相手の趣味や好みはどんなものかを他の人に聞いたりすることがありますね。口頭での事前調査のようなもので「聞き合わせ」という京都の習慣があります。

比如在给谁赠送礼物时,会从其他人那儿询问对方的兴趣以及喜好。京都有类似这种进行事先口头调查的“问询”习惯。

これは縁談話のある家同士の間でも度々なされているようで、お婿さんの親や親戚などがお嫁さんの家の近所に行って、その人の評判などを聞きに行きます。まるで身元調査のようで嫌だと思われる方もおられるかもしれません。実際、私の母も結婚前に聞き合わせをされていたようで、母の母、つまり私の祖母は仕事を持っていたので、その仕事内容も聞いていたようです。

这种情况也经常会发生在有婚事的两家之间。女婿家的父母和亲戚会去新娘家附打听对新娘的评价。或许有人觉得这像身份调查而讨厌。实际上,我母亲结婚前也进行了婚前询问,因为母亲的母亲也就是我的外祖母有工作,所以也问询了工作内容。

その聞き合わせによって一時は父との結婚を反対されていたようですが、父の意思が固かったために私の両親はめでたく結婚することができました。結婚する上で大事なのはやっぱり本人たちの意思ですね。「ええとこ」のお嫁さんをもらっても離婚する夫婦はいくつもはありますし、近所の思い違いだってあり得るでしょう。聞き合わせなんかに負けていてはいけません。

由于打听来的结果父母的婚姻一度遭到反对,但因为父亲的想法坚定,我的父母还是顺利结婚了。在结婚这件事上果然还是要看当事人的意愿。也有听取别人意见迎娶新娘后离婚的,可能是邻居的误解吧。不能屈从于打听得来的消息。

京都人はうわさ話が好きだといいますが、お年頃のお嬢さん、息子さんがおられるお家はちょっと注意してみましょう。ついうっかり(?)朝帰りしたところを近所の人に(特にうわさ好きな厄介な人に)見られてしまったら、あとあとフォローする手段を考えておいてもいいかもしれませんね!

据说京都人喜欢传谣言,稍注意下那些有适龄儿女的人家吧。不留神早上才回家时被街坊(特别是那些喜欢谣言的难对付的人)看到的话,或许应该考虑下圆场的手段比较好。

全面了解京都人!