芸能人やアスリートの世界にも多い「姉さん女房」。しかし、近年の歳の差カップルブームの激しい火付け役は漫画やドラマではないだろうか?
昨年の代表作といえば「今日会社休みます」だが、「ラスト・シンデレラ」も記憶に新しい。三浦春馬演じる広斗に心臓ドキドキさせられ、福士蒼汰演じる田之倉君にキュンキュンさせられていたはずだ。

在艺人和运动员的世界里总有很多的姐姐型恋人。但是,近年来将姐弟恋这把火点旺的难道不是漫画和电视剧吗?
这样说来,不仅有去年的代表作《今天不上班》,而《最后的灰姑娘》这部剧也仍然记忆犹新。我们不仅为三浦春马饰演的广斗而心跳加速,也因福士苍汰扮演的田之仓君怦然心动。

あんなことやこんなこと、私もされたてみたい~と妄想を抱くのも楽しみのひとつだっただろうが、このドラマの面白さは10も15も歳が離れたオバサンをなぜ年下男が相手にするのか? 彼女たちが選ばれるのか? ……という部分にあったはずだ。

虽然抱着“我也想要被这样那样对待呢”的幻想也是快乐的一种,但这种电视剧的有趣之处应该在于年轻的男人们为什么要以大自己10~15岁的“阿姨们”来做恋爱对象呢?她们是被选择的吗?

■なぜ年下男性が"女子力“の低い年上の彼女たちを選ぶのか?

■为什么年轻男性会选择没有“女人味”又比自己年龄大的女性呢?

「ラスト・シンデレラ」「今日会社休みます」の共通点は主人公の女子力の低さにある。ドラマが大ヒットした背景は相手の年下男性役がカッコいいだけではない(※もちろんそれもあるが)。主人公を、綺麗でモテる女性や誰もが憧れるような理想の女性になど設定していないからだ。

《最后的灰姑娘》与《今天不上班》的共同点在于主人公的女人味不足。电视剧能够大受欢迎的背景不仅在于对手戏的年轻男性长相帅气(当然也有这部分的原因),而在于女主人公的设定并不是长相漂亮又受欢迎的、被他人喜爱的理想型女性。

「ラスト・シンデレラ」の遠山桜(篠原涼子)は女子力を全く持ち合わせていない。美容師のくせに外見や着飾ることことなどを一切しないオヤジ力満載のアラフォーである。まさに今の世相を現すサバサバ系のオス化した女子。男の前だろうがなんだろうが毒を吐き、泥酔し暴れまくり、平気でケツをかき、女性らしさとは程遠い身なりや言動のオンパレード。
一方「今日会社休みます」の青石花笑(綾瀬はるか)もこれまた女子力とはかけ離れたホント~に地味すぎるOL。性格だってジメジメだ。華やかさのかけらも、存在感も、男性を惹きつける外見的要素など何一つ持ち合わせていない。服のセンスだって髪形だってダサダサだ。

《最后的灰姑娘》的远山樱(筱原凉子饰)是个几乎没有女人味的人。虽然身为美容师,但却是一个从来不在外观和打扮上下功夫的大叔力满满的中年妇女。简直是体现当今世态的率直派的女汉子。不管在男人面前还是别的,依旧口吐恶言、喝得酩町大醉后暴走,无所顾忌地挠屁股,是一个言行举止与女人味毫无关系的集合体。

另一方面《今天不上班》的青石花笑(绫濑遥饰)也是这种与女人味相距甚远的毫不显眼的上班族。性格阴郁、没有绚丽外表、没有存在感也不吸引异性注意的无一是处的女人。就连服饰品味和发型都是土里土气的。

そんな彼女たちだからこそ、みんな自分に重ね合わせ感情移入してしまう。共感し見入ってしまう。

正因为她们是这样不出奇的人,大家才可以把自己相似的情感代入,才会产生共鸣的吧。

「これって私のこと?」
これが誰もが憧れる美人OLや自分の店を構えた洗練されたアラフォー女性だったら話は別なのである。

这就是我吗?
当然若是深受欢迎的美人白领或者品味高尚十分讲究的中年女性则又另当别论了。

そしてこれらのドラマのポイントは、なぜ年下男性がそんな"女子力の低い年上の彼女たちを選ぶのか? というところだ。

同时这些电视剧的重点在于,为什么年轻男子会选择这样的没有女人味且年龄大过自己的女性呢?

これらのドラマのヒロインたちには、男気系の映画ではなく、女性向けのドラマなのにも関わらず「義理人情」を持ちあわせているという共通項がある。そのおかげでたくさんの失敗をし、損な役回りとなる。自分のことは後回しにして、人のことを心配し、応援したり助けたりしてしまう。結果、それが人から利用されることにつながっていても、だまされることになったとしても、だ。

这些电视剧的女主人公们拥有既不存在于大男子主义的电影,也并不存在于女性向的电视剧里的“义理人情”这个共通点。虽然经过许多的失败,担任着不讨好的职务,但仍然选择将自己的事情置诸脑后,担心别人帮助别人。就算结果会被人利用,被人欺骗也在所不惜。

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