複雑難解な「漢字」の世界

复杂难懂的“汉字”世界

「歩」という漢字を何と読みますか?「ある(く)、あゆ(む)、ほ、ぽ、ふ、ぶ」が思いつくでしょうか。日本で使われている漢字の多くには、音読みと訓読みがあり、音訓それぞれに複数の読み方がある場合もあります。また、「期間、機関、器官」など、読みは同じでも意味と漢字が違う「同音異義語」も数多くあります。これらの点で、日本の漢字は、世界でも類を見ないほど難解です。それでも私たちは、送りがなや前後の文脈から、漢字の読み方や意味を苦労なく認識することができます。目から「形」として入ってくる情報を、脳はどのように「言葉」として認識するのか、そのプロセスを各種の実験を通じて検証するのが、「認知心理学」のテーマのひとつです。

“步”这个汉字怎么读?能想到的有“ある(く)、あゆ(む)、ほ、ぽ、ふ、ぶ”等。日本使用的汉字多有音读和训读两种,还有的音读训读又分别各有多种读法。此外,如“期間、機関、器官”等读音相同而意义不同的同音异义词也为数众多。从这些方面来说,日本的汉字在世界上也是独一无二的难懂。即便如此,我们也能从送假名和上下文来轻松识别汉字的读音与意思。眼睛从“形”获取信息,大脑是如何将其识别为“语言”的,通过各种实验来验证这一过程,这是“认知心理学”的一个主题。

推測される漢字の「読み」

推测出汉字的“读音”

知らない漢字であっても、部首(部品)の共通性から、読み方を推測できる場合があります。例えば、「抵」の偏(へん)である 「てへん」を「さんずいへん」に変えた、あまり見たことのない漢字であっても、「てい」と読むだろうと考える人は多いでしょう。「低、邸、底」など、「抵」の(つくり)と同じ部品を含み、「てい」と読む漢字を並べると、その確率はさらに高まります。このことから私たちの脳は、無意識のうちに漢字を分解した上で、言葉として認識しているという仮説が生まれます。

即使是不认识的汉字,也可以从其部首(部分)的共通性推测出读法。例如,“抵”字的“提手旁”变成“三点水”的话,就算这个字不怎么常见,多数人会想应该读“てい”吧。还有“低、邸、底”等带有与“抵”字相同的部分,列出读音为“てい”的汉字,其概率会更高。由此现象而产生的假说认为,我们的大脑会在无意识中分解汉字,再将其识别会语言。

「心理」の動きを、科学的・機械的に解明

“心理”活动用科学性、机械性来阐明

「心理学」と聞くと、心理カウンセリングなど、臨床場面での学問を想像する人が多いと思います。もちろん臨床の現場でも、心理学の知識は大いに活用されていますが、心理学の本質は、自分では気づいていない心の働きを科学的に明らかにすることです。人間を脳というハードウェアを持つ機械だとすると、そこで動いている「ソフトウェア」の働きを調べるのが、心理学の役割と言えます。

一听到“心理学”,多数人会想到心理辅导等临床医学场景。当然,心理学知识在临床上的确大量运用,不过心理学的本质是通过科学来阐明自己没意识到的心理活动。如果把人类比作拥有大脑这一硬件的机械,那么调查工作在其中的“软件”活动,正是心理学的职责。

私たちの脳が、漢字などの文字の読みや意味を認識するプロセスを詳細に研究することで、異なる言語体系の外国語を、短時間で効果的に習得できるヒントが見つかるかもしれません。

如果仔细研究我们的大脑在认知汉字等文字的读音和意义的过程,可能会找到短间内高效学会不同语系外语的诀窍。

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