关键字:メロス シラクス セリヌンティウス
一気に峠を駈け降りたが、流石に疲労し、折から午後の灼熱の太陽がまともに、かっと照って来て、メロスは幾度となく眩暈を感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天、ここまで突破して来たメロスよ。真の勇者、メロスよ。 今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情けない。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。おまえは、稀代の不信の人間、まさしく王の思う壺だぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎えて、もはや芋虫ほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣喰った。
一口气下了山,的确是非常的累,那时正逢午后灼热的太阳迎面而来,火辣辣地照射下来,梅洛斯几度感到头晕目眩,这可不行啊,梅洛斯重整旗鼓,又踉踉跄跄地跑了两三步,终于,一屁股坐在了地上,无法站立起来。他仰着天,悔恨万分地哭泣起来。啊,穿越激流,打倒3个山贼快速逃跑,一路突破抵达此地的是我梅洛斯,我梅洛斯是真正的勇者。 可现在到了这里竟然累得无法动弹,真是可悲啊。我那可爱的朋友,只因为相信于你这家伙,不久就将被杀害,你正如国王所料是个绝世大骗子,梅洛斯就这样一直自责道,但全身依然无力,象只小虫一样地无法前进。他倒在路边的草地上滚躺起来。无论如何都够了,这种与勇者不相匹配的怄气的性格,正盘踞在梅洛斯心灵的角落处。