「オリ★スタ」の『春ドラマ☆AWARD2012!!』で作品賞ほか3冠を獲得し、ドラマファンの間で「今クールNo.1作品」と評されている 「リーガル・ハイ」。先週、6月12日放送の第9話からは公害問題が題材となり、痛快コメディーとしての持ち味に加え硬派な社会派ドラマとしての側面が浮き彫りになっている。

本日、6月19日(火)放送の第10話では、1話完結だったこのドラマで初めて先週に引き続き、「仙羽化学」と地元住民の戦いが展開することに。第9話のクライマックスでは、地元住民側の弁護人となった古美門研介(堺雅人)が、企業との“なれ合い”で戦いを放棄しそうになった原告団を約6分にわたる魂の絶叫のような名演説で立ち上がらせ、そのせりふはまるで3.11以降の日本社会の暗喩のようだと熱い共感を呼んだ。

古美門が皮肉たっぷりに発した「だって“絆”があるから!」や、「見たくない現実を見なければならない」というせりふ。タブーへの挑戦とも取れる脚本を書いた古沢良太は、「震災後、癒やしとか絆とかっていう言葉がもてはやされてきていて、未来に希望を、という考え方もあふれている。それも間違いじゃないんですよ。でも同時に、見たくない物を見ないと前へは進めないわけで。たぶん僕は、そういう思いを古美門と黛に託している」と先日発売された「リーガル・ハイ公式BOOK―」の堺雅人との対談で語っている。

それに対して堺は「2012年を切り結ぶって、たぶんそういうことなんじゃないかと思う」と応じ、「人は放っておけば核エネルギーをつくってしまう」「でも少なくとも『原発はないもの』ってなんとなく蓋(ふた)をしていた時代に比べると相当な進歩だとは思う」と日本の現状について触れ、2012年に誠実に向き合うドラマとして本作を捉える姿勢を示している。

ともに38歳の堺と古沢が、2012年のリアルに本気で向き合った「リーガル・ハイ」。単なるコメディーではない“戦う”ドラマ、残り2話の真剣勝負から目が離せない。

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