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外国語を勉強して、その目指すべき究極の境地はどこだろう。外国語で喧嘩ができることなどと言われるが違うと思う。私はもう喧嘩ぐらいならできる。実際何度かやったことがある。思うに最も難度が高いのは、その外国語で「お笑い」を聞いてネイティブと同じように笑えることではないか。

外语学习的努力方向、最高境界到底是什么呢?虽然有人说是能用外语吵架,但我却不这么认为。对我来说这种事已经不算什么了,事实上也确实经历过几次。在我看来,最难的莫过于听懂用本土话说的“笑话”,并且能和本土人一样开怀大笑。

私は日本人の中では、かなり中国の笑い、たとえば“相声”だが、これを聞いているほうではないかと思う。中国でこの方面の有名どころ、侯宝林、姜昆、馬三立、高英培、馬季、郭徳綱、馮〓などの作品をよく聞いた。テープの数なら100本は超えているだろう。(〓は恐のしたごころを取る)よく夜中に聞いたものだ。寝る前である。頭を枕につける、その直前にテープをセットしスイッチを入れる。暗闇で聞きながら眠りにつく。初めの30分ぐらいは覚えているのだが、そのうち夢うつつになる。まあ、それでも睡眠学習と称して毎日のように聞いたから、結構リスニングの勉強になったのではないかと思う。

在日本人当中,我应该算是听中国笑话听的比较多的吧,比如相声什么的。在中国这个圈子里比较出名的大师,像侯宝林、姜昆、马三立、高英培、马季、郭德纲、冯巩等人的作品,我时常有听。要是算录音带的数量的话,恐怕超过100盘了。而且,我经常会在深夜睡前将它们放入录音机按下按钮,然后钻入被窝听,在黑暗中这些声音伴我入睡。前三十分钟左右我还能记得,后面就迷迷糊糊去见周公了。即使是这样,我仍然称其为睡眠学习并每天坚持,听力也因此进步了不少吧。

で、正直なところ、中国人と同じようには笑えない。これは今も未到達境地である。

不过说实话,我还是无法跟上中国人的节奏,如今依然未得要领。

中国の“相声”も2人でやる“対口相声”が多い。日本の「かけあい漫才」のようなものだ。2人がやるのだから、ボケと突っ込みという役柄がある。中国語ではそれぞれ“捧〓”penggen、“逗〓”dougenという。難しい単語だ。(〓は口へんに艮)話題はその時々の社会現象をとりあげることが多い。そこには風刺や皮肉が含まれている。

在中国相声中,两个人的对口相声比较多,类似于日本的“かけあい漫才”,一个负责“装傻”,另一个负责“吐槽”,在汉语中分别被称为 “逗哏”、“捧哏”,挺难的俩单词。话题多来自时下的社会现象,话语间带点挖苦和讽刺。

“相声”はことばの芸術だから、基本は言葉あそびが多い。ことばのやりとりのおもしろさで笑わせたり、だじゃれが入ったり、早口言葉をいいあったりする。もちろん語り口の独特さや視点のおもしろさもある。一昔前の名人と言われる人たちのそれは、やはり語り口の独特さや、風格があった。そういう意味では日本の落語と似ている。

“相声”是门语言艺术,一般来说文字游戏较多,比如通过语言的交流抖出包袱博得观众一笑,不时在说的过程中或加快语速或加入双关语。当然,笑点也来自于独特的语调和点评问题的角度。年代稍微早点的名人们说的相声,其亮点主要还是在于独特的视角和风格,在这点上,和日本的“落語(单口相声)”有点像。

しかし、落語が伝統的な演目を語るのが基本であるのに対し、中国の“相声”は常に新しいのをやる。伝統的演目をくりかえしやるというのではない。そういう意味では、日本の「お笑いトーク」に近い。

但是,“落語”演绎的东西基本上比较传统,而中国的“相声”并非如此,而是一直有新的元素加入。从这个角度来看,相声比较接近日本的“お笑いトーク(搞笑杂谈)”。

中国の“相声”に親しんできた目でみると、日本の「お笑いトーク」には一つ気になる点がある。それは相方を馬鹿にすることによって笑いをとることがしばしばあるという点だ。いわゆる「自虐ネタ」で、ここまで馬鹿にしてよいかと思うぐらいひどいことを言ったりする。ひどいのになると手で相方の頭をなぐったりする。最初はひどいなあ、と思っていたのが、だんだん見慣れてくると、平気で笑っている自分がいる。

在我这个爱好中国相声的人看来,日本“お笑いトーク”中有一点让人十分在意,那就是通过贬低对方来博取笑声的事情常有发生。这就是所谓的“自虐笑料”,有时候他们说的东西甚至会让你怀疑有没有必要做到这个地步,更有甚者会去打对方的头。刚开始会觉得挺过分的,不过慢慢习惯了后也会在那笑的跟个没事儿人一样。

注:日本には伝統的に「与太郎」というキャラがいて、間抜けを演じる。また門付け萬歳でも扇子の小道具で相方の額や頭を打つという仕草がある。だからこういう伝統があって受け入れやすいのだと思う(相原茂)

それに対して、中国では相方をバカにしたり、冗談でもぶったりすると怒り出すだろう。プライドが傷つけられたり、メンツをつぶされると反発する。笑いにも日中異文化摩擦があるようだ。

而与日本相反的是,在中国对方要是像日本那样贬低或者耍弄对方的话,估计会怒了吧。要是自尊心受到了伤害、或者面子挂不住了便会开口反击。如此看来,中日两国在搞笑文化方面似乎也是存在着分歧的。

執筆者:相原茂(あいはら しげる)中国語コミュニュケーション協会代表、オンライン中国語レッスン「Live China」アドバイザー。東京教育大学卒。NHKの中国語講座にも出演、日本における中国語教育の第一人者。編集担当:水野陽子
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