文化の日

国民の祝日の一つで、昭和23年(1948年)に制定された国民の祝日に関する法律によって文化の日とされた。

「自由と平和を愛し、文化を薦める。」祭日と定められた。これは、昭和21年(1946年)のこの日に、戦争放棄・主権在民・基本的人権を宣言した新憲法が公布されたが、これを記念して平和への意思を基盤とする文化を発展、拡大させようというのがその趣旨である。

以前、この日は明治節と呼ばれる明治天皇の誕生日であったが、文化の日は明治節とは関係なく定められた。この日は文化の発展に功労のあった人々に文化勲章が授与され、また文化功労者および各種褒章の受賞者の伝達式などが行われる。

文化勲章は昭和12年(1937年)に制定され、紀元節(2月11日)、天長節(4月29日)などに表彰式が行われてきたが、戦後の昭和23年以降は、11月3日の文化の日に贈られることになった。