特微小说大赛获奖作品(下篇)点击查看>>

一等奖:17plus1(赏金10万日元)

走って、走っ て、走って、走って、ポケット震えて、想像ついて、走って、曲がって、走って、走って、走って、信号で止まって、メール見て、『さよなら』を握り締めて、 走って、曲がって、空港見えて、スピード上げて、走って走って、走って走って走って、それでも影さえ踏めなくて。

跑啊,跑啊,跑啊,跑啊,口袋里手机响了,想象着内容,跑啊,拐弯,跑啊,跑啊,跑啊,红灯停下,查看短信,捏在手中的屏幕上写着“再见”,跑啊,拐弯,看到机场了,加速奔跑,跑啊跑,跑啊跑啊跑,可依然连其影子都抓不到。

(審査員代表:干場弓子コメント)
ともすれば、140字の中にいくつもの言葉を詰め込んでしまうのですが、あえて「走って」を重ねることによって、140字の世界を何十倍にも広げることに成功しています。
主人公の足音、息遣い、胸の鼓動、そして車や雑踏の音までもが聞こえてくるような緊迫感。もしも私が映画監督だったら、このラストシーンのために一本の映画がつくれるのに、そんな気持ちにさせてくれる作品です。

(评委代表:干场弓子点评)
人们每每会在140字中塞进尽可能多的词汇,这位作者却敢于重复使用“跑啊”,并因此成功使140字的世界得以数十倍的扩展。
感受到仿佛能听到主人公的脚步声、喘息声、心脏跳动以及车辆和人群熙熙攘攘声音的压迫感。如果我是电影导演,我会为了这最后一幕而拍出一部电影——此作品让我有如此想法。

优秀奖五名,奖金各三万元:

@nayotaf:父が亡くなる 際、交換日記を託された。高校の友達と幾十年。己を装い続けてくれと頼まれたが、俺は面倒だからと事実を綴り、相手宅へノートを郵送した。後日、再び返送されたノートには。「私もずっと亡き母を装ってました」美しい字に心は揺れて。それが、新たな交換日記の始まり。

父亲亡故时,托付给我交换日记。里面承载着他与高中同学的数十载。父亲拜托我装成他继续日记,我觉得麻烦而把事实写进去,并把日记寄给对方。几天后日记又寄了回来,写着“我也一直装成亡母”,那优美的字打动了我的心。这就是新的交换日记的开始。


@takuwan_takusan秋になって流しそうめん機の使い道がなくなった。せっかくなので色々なものを水に流してみた。親友に悪口を言われたこと。彼女に二股されたこと。上司に手柄を取られたこと。それらは誰にも取り上げられず、小さな桶の中でぐるぐると流れ続けた。僕はただその様子を眺めていた。

到秋天,就没有凉面机的用武之地了。机会难得,我尝试将各种东西放上面让水冲走。好朋友说的坏话,女友脚踏两条船,上司抢我的功劳……这些不能向任何人申诉,就在小桶里咕噜咕噜的流走。我只是望着这一场景。

@たくやイレブン:「コドモヲユウカイシタ」ポストに手紙があった。慌てて小学生の娘に連絡すると無事だった。休職して暫く娘と一緒にいたが、何も起きない。復職すると再び子供 といる時間が減った。また同じ手紙が届いた。冷静に見ると覚えたての娘の文字だ。後ろで様子を窺っていた娘を抱き締める。

邮箱里收到封信,写着“我绑架了你小孩”。我赶紧联系上小学的女儿,她没事。我暂时停职陪着女儿,不过什么也没发生。复职后陪孩子的时间又少了。我又收到了相同的信。冷静看看,这是刚识字的女儿的字啊。我抱紧了在背后看着情况的女儿。

@jun50rXmas の翌日サンタの衣装が捨てられていた。ホームレスの男は、暖かそうだと拾って着た。と、道行く子供達に「昨日はありがとう」と感謝される。何度も、何度 も。男は働きを感謝される喜びを知り、怠惰な生活をやめて働き出した。男は思う。あれはサンタの贈り物だったのだと。

圣诞节次日,圣诞老人的衣服被扔掉了。流浪汉看着衣服很暖和,捡起来穿上。结果,路过的孩子们感谢他说“昨天多谢你了”。一次又一次被感谢,男子体会到劳动带来的被感恩的喜悦,于是停止怠惰的生活,开始了工作。男子想着:这是圣诞老人给自己的礼物。

@hgoten結婚が決まった私は、母に料理を習うことにした。「ママ、これ塩多すぎない? それに油でギトギトだし・・・。毎日こんなのじゃ彼が早死にしちゃうよ」「あら、ごめんなさい。でも覚えておいて損はないわよ」

我决定结婚了,于是跟妈妈学做菜。“妈,这盐是不是太多了?而且油腻腻的……每天吃这种他会早死吧?”“啊,不好意思。不过记着总没坏处的”。

声明:双语文章中,中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。