読点「、」と文の中点「·」の使い分けは?

 逗点“、”和句子的中点“·”的用法区分是什么?

 旧文部省による「国語の書き表し方」(昭和25年刊)では読点と中点について以下のような記述があります。

 根据旧文部省《国语的书写表记法》(1950年刊),其对逗点和中点有如下的记述:

 「、」文の中で、ことばの切れ続きを明らかにしないと、誤解される恐れのあるところに用いる。
 「·」名詞の並列の場合に用いる。

 “、”用于句子中可能产生误解处的断句,使其层次清晰。
 “·”用于名词并列的情况下。

 日付や時刻を略して表す場合に用いる(昭和二十五·七·一など)。称号を略して表す場合に用いる(N·H·Kなど)。ただし名詞以外の語句を列挙するとき、数詞を列挙する場合は「·」を用いない。

 “·”用于省略表示日期和时刻(如昭和二十五·七·一等),以及用于表示缩略名称的情况(如N·H·K等)。只是,在列举名词之外的语句和列举数词时不用“·”。

 このうち読点と中点の使い分けで注意が必要なのは、列挙の場合であると思われます。たとえば「鉛筆·万年筆·ボールペン」や「経済·社会·政治」のように名詞を列挙する場合は中点を用います。

 在这之中,使用逗点和中点时还应该注意列举的场合。比如在列举“铅笔·钢笔·圆珠笔”,或“经济·社会·政治”之类的名词时需使用中点。

 一方同じ列挙する場合でも列挙するものが名詞以外である場合は読点を用います。たとえば「社会的、歴史的考察」の場合「~的」というのは名詞ではなく形容動詞語幹に相当しますから、この場合は読点を用いるわけです。また但し書きにあるように数詞も名詞ではないので、数詞を用いる場合は「鳥が三、四羽飛んでいく」や「会員は四、五十人です」のように中点ではなく読点で区切ります

 另一方面,即便同样是列举,但如果列举之物不是名词的话就使用逗点。例如,“社会的、歴史的考察”中“~的”相当于形容动词词干而非名词,因此,这种情况下应该使用逗点。此外,正如所写的那样,数词也并非名词,所以在使用数词时,如“飞过三、四只鸟”或“有四、五十个会员”这般需使用逗点来隔开,而不能使用中点。

 公文書は一般的に上のような文科省(文部省)のガイドラインに従うようですが、(専門性の高い機関など)組織によっては書式に独自の慣例や原則をたてている可能性もありますので、気になる場合は念のためそうした決まりがないかどうか確認されることをおすすめします。

 公文似乎通常都会遵从上述文部科学省(文部省)的规定,但是(专业性强的机构等)组织根据各自情况的不同,其文书格式可能会形成自己特有的惯例或原则。若在意时,为慎重起见,建议大家先确认是否有这种惯例。