选自《精彩日文晨读II-触动心底的幸福》
名医 私は中学の頃、右足の脛骨の骨髄炎になった。脛骨の病巣の部分を削り取る手術を受けた。骨を大きく削り取るのだから、その痛さは今でも忘れることができない。 私の脛骨は削られて、半分ぐらいに細くなった。一ヶ月ほど、寝たきりで、殆ど動くこともできなかった。 少し起きられるようになって、レントゲン写真を取ったら、脛骨の外側に併行してある腓骨の形が変形していた。腓骨の下の方が、脛骨にくっついていた。脛骨と腓骨は並んでの状態にあるはずなのだが、Vの形になっていた。脛骨と腓骨の二本が一本のVの字のように変わっていた。だから、私の体の中の骨の数は、一本足らなくなったわけだ。 いつの間に、どのようにして、腓骨が脛骨にくっついたのか。この不思議な変化は脛骨が削られて、弱くなった力を腓骨が助けようと大急ぎで、添え木の役を果たしたのだ。 「お隣の脛骨さんが削られて弱くなっている。助けてあげなければ」と自ら進んで脛骨にくっついて、接ぎ木と同じようになって支えていたのだ。この変化は、短期間に起こった。 本人の私が気付かないわずか一ヶ月足らずの中に、主人の一大事とばかりに、腓骨はわが身を捨てて、補強に努めたのだ。涙ぐましい努力があったのだ。 人間の身体の中には、名医が棲んでいる。 いざ緊急の場合には、素晴らしい腕を振るって、最善の処置をする。 本人の私が、手術後の痛さに、うめいている間に、身体の中の名医はひと時も休むことなく、不眠不休で、補強の仕事をしていたのだ。 私は、この名医の名前を知らない。 その後、半世紀過ぎても、私は普通に歩いている。名医のことも忘れている。
名医 我上初中的时候,右脚胫骨的了骨膜炎,做了手术,将胫骨里面病灶的部分刮掉了。骨头被刮掉了一大块,那痛苦我至今还记得。 胫骨被刮掉了,只剩下了原来的一半粗。一个多月的时间我就那么躺着,什么也做不了。 稍微能够动一点,就拍了x光片,结果发现在胫骨外侧与胫骨并排的腓骨变形了。腓骨的下方,紧紧地靠在了胫骨上。胫骨和腓骨两根骨头,现在变成了一根V字形骨头。胫骨和腓骨本来应该是平行排列的,结果现在成了一个V字形。所以,我身体里的骨头少了一根。 腓骨是什么时候,用什么办法跟胫骨合二为一的呢?大概是因为胫骨被削掉了一块,力量变弱了,而热心的腓骨为了帮助胫骨,赶紧摇身一变成为一根支架,支撑起了胫骨,所以才发生了这样不可思议的变化吧。 “胫骨被削了一块,好可怜,我必须要帮帮他。”腓骨一边自言自语,一边努力地凑了过去,支撑起了胫骨。 这个变化就发生在短短的一个月里。 在我本人没有察觉的一个月里,腓骨把这当成我的一件大事,捐出了自己的身躯,努力地支撑着胫骨,支撑着我的身体。这是何等催人泪下的奉献啊。 其实,在我们每个人的体内,都住着一位名医。 一旦遇到了什么紧急情况,那位名医就会紧急出动,用它高超的技术给我们以最为妥善的处置。 我手术后,在床上痛苦呻吟的时候,体内的名医却一刻也没得清闲,不休不眠地劳作着。 我并不知道这位名医的名字。 半个世纪过去了,我像常人一样走了过来。但是却不知从什么时候,忘记了我的名医的存在。