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「いち、にい、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう……あれ? 一こたりない。」かなちゃんは、色ちがいの、そっくりうさぎぬいぐるみをかぞえます。しかし、いくらかぞえても、十あるはずのうさぎのぬいぐるみが、九しかありません。

“一,二,三,四,五,六,七,八,九......诶?第10个哪里去了。”加奈现在在数颜色各不相同十只一模一样的兔子。但是,再怎么数,原本有10只的兔子现在只有9个。

「おっかしーなー。」かなちゃんは、また、かぞえなおします。しかし、なんどかぞえても、一ぴきたりません。ピンク、赤、黄色、オレンジ、緑、黄緑、茶色、青、水色――。ねずみ色がありません。それは、かなちゃんの一番のおきにいりなのです。なぜかというと、かなちゃんは、ねずみ色とうさぎが大好きだからです。かなちゃんは大声で、
「ママーァ! ねずみ色のうさちゃんはあ。」と言いました。ママからの返事はありません。
かなちゃんは思い出しました。ママはゆうべから、カゼをひいてねこんでいたのです。

“好奇怪啊。”加奈又重新数了一次。但是再怎么数还是少了一只。粉红,红色,黄色,橙色,绿色,黄绿色,茶色,蓝色,还有水蓝色。只少了一件灰色的。那个是加奈最喜欢的。因为加奈最喜欢灰色兔子了。于是加奈大声喊着:"妈妈,灰色的兔子哪里去了。”但是妈妈没有回答她。

「そういえば、おなかすいたなあ。朝ごはんまだだった。」と言いました。かなちゃんは、トコトコと台所へ歩いていきました。すると、そこには、ぬいぐるみのはずのねずみ色のうさぎがいたのです。いつもの何倍も大きいねずみ色のうさぎが、りょうりをつくっているのです。かなちゃんは、びっくりして、ドアのかげにかくれてようすを見ていました。
あまりにもねっしんに見ていたので、かなちゃんは、ドアをおしてとび出してしまいました。うさぎに見つめられて、おもわずかなちゃんは、立ちすくんでしまいました。うさぎはやさしい顔をして、「こわがらなくてもいいのよ。」と言いました。かなちゃんは、つぎのことばをきいて安心しました。

加奈于是又说:“说起来,我肚子饿了。妈妈晚饭做好了吗?”加奈信步走向了厨房。发现灰色的兔子玩偶竟然在厨房里。比平常大几倍的灰色兔子在做饭。加奈惊呆了,躲在房门的影子里观看这一场景。因为看得太过专注,加奈不知觉地推了房门露了出来。被兔子盯着,加奈惊得动都不敢动了。兔子露出温柔的神情,说“不用害怕哦。”加奈听了兔子下面一番话就放心了。

「私ねーェ。ママにたのまれて、ママのかわりをしにきたの。ママいまカゼひいてるでしょ。ママねェ、夜おきてきて、私にたのんでいったのよ。『朝ごはんのこと、よろしくおねがいします。』って。」
「ふ~ん。」
「だから、私ね、うでによりをかけて、ニンジンりょうりをつくってるの。」

“我是你妈妈拜托我,替你妈妈干活的。你妈妈现在感冒了不是嘛。于是她晚上起来,请求我做这件事。说什么“早饭就拜托你了”之类的话。”
“这样啊。”
“于是我可努力了,现在给你做好吃的胡萝卜料理哦。”

「ふ~ん。でも、あたし、ニンジンきらいなの。」かなちゃんは、あちこちにおいてあるニンジンの山を見て言いました。うさぎの大きなぬいぐるみは、「あらら。それはこまったわ。」とわざとらしく言いました。
「でもね。かなちゃん、きょうの朝ごはんはニンジンをつかうって、もう、きめちゃったの。とってもおいしいのよ。ニンジンがとってもあまくかんじるわ。楽しみにしていてネ!」
うさぎはそう言うと、またりょうりをしはじめました。かなちゃんはそのようすをイスにすわってじっと見ていました。

“但是,我讨厌胡萝卜啊。”加奈一边看着厨房里堆满了的胡萝卜,一边说道。听了这席话,那个兔子布偶回答道:“这样可就麻烦了啊。”
“但是,加奈,我已经决定了早饭一定要用胡萝卜。这可是非常好吃的哦。吃起来感觉很甜。敬请期待吧。”兔子说完这句话,又回过头去做料理了。加奈于是坐在椅子里安静地看着它做饭。

三十分ぐらいすると、ほんのりいいかおりのニンジンりょうりがつぎつぎとテーブルにならびました。
「これぜーんぶニンジンが入ってるのよ。そんなふうには見えないでしょう。」
うさぎは少しとくいげに言いました。かなちゃんは、おそるおそる、ニンジンのにっころがしをおはしでつかみました。そして、いっきに口にほうりこみました。

过了30分钟左右,飘着微微香气的胡萝卜料理就陆陆续续地端上桌了。“这些料理里面全部加了胡萝卜哦。但是看不出来吧。”兔子有点得意的说道。加奈就用筷子夹了煮胡萝卜准备尝了一尝,一口丢进了口中。

あれ? あんなにまずかったニンジンが、おかしを食べてるみたいにとってもおいしいのです。かなちゃんは、パクパクとニンジンりょうりを食べました。ニンジン入りのごはんなんて、三ばいもおかわりしました。けれど、なかなかおなかは、いっぱいになりません。それに気がつくとかなちゃんは、おふとんの中にいました。かなちゃんは、ゆめを見ていたのです。かなちゃんは、あわててうさぎの数をかぞえてみます。

怎么回事?那么难吃的胡萝卜就像吃着糖果一样非常好吃。加奈于是就大吃起来。加了胡萝卜的米饭,加奈连着吃了3碗。但是,肚子还是吃不饱。发现这一点的加奈,醒过来发现自己在床上,原来这是一场梦。加奈急忙去数一下兔子的数量。

「いち、にい、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう。」うさぎのぬいぐるみは、ちゃんと十こあります。
かなちゃんが台所に行くと、そこにいたのは、うさぎではなく、いつものママでした。

“一,二,三,四,五,六,七,八,九,十。”兔子玩偶正好有10个。加奈去厨房看了一看,在那里的并不是兔子而是妈妈。

ママはかなちゃんに気がつくと、
「かなちゃん。カゼなおったのね。」と言い、しゃがんで、おでこに手をあてました。なんと、カゼをひいていたのはママではなく、自分だったのです。かなちゃんは、
「あたし、ニンジン大好きになったんだよ!」と、とびっきりのえがおで言いました。

妈妈发现加奈来了。“加奈,你感冒好了啊。”说着蹲下来,摸了摸加奈的额头。原来感冒的不是妈妈,而是自己。加奈用非常灿烂的笑容说“妈妈,我现在超喜欢吃胡萝卜的!”

 

 

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