神奇的“动物出没注意”标志

山道を車でゆっくりと走っていると、ふいに「猿注意」の標識を発見。「あぁ、日光にきたんだなぁ」という感慨がしみじみとわいてきた。

我开车在山路上缓慢行驶,突然发现了“猴子出没注意”的标志。我发自内心地感慨“啊,到日光(日本地名)了啊”。

このような「動物注意」の標識は、その土地ならではのもので、ある意味「ご当地名物」ともいえる。日本では、猿以外に、鹿や熊、たぬきなどが有名だが、海外でどんなものがあるのだろう?ということで、早速家に帰って調べたところ、興味深い標識をいくつか発見した。

这种“动物出没注意”标志体现着当地的特色,某种程度上可说是“当地名产”。在日本,除猴子外,还有鹿、熊以及狸猫等很有名,那么国外又是什么有名呢?想到这儿,我赶忙回家查了下,果然发现了让人深感兴趣的标志。

水母(澳大利亚)

クラゲ(オーストラリア)

●水母(澳大利亚)

描かれているのはクラーケンではない。クラゲである。どうやらオーストラリアでも、クラゲは海水浴客やサーファーにとって悩みの種のようだ。実は、これとまったく同じ標識が日本の沖縄県にも存在する。「ハブクラゲ」という毒を持つクラゲによる被害が後をたたないことから、観光客に注意を促すために設置されているそうだ。刺されると死に至る危険もあるため、沖縄でこの標識を見かけたら、絶対に泳がないようにしよう。

这标牌上画的可不是北海巨妖,而是水母。看来在澳大利亚,水母对海水浴和冲浪的客人来说也是烦恼。其实,与之完全相同的标志在日本冲绳县也有。这是由于受“波布水母”这种有毒水母的伤害事件不断,为敦促游客注意而设置的标牌。由于被蛰甚至有死亡的危险,所以要是在冲绳看到该标牌,请绝对不要游泳。

野牛(美国)

バッファロー(アメリカ)

●野牛(美国)

アメリカのイエローストーン国立公園では、道を歩いているとバッファローが突進してくるらしい。描かれている男のふっ飛ばされ具合から、どれだけバッファローの頭突きが威力絶大か容易に想像できる。「バッファローの体重は約1t」「時速約50kmで走ることができる」「あなたが走るよりも3倍速い」という丁寧すぎる解説からも、“怒らせたら即終了”という絶望感がひしひしと伝わってくるようだ。

在美国的黄石国家公园里,据说走在路上会有野牛冲出来。看画面中男性给撞飞的情况,很容易就能想象出野牛的头槌撞击威力之大了吧。“野牛体重约1吨”“能以时速50KM奔跑”“速度比你快3倍”,从此类细致过头的解说中也能深深感受到“惹恼了野牛你就嗝屁了”的绝望感。

食火鸡(澳大利亚)

ヒクイドリ(オーストラリア)

●食火鸡(澳大利亚)

思わず「なんということでしょう」と叫びたくなってしまう2枚立ての標識。ここに描かれているヒクイドリは、ダチョウと同じく羽が退化していて飛ぶことができない。インドネシアやオーストラリア北東部の熱帯雨林にしか生息せず、近年は生息地の減少や生態系の変動により絶滅が危ぶまれているという。 このようにわざと目立たせているのにも、それなりの理由があるのだ。

看到这两块标志让人不由得想大叫“这神马玩意儿啊”。此处画的食火鸡跟鸵鸟相同,都是翅膀退化飞不起来的鸟类。只能栖息于印度尼西亚及澳大利亚东北部的热带雨林,近年来由于栖息地的减少以及生态体系的变化,使得食火鸡濒临灭绝的危险。放这么惹眼的标志看来还是有其相当的理由的。

企鹅(新西兰)

ペンギン(ニュージーランド)

●企鹅(新西兰)

ニュージーランドは、野生のペンギンが生息する数少ない国の一つだ。ペンギンというと南極のイメージが強いが、実は南極大陸に生息するのはコウテイペンギンとアデリーペンギンの2種類のみで、そのほかの多くの種は南半球でも比較的温暖な地域に生息しているらしい。この標識は、日本のスクールゾーンでも見かけるような「親子連れ注意」のマークをユニークにアレンジしたもの。っていうかこれ子どもさらわれてない!? 絶対さらわれてるよね?ちょ、おかーぁさぁぁぁん!!!

新西兰是有野生企鹅栖息的少数几个国家之一。说到企鹅人们都会想到南极,其实栖息于南极大陆的只有帝企鹅和阿德利企鹅两种,其他的很多品种都栖息于南半球比较温暖的地区。该标志是将日本(儿童上下学时禁止车辆通行的)学校区常见的“亲子通行”标志趣味加工的成品。话说回来,大家看这孩子是不是给绑架啊?绝对是哦,那个,妈妈咪!!!

美洲狮(美国)

●ピューマ(アメリカ)

●美洲狮(美国)

前もって言っておくと、これも一種のジョーク看板だ。アメリカのカリフォルニア州では、日本でもスポーツ用品でおなじみの「ピューマ」に遭遇する危険があるらしい(これは本当)。至近距離で遭遇したら無論シャレでは済まないわけだが、標識には、やけにゴキゲンな様子で「もしもピューマに遭遇した場合の3つの対処法」が書かれている。

先说清楚,这个也是一种恶搞标志。大家应该比较熟悉运动品牌PUMA吧,据说在美国加州有遇到PUMA、也就是美洲狮的危险(千真万确)。要是近距离碰到的话,耍宝自然没戏,标牌上倒是大而化之地写着“遇到美洲狮时的三种对策”。

1:ピューマの顔をじっと見つめ、ムーンウォークで逃げましょう。

1:死盯着美洲狮的脸,学天王的太空步溜吧。

2:両手をブンブン振って飛行を試みましょう。

2:扇动双手试着飞走吧。

3:子どもを生贄にして祈りをささげましょう。

3:牺牲孩子并且祈祷吧。

へぇー、ふーん、あ、そうなんだぁ。

哇塞,酱紫哦,啊,坑爹呀。

「動物注意」の標識からは、注意すべきことだけでなく、その土地柄や動物の置かれている状況などが背景に見えて面白い。日本にも希少種の描かれた標識がいくつかあるようなので、旅行の際に探してみるのも一興ではないだろうか。

“动物出没注意”标志不仅起着警示作用,还能看出当地的土地和动物分布情况,十分有趣。日本也有各种画着稀有动物种类的标志,旅行途中不妨留意寻找一下,不失为一种乐趣。