タカ派思想の持主

著名右翼“鹰派”

突然の菅首相の不出馬により、候補者乱立の様相を呈する自民党総裁選。大混戦が予想される中、エラソーにキングメーカーを気取る安倍前首相が、子飼いの高市早苗前総務相のバックアップに動いた。初の女性宰相“爆誕”の可能性が高まっているが、高市氏といえば危ういタカ派思想の持ち主。このままだと、トンデモないことになりかねない。

由于菅首相突然宣布弃选,自民党总选举呈现出候选人层出不穷的状态。在预测会发生大混战的情况下,假装握有决定性底牌的安倍前首相,给一手培养的高市早苗前总务相做了后盾。虽然第一位女首相“爆炸性诞生”的可能性越来越高,但说起高市,她则是危险鹰派思想的传承人。如果按照这样的发展,很可能发生不得了的事件。

安倍前首相の支援を得た高市氏は5日、推薦人20人の確保にメドが立ったとして出馬の意向を固めた。既に岸田文雄前政調会長が出馬を表明したほか、世論調査で人気が高い河野太郎大臣が意欲を示し、石破茂元幹事長も出馬を模索。高市氏に勝機ナシかと思いきや、そうでもないのが、今の自民党の恐ろしさだ。

在安倍前首相的支持下,高市于5日以确保20名推荐人为目标,坚定了参选的意向。除了前政调会长岸田文雄已经表明要参选外,在舆论调查中人气很高的河野太郎大臣也表明了自己的意愿,石破茂原干事长也有意向。原以为高市并没有胜算,但又并非如此,这正是现在的自民党恐怖的地方。

「高鳥修一衆院議員が代表世話人を務める『保守団結の会』や、青山繁晴参院議員が代表の『日本の尊厳と国益を護る会』など、保守系グループがサポートし、既に50人前後の議員からの支持を期待できる状況だ。決して“泡沫”ではない」(自民党関係者)

“众院议员高鸟修一担任代表的‘保守团结会’、青山繁晴参议院议员代表的‘保护日本的尊严和国家利益会’等保守派团体支持,已经有50人左右的议员支持了。绝不是‘泡沫’。”(自民党相关人士)

自民支持のタカ派から根強い人気のある安倍前首相が後ろ盾になったことも党員票獲得にプラスだ。「次の自民党総裁としてふさわしい人」を聞いた日経新聞の世論調査(8月27~29日)でも自民支持層に限れば、「安倍氏」と答えた人は今なお10%。高市氏の4%と合算すると、石破氏の12%を抜き、岸田氏の14%に並ぶ。「高市さんは予想される顔ぶれの中で唯一、『嫌中』を強く打ち出している。右寄りの党員の支持が集まる可能性が高い」(同)という。

在支持自民党的鹰派中有着根深蒂固人气的安倍前首相成为了她的后盾,这也有助于获得党员票。在日经新闻关于“最合适下任自民党总裁的人”的舆论调查(8月27-29日)中,就自民支持层而言,回答“安倍”的人至今仍占10%。与高市的4%合计,超过石破的12%,与岸田的14%并列。“高市在已知的成员中唯一一个强烈提出了“厌中”。在右翼党员中的支持率可能很高”。(同上)

候補者乱立で票分散だと…

候选人众多,票数分散…

安倍前首相のお気に入り

深得安倍前首相的喜爱

現在、野田聖子幹事長代行、下村博文政調会長も出馬を検討。竹下派からは、会長代行の茂木敏充外相の待望論も持ち上がっている。候補者乱立で票が分散すれば、高市氏の当選確率はさらに上昇する。

现在,代理干事长野田圣子、政调会长下村博文也正在商讨是否参选。竹下派也可能派出代理会长外相茂木敏充。如果候选人众多,票数分散的话,高市当选的概率就会进一步上升。

「議員票、党員票計766票のうち誰も過半数を得なければ、上位2人による決選投票が実施される。仮に7人も立てば票が割れ、決選投票にもつれ込むのは必至。党員票の比重が軽くなる決選投票は、議員票を取れる候補が有利だ。麻生財務相からの支持も得るとみられる高市氏が決選投票に残れば、当選する可能性もゼロではない」(官邸事情通)

“议员票、党员票共计766票中,如果谁都没有过半数的话,将实行前两名的决选投票。如果有7人参加的话选票就会分散,必然会进入决选投票。在党员票比重变低的决选投票中,取得议员票的候选人比较有利。如果得到财务相麻生支持的高市留到决选投票中的话,当选的可能性也不是零”(官邸情况通)

■過去は「飲みィのやりィのやりまくり」

■过去“放荡的私生活”

しかし、タカ派思想の高市氏が一国のトップとしてふさわしいのか。早速、BSフジの番組で防衛費増額や敵基地先制攻撃能力の必要性に言及。2014年にはネオナチ団体代表とツーショット写真を撮っていたことが発覚した。16年の総務相時代には、政治的公平性を欠く放送をテレビ局が繰り返したと判断した場合、放送法違反を理由に「電波停止」を命じる可能性にも触れた。政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

但是,鹰派思想的高市作为一国之首是否合适呢。马上在BS富士电视台的节目中谈到了增加防卫费用和敌基地先制攻击能力的必要性。2014年被发现与新纳粹主义团体代表合影。在16年的总务相时代,认为电视台在反复播放缺乏政治公平性的内容,曾经想以违反放送法为由命令“停止播出”。政治评论家本泽二郎如是说。

「高市氏はもともとウルトラ右翼的な思想の持ち主ですが、それ以上に『アベ・ファースト』です。安倍前首相にすり寄ることで、のし上がってきた人物と言えます。早速、経済政策として『ニュー・アベノミクス』を掲げ、安倍路線の継承をアピールしている。彼女が総理になれば、8年以上にわたり失策を連発してきたアベスガ政治が続いてしまう。極めて危険だと思います」

“高市原本就是超右翼,再加上还是‘安倍・First’。可以说是通过依靠安倍前首相,不断向上爬的人物。立刻,作为经济政策提出了“新安倍经济学”,呼吁安倍路线的继承。如果她成为首相的话,持续了8年以上,接连失策的安倍·菅政治仍将持续。我觉得非常危险。”

高市氏といえば、1992年の参院選に初出馬する1カ月前に刊行したエッセーで、過去の男性遍歴を赤裸々に告白していた。「お酒の思い出」として〈(知人男性と)飲みィのやりィのやりまくりだった〉などと回想。個人的な“思い出”はともかく、アベスガ政治の「やりまくり」がまだ続くなんて悪夢そのものだ。

说起高市,在1992年首次参加参议院选举的1个月前发行的随笔上,赤裸裸地坦白了过去的男性经历。作为“喝酒时的回忆”,她回想道“(和认识的男性)喝酒的时候干得很起劲”。个人的“回忆”暂且不说,安倍·菅政治的“无限轮回”还将持续,简直就是噩梦。

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