中国南部・広州(Guangzhou)市で、黒い口紅に白塗りの「ゴスメーク」をした女性が地下鉄に乗ろうとしたところ、鉄道職員からメークを落とすよう求められる出来事があった。ソーシャルメディア上では、これに抗議するゴス愛好家によるゴスメークの自撮り写真の投稿が相次ぎ、地下鉄運営会社は謝罪を強いられた。

前几日,在中国南部的广州市,一位涂黑色口红+超白粉底的“哥特妆”女性乘客在地铁安检时,被工作人员要求原地卸妆。之后该事件在网上迅速发酵,引来哥特爱好者纷纷附上自拍的哥特妆照片投稿抗议,迫使地铁公司出面道歉。

ゴスは黒い衣服やメークで知られるサブカルチャー。その中でも人気の「ゴシック・ロリータ」と呼ばれるスタイルでは、英ビクトリア朝の人形に着想を得た陰鬱(いんうつ)な服装が特徴だ。日本を中心としたアジアで人気を博し、中国でも愛好家が増え始めている。

哥特是一种身着黑色系服装,化着黑色系妆容的亚文化。其中人气颇高的“哥特萝莉”——灵感来源英国维多利亚王朝的人偶,服装风格以阴郁为主。以日本为中心,(哥特萝莉)在亚洲十分受欢迎,近年在中国的爱好者也逐渐增加。

本人が中国版ツイッター「微博(ウェイボー、Weibo)」に投稿したところによると、女性は今月10日、広州の地下鉄駅で、メークが「怖すぎる」として女性警備員に呼び止められた。女性は投稿で「どんな法律を根拠に、私は止められて時間を無駄にされているの?」とつづった。

根据当事人的微博所言,3月10日她在广州地铁站由于妆容“太恐怖”被一女安检员叫住。当事人在博文中愤愤道:“这是根据国家哪条法律法规拦下我,耽误我的时间的?”

微博では女性を擁護するゴス愛好家らが、「#為広州地鉄発自拍(広州地下鉄のために自撮りを)」というハッシュタグをつけてフルメーキャップ姿の自撮り写真を多数投稿。関連の投稿は数千件に上り、中には580万回近く閲覧されているものもある。

在微博上拥护该女性的哥特爱好者,大量投稿了彩妆自拍照,并附上“#为广州地铁发自拍”的标签。相关微博几千条,其中有微博浏览量高达580万次。

広州地鉄(Guangzhou Metro)は16日、女性への対応が不適切だったことを認め、「深く反省しており、改善に努めていく」と述べて謝罪。一方、ネット上では女性に否定的な意見もあり、「地下鉄に乗って公共の場に行かなければならないのであれば、他人がどう感じるのかを考えるべきだ」との声も上がっている。

广州地铁于16日承认了对该乘客“处置不当”,并出面道歉:“对此我们深刻检讨反思,推动工作的改进”。另一方面,网络上也存在着否定该女性乘客行为的意见:“在乘坐地铁,身处公共场合的时候应该考虑到他人的眼光”的观点。

对此日本网友是这样看待的:

「表現の自由」は中国でも認められているのであれば、それは問題ないかもしれません。この女性が「ゴスメイク」なるもので、社会的秩序を乱したり他人に危害を加えたとなれば話は別ですがね。いいんじゃないんですかね。日本でも原宿へ行けば、いろんな身なりをした若者がいっぱいいますからね
如果中国认可“表现自由”的话可能就不存在这种问题了。这位女性如果'化着哥特妆'扰乱了社会秩序,对他人造成伤害的话则另当别论。我觉得没什么问题啊,在日本到原宿去看看,也有一群身着各式各样服装的年轻人。

どんな格好しようと個人の自由だが、地下鉄に限らず公共機関を利用するのであれば配慮は必要。
怎么打扮是个人自由,但如果乘坐地铁等公共交通的时候,还是有必要考虑一下别人心情的。

メイクの内容まで言われるとは。好みまでコントロールしようとするのか?中国は。電車内で堂々と食べる、メイクをする、大きな声で喋る、道の真ん中に大人数で立つ、許可なしに写真を撮るなどのマナーを注意した方がいいと思うんだけど。
连怎么化妆都要被人评头论足,中国莫不是要连个人喜好都要管了?在电车里面光明正大的吃东西、化妆、大声喧哗,一堆人堵在路中间、随便偷拍,我认为这些行为才应该管管。

法に触れず、あからさまに迷惑行為でないなら問題ない。
不触犯法律,没有造成明显困扰的行为就没啥问题。

アウトとセーフの境界が難しいですよね。私は化粧よりも傍若無人な態度でワイワイされるのが不愉快になります。文化の違いなんだろうけど…
出不出格的界限很难区分啊。比起妆容,我更讨厌旁若无人大吵大闹的人。不过可能(中日)存在文化差异吧……

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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