今回は大奥の中でも特別な存在「御台所」の暮らしぶりについて紹介します。御台所の一日はどんなものだったのでしょうか?

本次为大家介绍大奥中特别的存在“御台所”的日常生活。她的一天到底是如何度过的呢?

起床は朝六ツ半でちょっとのんびり

早晨七时起床略显悠闲

将軍の正室である御台所の一日は、朝六ツ半(午前7時頃)に起きて、「おしまいどこ」(御化粧之間)へ。

将军的正妻御台所每日早上7时左右起床,随后梳妆打扮。

まず、御中臈が差し出してくれるお漱ぎ(おすすぎ)で口を漱ぎ、トイレにはお付きの者が一緒に入り、用が済んだ後はおしりを拭いてもらうのだとか。手を洗うときには、手を出せばお付きの者が洗って拭いてくれたそうです。まさに至れり尽くせりですね。

据说,首先用御中臈(注:将军、御台所的随侍女官)递来的漱口水漱口,如厕时由侍女侍候并为其擦拭,洗手的时候只需伸出双手,清洗与擦拭都由侍女伺候。可谓是无微不至。

歯磨きしてから顔を糠袋で洗ってもらい、お歯黒をしてその後、入浴です。御台所は毎朝必ずお風呂に入る習慣があり、夜に将軍と過ごす日は夕方にも入るので1日2回の入浴になりました。

刷过牙接着用米糠包洗脸,再用铁浆染黑牙齿,之后便可以入浴。御台所有每天早晨必须沐浴的习惯,与将军一同就寝的夜晚也需要沐浴,也就是说御台所一天要沐浴两次。

身体もさっぱりときれいになったところで、朝の御召替え。御台所の着替えは、朝も含めて1日に5回も行われていたそう。

身体清洗干净后,开始更换更衣。包括早上在内,御台所一天要更换五次衣服。

次に髪を整えてもらうのですが、御台所は寝床で横になっているときにすでに一度髪を漉いてもらっています。髪を結いながら朝食の時間です。朝食は、中年寄や御中臈の給仕ととることが多かったようです。

其次是梳理头发,御台所躺在寝床的时候下人们已经将头发梳洗了一遍。她进用早餐时下人们便为她盘头。此事,一般多为中年寄(注:御年寄的代理人)与御中臈服侍。

朝食後はお化粧をして、正装にて将軍の奥入りを待ち、将軍と朝の挨拶を交わします。

用完早餐后开始化妆,身穿正服等候在将军的寝室中,向将军请安。

昼間

白天

昼四ツ(午前10時頃)には「朝の総触れ」があり、御年寄や御中臈と共に将軍に挨拶をします。仏間でのご挨拶が終了したら、将軍は中奥に戻るので、御台所はお昼召しに着替えて昼食に。

10点,进行总召见,与御年寄(注:大奥总管事。)、御中臈一同向将军请安。在佛堂祭拜完毕,将军回到中奥,御台所会在更换衣服过后食用午餐。

昼八ツ(午後2時頃)になると将軍が大奥にやってくるので、御小座敷でお菓子を食べたりおしゃべりをして2人の時間を過ごします。

下午2点,将军会前来休息,与御台所一边享用御小座敷准备的点心一边聊天享受二人时光。

将軍が帰ったら、御台所の自由時間になります。奥女中と和歌や扇遊びなどを楽しんだり、大奥の庭で散歩したり。夕食は、将軍と一緒に食べるときもあれば、そうでないときもあり、魚中心の料理だったようです。

将军回去后,御台所开始她的自由时间。与大奥女官们一起玩儿百人一首、投扇等游戏,或是在大奥的庭院内散步。是否与将军共进晚餐视情况而定,据说晚餐以鱼为主。

夜の過ごし方

夜晚如何度过

将軍が御台所とひと晩過ごすときは、事前に夕方ごろに連絡がありました。夜五ツ(午後8時頃)に将軍が大奥入りして、夜四ツ(午後10時頃)に床について、御台所の一日が終わります。

将军到御台所处过夜的时候,会事先在傍晚左右告知御台所。晚上8点将军进入大奥,10点入寝,这就是御台所的一天。

御台所は身の回りのことのほとんどを、周りのお世話係にやってもらっていましたが、1日に何回も着替えをしたり、何かとせわしく、一人っきりで過ごす時間はほとんどありませんでした。

御台所身边的大小事宜差不多都由女官和侍女们侍候完成,一日里要更换多套衣服,忙忙碌碌,几乎一点儿私人空间都没有。

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